本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:二大労総の製造労働者が共同ストに突入
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1437689001852St...
Status: published
View


二大労総の製造労働者が労働市場構造改悪阻止共同ストに突入

2時間以上ストライキを展開、全国9つの雇用労働部地方庁で同時多発集会

ユン・ジヨン記者 2015.07.22 18:51

二大労総製造部門の労働者たちが政府の労働市場構造改悪阻止などを掲げ、 共同ストライキを行った。 彼らは2時間以上ストライキ闘争を展開し、 各地域の9つの雇用労働部地方庁で同時多発糾弾集会を開いた。 二大労総製造部門の労働者たちは、 政府と与党が労働市場構造改革を強行すれば闘争の水位を高める計画だ。

民主労総金属労組と化学繊維連盟、韓国労総金属労連と化学労連、ゴム労連で構成された二大労総製造部門共同闘争本部(製造共闘本)は、 7月22日に2時間以上のストライキを行い、 全国で同時多発集会を開いた。 彼らはストライキで △労働市場構造改悪廃棄、 △通常賃金正常化、 △実労働時間短縮立法化、 △最低賃金1万ウォンを政府に要求した。

労組によれば、この日のストライキには金属労組韓国GM支部をはじめとする製造業労働者がストライキを行い、 スト権が確保できなかった事業場では、教育と総会を活用してストライキ集会に参加した。 労組は、約5万人の労働者が今回の共同ストに参加したと明らかにした。 製造共闘本は7月4日、残業、特別勤務を拒否してソウルに集まり、 1次共同ストを行った。

製造部門の労働者1万人以上がこの日の午後から、 ソウル労働庁と中部労働庁、安山支庁、釜山支庁、昌原支庁、蔚山支庁、光州支庁、全州支庁、大田支庁の全国9つの地域で同時多発ストライキ集会を開いた。 ソウル労働庁前の集会には約5百人の労働者が参加した。 二大労総製造部門の労働者たちの共同闘争は、2002年に週5日制導入と勤労基準法改悪阻止共同闘争以来、13年ぶりだ。

化繊連盟のムン・ギョンジュ首都圏本部長と金属労連のシン・ヨンネ ソウル副議長は大会発言で 「朴槿恵政権は4月8日の労使政合意に最終的に失敗したのに、 団体協約是正指導計画を発表して労働法の根幹を揺るがし、 就業規則不利益変更要件緩和などを出した。 6月17日には賃金ピーク制の導入を主要内容とする労働市場改革1次推進方案を発表し、 一方的強行処理のための手順を踏んでいる」とし 「金持ちだけがさらに稼ぎ、住みやすい国を作る朴槿恵(パク・クネ)政権は、 もはやわれわれの政権ではない」と批判した。

キム・ミョンソン金属労組マリオアウトレット分会長は 「マリオアウトレットは当期純益50億を越える会社だが、 勧告辞職を拒否した労働者を9か月間、嫌がらせをしたあげく整理解雇した。 それでも冠岳支庁は何の措置も取らずに傍観していた」とし 「すでにマリオアウトレットでは、一般解雇要件緩和と賃金ピーク制が施行されており、 労働部は資本と政権の側に立って労働者を弾圧している」と声を高めた。

パク・ユンギュ化学労連ファイザー支部長も 「金武星(キム・ムソン)セヌリ党代表は、韓国労総のテント座込場を訪問して労組との合意ない労働市場構造改悪は推進しないと約束した。 だがセヌリ党は一週間後に約束を破り、下半期労働市場構造改悪に総力をあげるという」とし 「韓国ファイザー製薬では、すでに低成果者プログラムが稼動しており、 政府政策の先頭で労働者を退出させるために虐待している。 政府は資本家だけを肥らせる正当性のない労働市場構造改悪を今すぐ中断しろ」と要求した。

製造共闘本はこの日、ソウル地方雇用労働庁に労働市場構造改悪全面廃棄および違法的な各種のガイドライン制定中断を要求し、抗議書簡を渡した。 参加者は決議文で 「われわれの三大要求は、雇用を増やし、労働者の所得を大幅に増やし、内需を伸ばして経済成長に寄与する核心課題」とし 「2次構造改悪方案、違法的な各種のガイドラインが発表されれば、 即刻組織的な闘争に突入する」と明らかにした。 一方、製造共闘本は8月30日に全体会議を開き、三大要求を貫徹するための以後の闘争を議論する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-07-24 07:03:21 / Last modified on 2015-07-24 07:03:22 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について