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9号線1次ストライキ終了… 「現実はまだ惨憺」

使用者側と人員補充接点見つけられず、ソウル市は介入不可の立場を再度表明

パク・タソル記者 2017.12.06 13:37

6日間のストライキをしたソウル9号線運営労働組合が 12月5日を最後に1次ストライキを終了した。

ソウル9号線運営労働組合は、ストライキ期間に本交渉と実務交渉を併行して 人員補充の交渉をしたが、結局合意案は導き出せなかった。

ソウル9号線運営労働組合のパク・キボム委員長は12月5日に記者会見を行って 1次ストライキ終了を宣言し 「今回の事態の円満な解決を模索しようと努力をつくしたが、現実はまだみじめだ」とし 「ストライキ期間中にフランスの運営会社は責任ある問題解決ではなく、 運行率の低下時に賦課されるペナルティだけを心配して常識以下の態度を見せた」と話した。

ソウル9号線運営労働組合はストライキを終えるにあたり、使用者側に △安全人員確保のための誠実交渉、 △不当労働行為中止と不当労働行為者に対する厳重な問責、 △交渉で使用者側が提示した20人の安全人員の優先投入および安全人員補充対策などを要求した。

また9号線の構造的な問題を解決するための労使、ソウル市、政界をはじめとする市民社会団体に、共に対策を用意することを要求した。 ソウル9号線運営労働組合はソウル市に対し、 労使、専門家を含む市民社会団体が参加する9号線公共性回復のための公論化委員会を構成することを提案した。 政界にも9号線労働者の健康と労働条件実態調査を行い、その結果により施行社と運営社を措置するよう要請した。

ソウル9号線運営労働組合はいつでも2派ストライキを始められるという点も警告した。 ソウル9号線運営労働組合の関係者は 「スト権があるのでいつでもストライキに入れる」とし 「まだ解決されたものは一つもないので労働者たちの怒りは相当だ」と明らかにした。

一方ソウル市は9号線ストライキについて5日に出した立場文で 「労使間の早急で円満な交渉を期待するところ」だとし、 今回のストライキから距離を置く姿勢を維持した。 それと共に「労組や一部のマスコミが提起する別名『地獄鉄』の緩和は、 ソウル市の増車で解決すべき事案であって、 運営社の労使交渉の問題として扱うのは不適当」とし 「9号線の混雑を緩和するために、ソウル市は開通2年目の11年10月に一次的に4両12編成を増車し、 増車による必要最低人員の36人よりも多い45人の新規機関士を採用した」と明らかにした。

これについて労組は「必要最低人員より多い人員を投入したと言うが、 列車1本あたりの機関士の人員を計算すれば45人を配置しても前より少ない人員で維持するようになる」と反論した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-12-13 15:43:35 / Last modified on 2017-12-13 15:43:37 Copyright: Default

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