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現代車非正規職、高空籠城200日...良才洞本社前で決意大会

「鄭夢九会長、新規採用を中断して非正規職を正規職化しろ」

ユン・ジヨン記者 2013.05.04 19:49

現代車蔚山工場の非正規職労働者2人の鉄塔座り込みから200日目になる5月4日、良才洞の現代起亜車本社前には300人ほどの労働者・市民が集まった。彼らは10年間、不法派遣を行っている鄭夢九(チョン・モング)現代車会長を拘束しろと声を高めたが、現代・起亜車本社前は警察の鉄甕城のような警備で四方が封鎖された。

良才洞の本社前で13日間野宿座り込みをしている約30人の現代車非正規職解雇 労働者たちは、毎日警察との衝突に耐えている。テントまで奪われた解雇者は、 6回の雨に降られ、道端で眠っている。高空籠城が200日を越え、解雇者の野宿 座り込みも約束のないまま続いている。

現代車蔚山工場非正規職のキム・ミョンソク解雇者は「毎日一日に二回、多け れば三回、警官と小競合いをして座込場を死守している」とし「4月26日、現代・ 起亜車非正規職の上京闘争の時に設置したテントもすぐ撤去された」と説明した。

続いて彼は「金属労組の指針は15日まで解雇者が良才洞本社での野宿座り込み を続けることだったが、非正規職の正規職転換と鄭夢九拘束、そして鉄塔の仲 間たちが降りてくるまで拠点死守闘争を続けると決意を新たにした」と語った。

4月14日と16日、現代車嘱託契約職労働者の自殺と起亜車社内下請労働者の焼身 で、現代・起亜車非正規職事態は悪化の一路を辿っている。起亜車非正規職の 焼身事件以後、起亜車光州工場の労使は特別交渉を始めたが、会社側は今も 「新規採用」の主張を曲げない。

キム・ミョンソク解雇者は「近い将来、現代車の特別交渉も開かれると思うが、 会社が新規採用案を押し通す可能性がある」とし「非正規職闘争が勝利するに は現場ストライキをはじめ、現場組合員の闘争の意志が重要だ」と強調した。

続いて彼は「初めて会社が一時的な下請労働者1500人を対象に嘱託契約職を受 け入れた時、嘱託契約職になった人々は正規職への転換を期待したが、結局、 嘱託契約職の自殺でそれが『詐欺』だったことがあらわれた」とし「会社の 新規採用も不法派遣を隠そうとする企みだ」と批判した。

起亜車光州工場社内下請分会のチェ・フン分会長は「起亜車非正規職の幹部が 焼身した後に特別交渉が開かれたが、会社は安易な態度を取り続けている」 とし「もし会社が安易な態度を見せ続けるようなら、非正規職分会次元での 独自のストライキを展開する」と警告した。

現代車牙山工場非正規職支会のソン・ソンフン支会長も「会社の新規採用は、 不法派遣を解決するものではない」とし「すべての社内下請正規職化と鄭夢九 拘束、そして非正規職のない世の中のために闘う」と明らかにした。

なお良才洞の現代・起亜車本社前に集まった社内下請対策委と現代車、起亜車、 現代ハイスコの非正規職労働者たちは、午後4時から「新規採用中断、すべての 社内下請正規職転換決意大会」を開いた。また午後6時30分からは「死を呼んだ 新規採用の中断とすべての社内下請正規職転換のための鉄塔座り込み200日労働者 市民連帯ハンマダン」を開く。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-05-05 05:45:02 / Last modified on 2013-05-05 05:45:03 Copyright: Default

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