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鉄道スト国際問題に...鉄道労組、民主労総に国際連帯の波

民主労総侵奪以後、連帯メッセージが殺到...香港・日本・トルコなどが韓国大使館の前で抗議デモ

チョン・ウニ記者 2013.12.27 12:31

鉄道民営化を阻止する鉄道労組のストライキが国際的な問題に広がっている。

12月27日、民主労総は報道資料で「鉄道労組の正当なスト権を抑圧し、労働組合を 暴力的に攻撃する朴槿恵政権に対する抗議が世界各地から降り注いでいる」 と明らかにした。22日、鉄道労組指導部の逮捕令状執行を理由として、警察が 不法に民主労総を侵奪する場面が生中継される間、この知らせはSNS等を通じて 全世界に伝えられた。各国でこれに対する抗議行動が行われ、この知らせはまた 民主労総に続々と入ってきている。民主労総は「クリスマス休暇のシーズン であることを考えれば、海外の反応は非常に異例」とし、現地からの便りを伝えた。

民主労総によれば、海外での抗議行動は、韓国大使館と領事館の前での抗議行動や 抗議書簡などさまざまな形態のデモが行なわれている。

インドネシア、オーストラリア、ルーマニア、ニュージーランド、ナイジェリア、 トルコ、ミャンマー、ノルウェー、香港、日本、など多様な地域の鉄道労働者などの 労働者たちは、現地の韓国大使館と領事館の前でデモを行い、民営化に反対する 韓国鉄道労働者たちのストライキの正当性を支持し、これを弾圧する韓国政府を 糾弾した。ジョージアのある労働者が「不幸にもジョージアには韓国大使館がない」 と指摘する程に、海外での鉄道ストライキに対する関心と支持は高い。

▲トルコ駐在韓国領事館の前でのトルコ労働者の鉄道ストライキ連帯デモ場面[出処:民主労総]

トルコの進歩労総は12月24日、韓国領事館の前のデモで「警察の民主労総侵奪 を糾弾する」とし、韓国語でシュプレヒコールをあげた。また「韓国の労働者たちは 一人ではない」というトルコ語のスローガンを書いた横断幕と、民主労総とDISKの ロゴを共につけた土台に「韓国鉄道ストライキを支持します」、「われわれは 元気ではありません」といった韓国語のスローガンと英語、トルコ語のスローガンを 書いたプラカードを持って抗議行動を続けた。

日本では、全国建設運輸連帯労働組合と全国コミュニティユニオン連合会に所属 する20人ほどの労働者が12月25日午後3時、東京の駐日韓国大使館を訪れ、 「過去の軍事独裁政権を思い出させる程に法を無視した蛮行」と韓国政府を糾弾した。

香港労総も24日、書簡で「韓国政府はストライキ労働者の声に耳を傾けず、 多くの警察を動員して民主労総事務室を侵奪」したと糾弾して、△連行者釈放、 △鉄道労組および鉄道ストライキ中断、△民営化中断と交渉を要求した。しかし 抗議行動の過程で香港領事館側は、抗議書簡を渡す香港労総のムンシュタット 事務局長を押し退けるなどの高圧的な態度を取り、参加者の怒りを買った。

これ以外にも27日をはじめ、国際的な連帯行動がさまざまな地域で続く予定だ。

トルコでは公共労総(KESK)所属の鉄道労組(BTS)が主催する連帯行動、米国では 輸送労働者連帯委員会(Transport Workers Solidarity Committee)がこの日に サンフランシスコ大韓民国総領事館の前でデモを行う計画だ。フランスの連帯 団結民主労組(SUD)に所属する鉄道労組主催の連帯行動も行われ、オーストラリア 製造労組(AMWU)は来月2日にシドニー総領事館の前でデモを行う。

連帯メッセージもすごい。ITUC(国際労総)書記局長は、28日に予定されている 民主労総のゼネストについて連帯書簡を送り、「28日のゼネストを支持し、 韓国の労働者たちが正当な権利を得られるまで、可能なすべての手段を動員して 支持を続ける」と伝えた。

EメールとFaceBookを通じても、連帯メッセージが続々と到着している。27日、 駐フランス大使館前での抗議行動を控えている団結連帯民主(SUD)労組所属の 鉄道労組は12月22日の民主労総侵奪直後、民主労総、公共輸送労組連盟、 鉄道労組宛に書簡を送り、連帯の意を送った。これ以外にもインド労総(CITU)、 オーストラリア建設森林鉱山エネルギー労組(CFMEU)、チリ労総(CUT-Chile)、 パナマ農業労働者地峡連盟(FITA)も鉄道ストライキへの支持を明らかにして 勝利を祈った。

オンラインでの反応も熱い。レイバースタートが運営する鉄道ストライキ支持 オンライン キャンペーンには、これまでに世界各地から1万4224人が参加した。 このキャンペーンは18の言語に翻訳され、世界各地で行なわれている。また、 レイバースタートのサイトでは時々刻々と鉄道ストライキの知らせが伝えられ、 キャンペーンへの参加を訴えている。

これ以外にも民主労総の提案で英文のFaceBookページ(www.facebook.com/kctueng) で鉄道ストライキ、民主労総全面ストライキを支持する「認証ショットキャンペーン」 が行なわれている。日本の全労連各地域本部、フィリピン航空労組(PALEA)、 タイ公共労総(SERC)と国営鉄道労組(SRUT)、インドネシアの多くの独立労組など、 各地から「元気でありません。**を中断しろ、鉄道ストライキ/韓国労働者たちを 支持します」と書かれたプラカードやそれぞれが製作したプラカードを持って 撮影した写真を持ち、連帯の波を続けている。

[出処:民主労総]

極に達した韓国政府の弾圧と前歴、世界に吹き荒れる民営化の嵐が国際連帯を活性化

民主労総のリュ・ミギョン国際部長は、鉄道ストライキへの国際連帯が熱く 現れている理由について、その3つの背景を説明する。

まず、驚くべき政府の弾圧だ。9日の鉄道ストライキ突入直後に、参加者全員を 職位解除し、何日も経たないうちに鉄道幹部に逮捕令状を発行した。また、 民主労総に指導部がいるという理由で5千人もの警察を動員して侵奪した様子は、 国際的な衝撃を生んだということだ。

また、鉄道労働者を弾圧し続ける韓国政府の前歴が国際的な連帯を拡大させた という。政府は、2009年の鉄道ストライキにも全員懲戒、委員長拘束、莫大な 仮差押えなどで鉄道労働者を激しく追い詰めた。そのために鉄道労組ストライキ は最初から、国際運輸労連、ITUC(国際労総)がこれを注目し、今回も激しい弾圧が あると見て、援護するためのさまざまな活動を進めた。鉄道ストライキ開始翌日から 国際運輸労連は世界のさまざまな地域での鉄道ストライキ支持行動を提案して 共同で進めた。

これ以外にも世界的に吹き荒れている民営化の嵐に対する世界の労働者の共通 した危機意識と連帯がある。2008年の金融危機以後、ヨーロッパなどでは公共部門 緊縮の下で、公共サービスが深刻に切り下げられた。リュ・ミギョン部長は 「一例として、最近保守政権になったオーストラリアでも、公共サービスへの 攻撃が強行されており、そのためにオーストラリアの建設労組は『オーストラリアでも こういう事があるから、公共サービスを守る鉄道の闘争はよく理解できる』という メッセージを伝えてきた」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-12-27 18:06:15 / Last modified on 2013-12-27 18:06:16 Copyright: Default

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