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才能教育労使、団体協約原状復旧・解雇者全員の復帰に暫定合意

座り込み2073日で労組の核心要求事項が入れられる...使用者側「解決に共感」

キム・ヨンウク記者 2013.08.23 13:17

座り込み闘争2073日という最長期の非正規職闘争事業場である才能教育労使が8月23日午前7時に暫定合意案を導き出した。鐘塔での座り込みから199日目だ。

才能労使交渉代表は、集中交渉最終日の8月22日午後6時を越えて、徹夜の交渉 の末に「2008年10月31日付で解約した団体協約の原状回復に合意する」という 文句が入った暫定合意案にサインした。また「会社は故イ・ジヒョンを含む 解約教師12人全員を直ちに復帰させる」という文句も入れた。皆労組が核心的 に要求していた条項だ。

これまで労組は「団体協約原状回復」と「故イ・ジヒョン組合員含む解雇者12 人の全員復職」の要求が受け入れられなければ、鐘塔をはじめとする本社前の 座り込み解除はしないと明らかにした。実際、昨年8月に、14回目の交渉を行い、 才能社側が「11人復帰後に団体協約を今後議論」を最終案で提示した後、 使用者側の立場には変化がなかった。

労組としては「団体協約原状回復」と「団体協約を今後議論」の差は、労組を 認めるかどうかの問題が背景にある。才能労組闘争が2000日以上も長期化した 理由は、2008年に使用者側が団体協約を一方解約したことで始まった。こうした 状況で、解雇者が団体協約もなく復帰すれば、労組活動のための最低限の装置 もない状況になるという判断だった。したがって、労組を認めるという意味に なる団体協約の原状復帰条項により、暫定合意案は組合員総会で通過する可能性 が高い。

労組のユ・ドッキュ執行委員長は、使用者側の前向きな立場の変化について、 「鐘塔闘争で社会的な圧力が強いうえ、使用者側もこの問題が解決しない限り、 私たちも放棄しないことということを理解し、会社のイメージにも打撃が大き いと見たようだ」とし「団体協約の原状回復をしても、実際に現場に戻り労組 の旗を掲げ、労組を立て直すことがさらに大きな課題」と述べた。

才能教育使用者側関係者も「労組や会社でも(座り込みが)とても長くなり、 二人が鐘塔に上がっている状態で、もう終わらせようという共感が形成 された」と明らかにした。

彼は「交渉委員が経営陣に暫定合意案の内容を報告した後、労組にも『組合員 総会をうまくやって暫定合意案を通過させてほしい』と連絡した」として、 「労組の総会を通過すれば本合意書を作成して調印する手続きだけが残る」と 伝えた。

労組はこの日の夜に予定されていた鐘塔闘争200日勝利争奪決意大会を交渉報告 大会の形式で進める予定だ。また各地方に散っている組合員が集まれる週末に 組合員総会を開き、暫定合意案の賛否投票を進めると発表された。

200日近く鐘塔座り込みを続けているヨ・ミニ、オ・スヨン組合員の座り込みの 解除は、労使合意書調印式が実際に開かれる直前になるものと見られる。才能 側が以前も合意事項をひっくり返した前例があるので最後まで緊張を緩めない ということだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-08-23 22:32:00 / Last modified on 2013-08-23 22:32:01 Copyright: Default

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