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解雇清掃労働者、二か月間、延世大で座り込み

延世大、「シュプレヒコール1回50万ウォン」仮処分を請求

カン・ハン記者 2015.03.30 19:03

延世大新村キャンパス内のアンダーウッド像の近くで 2か月以上、テントがたてられている。

仁川松都国際都市にある延世大国際キャンパス寄宿舎で働き、解雇された 清掃、警備用役労働者23人が座り込みをしていたテントだ。 彼らは清掃、警備業など事業をしているセアンテクスに雇用されていた労働者で、 2014年の2月3日から延世大国際キャンパスで働いた。

▲延世大アンダーウッド像の近くで延世大国際キャンパス寄宿舎解雇労働者が2か月以上テント座り込みをしている。[出処:いまここ(チグミョギ)カン・ハン記者]

今日(3月30日)、座り込みテントで「カトリックニュース・チグミョギ(いまここ)」と会った全国女性労組仁川支部のイ・ハックム支部長と二人の組合員は、 解雇者たちは2014年12月31日までの勤労契約を結び、 1日8時間、月給120万ウォンで働いたが、 再契約の条件として1日5.5時間勤務、月給95万ウォンを提示されたと説明した。 このように賃金が減る再契約に署名しなかった結果、契約が更新されずに解雇された。

彼らが要求しているのは 「勤労条件の低下ない雇用継承」だ。

キム・ミヒャン氏は涙声で「私たちが悪いことをしたので解雇されたのではない」とし 「くやしい」と話した。 名前を明らかにしない別の解雇者も 「新築建物なのでとてもホコリが多かった。 入居清掃もしていない状態から始めてやっと落ち着いたのに、 自分たち(会社、延世大)の望むまましないからと解雇した」と指摘した。

イ・ハックム支部長は、解雇者23人のうち18人が全国女性労組組合員で、 残りの5人は民主労総仁川地域一般労組所属だと明らかにした。 イ支部長はセアンテクスと元請の延世大が 「自らの所属ではないと互いに押し付けている」とし 「間接雇用の弱点を悪用している」と批判した。 続いて彼は「職業に貴賎はないが、清掃と警備は韓国社会で一番の弱者」とし、 真理と自由を追求するキリスト教の学校が社会的弱者をこのように扱ってはいけないと話した。

▲解雇者の「勤労条件低下ない雇用継承」を支持する気持ちを象徴する風車が工事中の延世大白楊路を見下ろしている。[出処:いまここカン・ハン記者]

一方、座り込みをしていた彼らは3月27日、延世大総務処長名義の 「不法座り込み中断要請および刑事上措置予定通知文」を受け取った。 この通知文で延世大は不法な座り込みにより、学事の運営とイベントの進行を妨害され、 大学の勉学の雰囲気を害しているとし、 「すでにソウル西部地方法院に退去および業務妨害禁止などの仮処分申請をしたのに続き、 不法な座り込みを続ければ刑事上の措置も取る予定」と明らかにした。

労組によれば、仮処分申請の内容はテントを撤去しなければ1日100万ウォン、 横断幕の設置やシュプレヒコールをあげるなど行為に対して1回当たり50万ウォンを学校に支払えというものだ。 (記事提携=チグミョギ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-03-31 14:30:46 / Last modified on 2015-03-31 14:30:48 Copyright: Default

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