韓国:ミミズのようにゆっくりと社会的闘争に進むキリュンの五体投地 | |||||||
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ミミズのようにゆっくりと社会的闘争に進むキリュンの五体投地24日、整理解雇・非正規職撤廃、五体投地デモ3日目の現場
キム・ヨンウク記者 2014.12.25 10:15
金属労組キリュン電子分会のユ・フンヒ分会長は額を土地につけて両手両足を伸ばし、 全身を伏せる五体投地を始めるやいなや、悲しさが押し寄せてきた。 10年戦ってやっと復職した会社は夜逃げをして、 長い間、整理解雇・非正規職撤廃を叫んだのに財界と政府与党は関連法をさらに改悪すると大騒ぎをしている。 98年のIMF以後、本格的な新自由主義労働柔軟化政策が渦を巻く差別の世の中、 白い服を着た行列はミミズのようにもぞもぞとゆっくり進んでいた。 自分の身を低くして自ら苦痛をあじわう五体投地と言うが、 雪まで降りしきる地面に鼻をつけていると、いくらも行かないうちに涙を堪えられなかった。 ユ・フンヒ分会長は悲しみがこみあげてきたが、それでも一緒に冷たい地面に身を伏せるあちこちの仲間たちがいるので力になった。 そうして五体投地初日を送ってむかえた翌日の朝は全身が痛んで大変だった。 12月22日に始まった五体投地は12月24日のクリスマスイブに3日目になった。 太鼓の音に合わせて十歩歩き、また太鼓の音に報道ブロックの上に全身を伸ばし、 大方洞のキリュン電子本社座込場から汝矣島国会前を通り、麻浦大橋を渡って、 功徳を通って忠正路の鐘根堂社屋まできた。 塩化カルシウムが混じった雪がにじむ歩道のブロックの上に腹ばいになり、 完全に濡れた白い服と顔は整理解雇と非正規職の苦痛を全身で見せていた。 そうして青瓦台まで行く過程で二日目にはLGユープラスなどの非正規職労働者闘争現場を通り、 国会院内3党の院内代表室を訪問して非正規職法案改正関連の質問書を直接渡した。 国会に入る時は汚くなった白い服を脱いで入れと言われて小競り合いになった。 「質問書を渡しに行ったが私たちの服装が嫌悪感を与えるという一言にかっとしました。 とても腹が立ちました。 『私たちが着ている服が汚いと思うのか。 非正規職の人生はこれよりもっとひどい人生だ』と言い返しました。 『今、追い出されて道路に出てきている人は、この服よりさらに底辺の人生なのに、 非正規職、整理解雇法を改悪するというから私たちが国会に来たのではないのか』と抗議しました」 ユ・フンヒ分会長は今回の五体投地闘争の意味について 「キリュン労働者は勝利したのに戻る職場もなく、多くの非正規職、整理解雇事業場労働者が高空に上がらなければならない現実の前で、 今のキリュン闘争は法的闘争として残すことにした」とし 「結局、非正規職、整理解雇制度が廃棄されなければ国民は幸せに暮らせないと考えた。 それを全身であじわった当事者の私たちが国会と国会を統治する大統領に法案の廃棄を話しに行く」といった。 初日から五体投地の行列に参加したソン・ギョンドン詩人は 「多くの連帯闘争で社会的合意まで実現したのに、また捨てられるのが労働者の運命だということをキリュン闘争で確認した」とし 「新自由主義雇用柔軟化政策そのものをやり直さなければ、誰もが整理解雇と非正規職問題で安全になれないので、 最後に自分たちの全身を非正規職法制度全面廃棄のための社会的闘争に投げ出すということ」と説明した。 続いて「もうこれ以上、キリュン闘争ではない。 五体投地行進団は整理解雇と非正規職法制度を全面廃棄するための行進で、 交渉対象は腐り切った国会と政府、大統領」とし 「この礼は青瓦台や国会に身をかがめるのではなく、私たちすべてが共に手を取って低い地面から一緒に出発しようという意味だ。 広い連帯を作り上げ、来年からは韓国社会の民主主義と労働運動が全面的かつ根本的な社会的闘争をしようという呼び掛けであり、夢」だと付け加えた。 12月24日、五体投地を終えた行進団は、鐘根堂社屋の前で街頭文化祭を続けた。 この日の文化祭ではキリュン労働者のための特別なクリスマスカードが渡された。 五体投地はクリスマスの25日にも続けられる。 五体投地行進団は25日午前11時に鐘根堂を出発し、午後1時30分に征東民主労総を通り3時30分にC&M座込場、 午後5時には光化門セウォル号座込場に到着し、祈祷会を開く予定だ。 26日には午前10時50分まで青瓦台前の清雲洞事務所へと行進し、記者会見を開く予定だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2014-12-25 22:34:31 / Last modified on 2014-12-25 22:34:32 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |