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ユソン企業労組、無期限部分ストに続いて野宿座り込みに突入

裁判所も「労組無力化」を認定...会社「責任回避」に労組が動く

チョン・ジェウン記者 2013.04.24 15:30

ユソン企業事態が起きて二年近くなるが、会社側の責任者の処罰が行われない中で、全国金属労組ユソン企業支会が4月24日、大田地方検察庁天安支庁前での無期限野宿座り込み突入した。労組は4月初めの全面ストに続き、無期限の部分ストを続けている。

労組は、ユソン企業牙山工場支会のホン・ジョンイン支会長の無期限高空籠城 で、対話の意志を表明した会社が態度を急変し、懸案問題解決を後まわしにし て不誠実な交渉で時間を引き延ばすばかりだと批判した。

ホン・ジョンイン支会長は「対話で解決しようと言った使用者側は交渉で原則 的なことばかり話して実質的な案を出さない。2年前に昼間連続2交代制施行方案 をめぐり交渉した時のような態度だ」とし「労組を欺瞞して不誠実な姿勢を 続ける使用者側の態度に怒りを禁じえない」と話した。

彼は続いて「もう口先だけの交渉ではだめだ。労組が無期限部分ストと野宿座 り込みに突入した背景だ」とし「使用者側は解雇者の件、損賠仮差押えの件な どの懸案問題を法的に解決しようというが、出された判決も履行しないばかりか 裁判所の判決を待つだけなら、なぜ労使交渉をするのか」と批判した。

▲ユソン企業支会組合員が24日、三歩一拜、無期限野宿座り込み突入の前に現場に集まって決意を新たにしている。[写真:金属労組ユソン企業支会ジョンウン]

ユソン企業支会は三歩一拜と野宿座り込みに突入し「労組破壊の主犯のユソン 企業、柳時英(ユ・シヨン)代表の拘束処罰を要求する」とし「ユソン企業労組 破壊犯は、まだ工場の中を闊歩し、被害者の労働者に弾圧と脅迫を続けている。 検察は犯罪者を拘束せず手をこまねいている」と批判した。

特に労組は裁判所が4月15日、会社は労組を無力化させたので、その結果27人の 労働者解雇は無効だと判決したのに、会社が解雇者を懲戒するという立場を明 らかにしたことに強く反発している。

ソウル行政法院は原告のユソン企業会社が「労組を無力化させ、穏健な指向の 第2労組が設立されるように努力し、参加者の懲戒解雇処分も労組を弱める目的 と見られる余地が多いという点等から総合的に考慮すると、参加者の懲戒解雇 処分は原則に戻り、団体協約第31条3項の但書に違反したものとして無効と見な ければならない」と明らかにした。

ユソン企業は、2年前の昼間連続2交代制施行方案での労組との交渉中に攻撃的 職場閉鎖を断行し、用役業者職員を投入した。この過程で用役業者職員の乱暴 な暴力性と創造コンサルティングなどの労組破壊専門業者投入が伝えられ、 ユソン企業は労組破壊事業場という汚名を被ることになった。さらに全国金属 労組ユソン企業支会の組合員たちが会社の職場閉鎖で工場に入れない間に第2 労組が設立され、会社が御用労組を設立を主導したという疑惑が続いてきた。

その後、労働者17人が拘束され、2人の労働者がまだ監獄にいるのに、会社の関 係者は誰一人処罰されないことで事態解決が複雑になった。昨年9月の国会聴聞 会で、創造コンサルティングが介入した労組破壊の真実が暴露されてから7か月 ほど経ったが、柳時英(ユ・シヨン)社長捜査の件は検察が補強捜査だけを続け ている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-04-25 14:04:37 / Last modified on 2013-04-25 14:04:38 Copyright: Default

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