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ソウル市立病院清掃、患者移送労働者が職場を離れた理由は?

ポラメ病院労働者たちが11日にスト突入...定年延長、賃上げなどを要求

ユン・ジヨン記者 2013.09.11 11:16

ソウル市立ポラメ病院の清掃・患者移送労働者たちが9月11日午前6時にストライキに突入した。

公共輸送労組医療連帯ソウル支部ポラメ・ミンドゥルレ分会は9月9日、会社と 交渉が妥結しなければ、ストライキに突入すると明らかにした。結局、終盤まで 合意できず、労組は予定通りにストライキの手続きに入った。

この日、労組はストライキ決起宣言で「清掃、患者移送労働者は低賃金と労働 搾取に苦しんでいる」とし「公休日には休むこともできず、手当ても受け取れ ずにいる」とストライキをする理由を明らかにした。

ソウル市立ポラメ病院の場合、ソウル市が民間に委託した施設なのでソウル市 の直接雇用対策から除外されていて、まだ低賃金と雇用不安に苦しんでいる。

実際に、ポラメ病院と下請企業は職員1人当り226万4千ウォンの請負契約を結ん だ。だが当の清掃労働者は120万ウォン程度、患者移送労働者は130万ウォン程度 の賃金を受け取る。その上、法定有給休日も保証されない。また各種の病原菌に 感染する恐れがある制服も、自分が家で洗濯しなければならないなど、各種の 危険に露出しているが、危険手当もない。

低い定年も問題になっている。ソウル市の非正規職対策によって、直接雇用に 転換された労働者は定年65歳が適用され、大部分の大学清掃労働者も定年が70 歳だが、ポラメ病院下請労働者は定年60歳を適用されている。

これまで労組は、ソウル市とポラメ病院、下請企業に賃上げと定年延長、有給 休日保障、直接雇用転換、危険手当、制服洗濯、労組活動保障などを要求して きた。

労組は「だが管理監督すべきソウル市は、発注元のポラメ病院に責任を転嫁 しており、ポラメ病院は下請企業との労使関係問題だと傍観している」とし 「むしろ病院は、代替人員として公益勤務要員を投入し、清掃、患者移送業務 をさせると言って予行演習をするなど、見苦しいストライキ対策だけしている」 と批判した。

一方、労組は「ソウル市とポラメ病院、下請企業が下請労働者の賃上げと定年 延長、有給休日保障などの処遇改善に動くよう要求する」とし、△業者は生活 賃上げ、定年延長、有給休日保障、労組活動保障などの労組の要求を直ちに受 け入れること、△朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長とユン・ガンソプ ポラメ医院長は、下請労働者の処遇を改善し、問題解決のために積極的に動け と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-09-12 10:32:43 / Last modified on 2013-09-12 10:32:43 Copyright: Default

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