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甲乙オートテック労使、労組破壊新規採用の取り消しに合意

金属労組甲乙オートテック支会組合員、全員一致で通過

チョン・ジェウン記者 2015.06.23 20:45

甲乙オートテック使用者側と金属労組甲乙オートテック支会(支会)が6月22日〜23日の二日間の実務協議を行った末に、 6月23日午後7時から開かれた交渉で、労組破壊シナリオによる新規採用を取り消すことに合意した。

甲乙オートテック支会は交渉直後、会社正門前の座込場で組合員説明会と合意案賛否を問い、 組合員たちは午後8時30分頃、全員一致でこれを通過させた。

使用者側と支会はこの日の午後7時、 金属労組のチョン・ギュソク委員長と甲乙オートテック支会のイ・テヒ支会長など労働側6人、 イム・テスン共同代表とキム・ウルジュ専務k使用者側2人が参加し、 社内で交渉を行った。

使用者側と金属労組甲乙オートテック支会は昨年12月29日に新規採用した60人のうち、 採用失格条件があると労組が提起している52人に対し、 直ちに採用を取り消すことに合意した。

支会は使用者側が元警察、特戦司令部などを新入社員として偽装入社させ、 複数労組設立支援など、既存労組の金属労組破壊工作を行ったと主張してきた。

使用者側と支会はまた、企業労組委員長のソン某氏をはじめとする企業労組側の既存社員5人も 7月中に退社措置することにした。

採用を取り消したり退社措置することにした人員については、 合意書の締結時点から休業措置し、 会社への出勤を禁じることで労使間の意見を集約した。 また支会はこの合意が団体協約と同じ効力を持つと明らかにした。

実務協議二日目に労使合意書が出たことについて、 甲乙オートテック支会のハン・ジョンウ副支会長は 「使用者側は、物量圧迫で顧客社との関係で致命打を受ける一歩手前だった」と説明した。 甲乙オートテックの自動車部品はほとんどが現代自動車に納品される。

ハン副支会長は「現代自動車は部品の欠品事態まで予想し、 物量の二元化だけでなく、退出の圧迫まで使用者側にかけてきたと見られる」とし 「また、甲乙オートテック使用者側がこれまで現代車に動向報告もきちんと上げないなど、 労組破壊工作ばかりして、めちゃくちゃな経営をしたのがあらわれた」と伝えた。

続いて「企業労組は自主性がない不法団体で、労組ではない」とし 「支会は何度も集団暴行をした企業労組側と一緒に働くことはできないという立場を何度も明らかにした。 労使がこれに合意し、直ちに業務に復帰することにした」と話した。

今回の労使合意の意味について甲乙オートテック支会のイ・テヒ支会長は 「使用者側の労組破壊シナリオ工作に対しては、まだ法的手続きが残っているが、 労組の全組合員が動揺することなく闘争した結果、 労組の核心要求を争奪することができた」と明らかにした。

先立って支会は6月17日に働いている組合員たちを企業労組員が集団暴行する事件が発生したことをはじめ、 23日で7日間の全面ストをした。 全面スト期間に支会の約390人の全組合員は、会社正門前で毎日野宿座り込みをした。

支会はこの期間に集団暴行をした企業労組員を現行犯で逮捕しろと警察側に要求し、 警察が解散させた企業労組員が毎日出勤を名分として工場進入を試みることを阻止した。

23日にも企業労組員は朝6時50分頃から工場進入を試み、 物量車両を防ぐなど、 甲乙オートテック正門の前では7日間、暴力事態が発生した。

一方、労働部は使用者側の労組破壊関連の不当労働行為の結果をまだ出していない。 忠南地方警察庁捜査本部も企業労組側の暴力事態に対する捜査結果をまだ出していない。

この問題について支会は 「今後、結果が出てくれば交渉などで解決していく」とし 「まだ使用者側の労組破壊工作関連の責任問題は終わったわけではない」と伝えた。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-06-25 07:48:20 / Last modified on 2015-06-25 07:48:21 Copyright: Default

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