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SJM組合員を大量召喚、過剰捜査議論

17日京畿金属3派スト、安山檀園署と労働部前集会

ウ・ヨンヘ ニュースセル記者 2012.08.18 16:40

SJMの職場閉鎖が長期化し、労働部と警察署の関連者処罰が不十分で、長期化を 『幇助している』という論議がおきている。また安山檀園警察署長が変わった が、組合員を無差別に召喚して『過剰捜査』という主張が提起された。

8月17日午後2時、金属労組京畿支部(以下 金属京畿支部)組合員約600人は安山 檀園警察署の前で『SJM暴力弾圧責任者拘束捜査要求のための金属労組ストライキ 闘争決意大会』を開き、『警備用役暴力指示したミン・ホンギ理事即刻拘束』 を要求した。この日の集会で、金属京畿支部は面談代表団を構成して市民が 作った『SJM集団暴行責任者処罰要求署名用紙』を安山檀園警察署長に渡し、 『ミン・ホンギ理事即刻捜査』と『組合員無差別召喚中断』を要求した。

同じ頃、金属労組SJM支会は雇用労働部安山支庁前で『企画弾圧粉砕、特別勤労 監督実施、責任者処罰』を要求する集会を開いた。SJM支会は『不法代替労働と 判定された』とし、早急な責任者処罰を要求した。彼らはもまた『15日会社側 が第3工場から金型を持ち出し、外注業者企業で生産する意図がわかった』とし、 『持続する会社側の不法行為を断罪しろ』と主張した。

午後2時、安山檀園警察署前の金属京畿支部決意大会で進められた警察署長との 面談は順調ではなかった。午後2時30分頃、金属京畿支部がイ・ギマン支部長と ヤン・ドンギュ金属労組委員長を代表団として署長面談を要請し、安山檀園警察署 に向かったが、警察署は署長の外出を理由に「情報課長が『署名用紙』と意見を 受け取る」とし、正門の出入りを止めた。

イ・ギマン支部長は、「SJM支会組合員は警察が暴力事態を傍観したことに怒っ ている。SJM組合員が署長のはっきりした意志を聞きたがっている。適当な水準 でやり過ごそうとしないでほしい」と団員警察署の関係者に要請した。だが、 警察側は「署長はSJM事件でとても忙しい。今現場を駆け回っていて時間が難し い」と述べた。代表団は警察署ロビーで1時間を待った後、面談を進めた。

面談の後、イ・ギマン支部長は「署長が外出中で会えないという警察は労働部 安山支庁での集会の後、SJM労働者がここに来れば面談が可能かと聞くと、ある 人が現れて、面談に応じた」と説明した。イ・ギマン支部長は「警察は暴力の 過程でも腕組みをしたまま知らんふりをした。労働者、市民の苦痛を無視する この国の公権力は、果たして誰のための公権力なのか」と糾弾した。

ヤン・ドンギュ金属労組副委員長は「SJM労働者は暴力事態を幇助した警察に怒 りが強い。これに対して労働者にまず謝罪をすべきなのに、不実捜査でも足り ず、組合員に無差別に召喚状を乱発するなど『過剰捜査』をしている」と指摘 した。彼は続いて「ミン・ホンギ理事が警備用役に鎮圧を指示した状況が明ら かになっている。その事実が明確なのに、関連者を拘束捜査しないような事態 は理解できない」と反問した。

金属京畿支部関係者は「面談で警察署長が『(業務妨害関連捜査課に対し)労組 の捜査協力がない』とし、代表団はSJM支会組合員の情緒は警察も加害者なのに、 警察がまず謝罪と見舞いなど、警察としての基本的な態度を見せろと提起した」 と伝えた。署長はこうした立場に『政治的圧迫で方向を変えられない』と話し、 労組が『政治的圧迫』の発言の意図を尋ねたが署長は『使用者側の立場を考慮 し、公正な捜査をする』とだけ言ったという。

SJM警備用役暴力事態に対する処罰の要求が絶えず続く状況で、警察が会社側の 主張だけを聞いて組合員には無差別に出席要求書を送り、SJM労働者の警察不信 の姿がさらに深まっている。

SJM支会によれば、8月15日からSJM組合員に対する『業務妨害』を理由に警察の 出席要求があった。だがこの出席要求書には、SJM一般組合員が含まれていて、 労組は『無差別過剰捜査』と糾弾している。

チョ・ホジュンSJM広報担当は「今日(17日)まで、一般組合員を含み23人に出席 要求がきた。業務妨害を理由に使用者側が告訴をしたと書かれている。いつ、 どのように行われたことについてなのか、詳しい状況はない」とし「会社側の 話だけを聞いて発送したようだ」と指摘した。

金属京畿支部の関係者は「この出席通知書は被害者の防御権を侵害しており、 漠然としていて抽象的な容疑で、その容疑を特定しないという問題がある」と し「警察に『なぜこいといったのか、事案を簡単に知らせてくれ』と言うと、 警察は『捜査が必要な状況で、それはできない』と話した」と説明した。

続いて「この問題は一般の事件でなく、労使関係の敏感な問題を扱っており、 労組側が(出席の理由を)調べてみたところ、事実無根の事項だった。こうした 事項について警察は無差別に召喚して過剰な捜査をしている。それで警察側に 『労使関係に影響する事案なので捜査を再考してくれと要請していた」とし、 「だが警察は『不満があれば来て話せ』という言葉を繰り返すだけだ」と伝えた。

一方、金属労組京畿支部所属組合員約700人は17日午後2時、安山檀園警察と 雇用労働部安山支庁前の集会を午後4時頃に終わらせ、4時30分頃、檀園工団に あるSJM第1工場正門前に集まり『SJM労組弾圧粉砕ストライキ闘争勝利のため の決議大会』を続け、『労組弾圧のための企画職場閉鎖中断』、『暴力責任者 全員処罰』を要求する集会を開き、午後5時40分頃に終わらせて解散した。 (記事提携=ニュースセル)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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