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KBS役職返上部長6人を地域発令、二大労組「報復人事」

吉桓永、月例朝会幹部770余人のうち80人ほど出席…KBS「人事原則による人事発令」

入力:2014-06-02 16:48:57 公開:2014.06.02 16:56:10
チョン・サングン記者| dal@mediatoday.co.kr

KBSが吉桓永(キル・ファニョン)社長の退陣を要求して役職を返上した幹部の一部を転職措置したことで報復人事の論議がおきている。 KBSは報道本部所属の部長6人をKBS地域放送局の平記者として発令したのに続き、 江陵放送局長と済州放送総局長を人材開発院へ、 編成本部コンテンツ開発室長は開発室の平職員に、 製作技術センター中継技術総監督は冠岳山送信所に発令した。

KBS労働組合(委員長ペク・ヨンギュ・KBS労組)はこれに対し 「吉桓永は突然昼休みに報道本部の役職辞任部長の一部を地域に強制発令する蛮行を行った」とし 「吉桓永死守に参加しない済州総局長、報道技術局長、江陵局長への報復人事も直ちに施行された」と批判した。 続いて「役職を辞任した総監督はみじめな役職一つで送信所に追い出されて、 別の賦役幹部が辞令に名前を上げた」と批判した。

全国言論労組KBS本部(本部長クォン・オフン・KBS本部)も声明で 「戻れといっていた役職返上部長を遠い地域に送った」とし 「これが吉桓永の対話で、彼の真の姿」と批判した。 続いて「今回の発令は明白な不法・不当発令で、効力停止仮処分で正す」とし 「吉桓永はこれ以上卑屈な態度を取らず、今すぐ辞任しろ」と強調した。

これに対してKBS側は「人事原則による人事発令」と話した。

▲5月29日KBS労働組合と全国言論労組KBS本部の合同全面ストライキ出帆式。写真=KBS本部

この日、吉桓永社長の月例朝会には、約770人のKBS役職幹部のうち、80人ほどが参加したという。 参加した一部の幹部は5月29日に始まり、5日目になったKBS労組とKBS本部のストライキを不法と規定し、 執行部の財産差押え、民事・刑事上の責任を強調する発言をしたとKBS本部は明らかにした。

KBS本部は「明白な不当労働行為」だとし 「殉葬組(訳注:最後まで運命を共にする人々)もこうした不当労働行為を発表するのが難しかったのか、ぶるぶる震えている様子が画面で発見された」と批判した。 特に吉社長がこの日の月例朝会で 「外部からの公企業改革も議論の対象になるかもしれないという点も憂慮される」と話したことに対し 「あきれたずうずうしさ」とし 「社長の資格も名分もすべて失った人があえて構造調整を、それも卑怯にも外部勢力による構造調整に言及するのか」と批判した。

KBS労組もこの日の朝礼について 「吉桓永は今日、あえて国民という言葉を何度も乱発した」とし 「国民の放送KBSを政権に売り飛ばした張本人がいったい誰なのか、 国民が社長に与えた権利を私的に悪用し、 会社を私有化してあらゆる専横を続けた張本人がいったい誰なのか、 あえて厚顔無恥に国民をうんぬんできるのか。犬も笑う」と猛非難した。

KBS労組は「KBSの構成員がこれほど長い間、報道の独立と公正を確立するための制度装置を要求した時は無視していた人が、 突然、どんな提案も受け入れると立場を変えた」とし 「助けてくれれば何でもするという。 そのずうずうしさと厚顔無恥さに吐き気がする」と批判した。 続いて「自分の経営哲学が職員の幸福だ、国民の幸福だという詭弁も忘れなかった。 これまで自分は職員の福祉のために最善を尽くしたという」とし 「これを見ていた組合員は、ギャグコンサートを見たようにどっと笑った」と批判した。

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


KBS役職返上幹部「報復人事」に報道本部長が「辞表」提出

局長級2人も役職返上、キム・ジンス国際主幹「不法な人事権を振り回して、社長は何もしない」

入力:2014-06-02 18:06:15 公開:2014.06.02 18:11:39
チョン・サングン記者| dal@mediatoday.co.kr

KBSが6月2日に役職を辞任した報道本部部長6人を地方の平記者に発令し、 イム・チャンゴン前報道本部長の後任として任命されたイ・セガン報道本部長が辞表を提出したと全国言論労組KBS本部(本部長クォン・オフン・KBS本部)が明らかにした。 また局長級のデジタルニュース局長と国際主幹も役職を返上するなど、吉社長に対する圧迫は続いている。

吉桓永(キル・ファニョン)社長はこの日の月例朝会で、辞任の意志がないことを再度明らかにし、 セウォル号惨事の国会国政調査に参加して自分に対する疑惑を解消すると明らかにした。 吉社長は、月例朝会の後に報道本部部長6人をはじめ、役職を返上した幹部に対する事実上の「左遷」を断行したが、 KBS内部では吉社長の退陣を要求する声がさらに高まっている。

関連記事:KBS役職返上部長6人地域発令、二大労組「報復人事」

▲吉桓永KBS社長

この日、吉社長は役職を返上した報道本部部長6人をそれぞれ 釜山、昌原、光州、全州、大田、春川放送総局の平記者として発令し、 編成本部コンテンツ開発室長は該当部署の平職員、 製作技術センター中継技術局総監督は冠岳山送信所に発令した。

また吉桓永社長を守ろうという声明に参加しなかった済州放送総局長、江陵放送局長を人材開発院(研修院)に、 製作技術センター報道技術局長を蘇莱送信所に発令した。 吉桓永社長辞任要求署名運動に参加した視聴者本部財源企画部長は該当局の平職員に発令状を出した。

KBS側は「人事原則による発令」と明らかにしたが、 この日、イ・セガン報道本部長が辞表を提出して局長級2人が役職を辞任し、 「報復人事」という主張に説得力がある。

この日吉社長が主宰した月例朝会にも、KBS幹部級約770人のうち約80人しか参加せず、 吉社長の立場はさらに狭まっている。 KBS本部によればこの日「6時わが故郷」の進行をしているキム・ジェウォン アナウンサー(チーム長)も、 月例朝会ではなくKBS労働組合とKBS本部の集会に参加して 「高3の息子にストライキをすると話したところ、 息子が『お父さん、必ず正義が勝ちます』と励ましてくれた」と話した。

キム・ジンス国際主幹はこの日、KBS社内掲示板で 「キム・シゴン前報道局長の暴露を社長は否定したが、記者は全く信じなかった。 非常に合理的な疑い」だとし 「社長は(二大労組のストライキが)不法だと人事権を振り回しているが、 それなのに、社長は今まで何の仕事もしていない」と批判した。

キム主幹は「学生をいっぱい乗せて沈没する旅客船を見て国民が怒った理由は、 大韓民国の不条理をあまりにはっきりと目撃したから」とし 「記者が記者としてきちんと仕事をしようとすれば、不法のわなにかかる不条理」と批判した。 続いて「政派的だ、左派だ。 この頃、後輩たちに言われる言葉だが、まったく理解できない言葉」とし 「これ以上自分たちを防御するために後輩に恥をかかせず、頼むから自分をちょっと反省してほしい」と批判した。

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


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