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「才能支部の組合員たちを信じて最後まで頑張ります」

[寄稿]1895日闘争する才能支部労組、鐘塔座込者から組合員へ

オ・スヨン、ヨ・ミニ(才能支部座込者) 2013.02.28 15:11

1895日闘いながら、われわれ組合員が全員集まって言いたいことを話したこと は一度もありませんでした。

10年以上、一緒に働いてきた同僚に髪を捕まれ、地面をずるずる引きずられた 時も、用役チンピラからひどいセクハラを受け、暴行され、脅迫された時も、 愛する人たちを亡くして胸が裂けそうな苦痛で息をするのも苦しかった時も、 誕生日の餅を作り、同僚と一緒に食べろと包んでくれた老いたお母さんに戻る 所がないと話せなかった時も、解雇されて街頭に出て目も合わせなかった組合 員たちの冷たさに胸が潰れそうになった時も、21日間のハンストの後、体の中 に大きな凝りができているという事実を知り体より心が疲れた時、はやく出て 来いという組合員の叱責を聞いた時も、胸の腫瘍を除去する手術を終えて麻酔 が切れるとすぐ座込場に戻った時も、40度を越える熱で精神が混迷し、座込場 で横になっていた時もです。

▲鐘塔で座り込み中のオ・スヨン、ヨ・ミニ組合員

われわれは、こうして私たちの痛みと傷を、自分の体と胸の中に深く埋めたまま 5年以上暮らしてきました。

恥ずかしかったり、弱気になったり、闘争の邪魔になるかと思ってうめき声さ え出せないまま暮らしてきました。時々、誰かが信号を送っても「つらいのは 私も同じよ」という理由で無視しました。このように恵化洞の座込場で、市庁 の座込場で孤独に耐えなければなりませんでした。そして後になって、後になっ てこの闘争が終われば、その時に慰労して共に治癒すれば良いと思って自らを なだめながら耐えました。

しかし間違っていたようです。

私の体の中に溜まった傷が腐りきって、もう自分の体と心を、他人の体と心を 害しているからです。2007年12月、恵化洞才能教育本社前でとても孤独に始め た闘争、寒さと冷酷さを全身で耐え、組合員たちが5年以上日常を捨てて道路で 耐えてきたすさまじい歳月がばらばらに壊れています。

静かに暮らしてきた真実のそんな気持ちがずたずた裂けていくことは、とても 胸が痛みます。真実は辛く壊れてやって来るという誰かの言葉のようにね。

愛する組合員たち、

私たちが初めて高空籠城を計画した時、互いに心配しあい、互いに自分がやる といった気持ち、そして涙を飲んで準備してきた時間、そして最後まで団結し ようという努力、わたしたちは今まで最善を尽くしています。

腐った傷が裂けたのですから、今しばらくは傷を治し、薬を処方する時間でしょ う。もうすぐ腐った傷はなくなり、新しい肉ができるでしょう。それが自然の 摂理ですから。

誰が何といおうが、私たちが本当に望んだこと、才能資本との闘争で勝利し、 才能教育支部12人の組合員全員が一緒の勝利、必ずできると考えます。

私たちが必ず勝ち取る勝利のその日のために、その勝利をみんなが喜びで迎え るその日のために、もっと強くなりましょう。もう少し剛健になりましょう。 重いカバンを持って、その横には労働組合の旗をはためかせ、また子供たちの 横に戻れるようにね。

恵化洞聖堂の鐘塔に上がった初日から、零下20度の中、一枚の断熱材もなく、 とても冷たい床で私たちを守ってくれる組合員のみなさん、ありがとう。孤立 した鐘塔、この空間で常に一緒にいるということを、一時も忘れない組合員の みなさん、ありがとう。私たちももっと剛健になります。地上で一緒に手を握 り、笑えるその日まで、組合員のみなさんを信じて最後まで粘ります。

団結するわれわれは必ず勝利します。

カン・ギョンシク、キム・ギョンウン、パクキョンソン、ユ・ドッキュ、 ユ・ミョンジャ、イ・ヒョンスク、チョン・スニル、ファン・チャンフン、 愛しています。 私達の仲間、我が組合員の仲間たち。

才能支部座り込み闘争1895日目、恵化洞聖堂の鐘塔で オ・スヨン、ヨ・ミニ

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-03-04 06:10:34 / Last modified on 2013-03-04 06:10:35 Copyright: Default

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