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常識外れのコオロン仮処分が不買運動に火

民主労総傘下1700事業場に拡散...「漢拏山、智異山がコオロンの私有地か?」

キム・ヨンウク記者 2013.05.28 19:45

コオロンインダストリーが整理解雇を批判する労働者と市民による、自発的な不買運動を防ぐために史上初めて全国102の有名な山と登山客に対し「不買運動など業務妨害禁止仮処分申請」を出したことが、むしろ不買運動に油を注ぐ形になった。

▲チュ・ボンヒ民主労総副委員長が記者会見の途中に自分が持っていたコオロンの登山靴を履かないと明らかにした。

民主労総とコオロン闘争共同対策委が5月28日午前、記者会見を行って傘下の約 1700の事業場にある登山の会を始め、全国の登山の会にコオロン不買運動を広 げていくと言った。

こうして単位事業場の問題に民主労総までが不買運動拡散に動いたのは、コオ ロンの仮処分申請があまりにも常識を逸脱しており、市民の反応が強く、民主 労総の組織力を利用すればコオロン不買運動に強い影響を与えるという判断か らだ。

実際、コオロンが申請した仮処分の内容は、全国102の山で1人デモ、横断幕と プラカード、宣伝ビラ配布、ステッカー付着、集会をしたり第三者にさせれば、 解雇者は1日100万ウォンを支払えというものだ。コオロン整理解雇に共感した 登山客が「コオロン不買」のゼッケンをつけて山に登ったり、山の入口で1人 デモをすれば、1件当たり100万ウォンだ。

この日の記者会見で、民主労総のチュ・ボンヒ副委員長は「コオロンが智異山 も、漢拏山も、不買運動宣伝物を持って登山するなと仮処分の申請を出すこと 自体がギャグ」とし「コオロンは水着も作っているが、民主労総がチョッキを 着てプールや海水浴場を闊歩すれば、それも立入禁止仮処分申請を出すのか」 と嘲弄した。

チュ・ボンヒ副委員長は「6月10日頃、国際労働機構(ILO)の総会に民主労総と 産別役員が大挙参加する」とし「機会があれば、コオロン不買運動チョッキを 英語にして、総会に参加する外国労組組織に配布することもできる」と強調した。

学生変革の会のチョン・ナウィ執行委員長は、「先週の金曜に、冠岳山の前で 30分間不買運動を行い、多くの市民が不買運動に共感した」とし「コオロンが 仮処分まで出すのは危機感を感じたからだ。6月6日にまた山に登り、コオロン の登山用品をなぜ買ってはいけないのかを知らせたい」と明らかにした。

コオロン不買運動に参加する市民シン・ジョンフン氏は「102の山がコオロンの 私有地でもないのに、自分の意志で不買運動をする登山客に仮処分申請を出し たことに怒りを感じた」とし「コオロン製品を買う人に、恥ずかしいことだと 知らせる」と話した。

民主労総法律院のシン・インス弁護士は「102の山に対する今回の仮処分は大韓 民国の歴史で初めてで、コオロンが一線を引いた」とし「私たちすべての共有 の対象である山に仮処分を出したのは初めて」と皮肉った。

シン・インス弁護士は「コオロンは、SNSなどのインターネットでの不買運動も 禁止している」とし「現実の空間でも、インターネット・サイバー空間でも、 不買運動をするなということだ。不買運動は市民の権利であり、今回の仮処分 は市民運動弾圧の先例になる」と指摘した。

民主労総と対策委は、コオロン3千日闘争にあたり、不買闘争を全国化するため に休暇シーズンの前の6月末までを1次集中期間に設定した。彼らはアウトドア 製品の特性上、直接山で不買闘争をすると成果が大きいと判断し、不買運動の ゼッケンを労働・市民・社会団体に貸して毎週登山するチームの人数を確認し、 3千人まで1次集中闘争をする予定だ。

記者会見の参加者は「漢拏山と智異山がコオロン李雄烈(イ・ウンニョル)会長 の裏山か」とし「コオロンは102の有名な山を対象とする初めての訴訟を中断し、 解雇者を復職させろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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