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キム・ジェチョル、J氏との不適切な関係の報道に記事直接削除を指示

日曜時事の記事の表現を問題として削除を要求… MBC「キム・ジェチョル社長が直接削除指示した事実ない」

イ・ジェジン記者 | jinpress@mediatoday.co.kr

キム・ジェチョルMBC社長が、自分と舞踊家J氏を不適切な関係だと暴露したJ氏 の夫の発言と書簡を引用して報道した報道機関の記事に対し、直接全面削除を 要求したという主張が出てきた。

MBCは8月6日、日曜時事のキム・ソラ記者が書いた〈キム・ジェチョル-舞踊家 J氏「ホテル宿泊」がばれた理由〉という題の記事を削除するよう要求した。

該当記事は6日午前12時頃、オンラインに公開され、紙面でも発行された状態だっ た。ところが午後4時頃、MBCの政策広報部は電話でキム・ジェチョル社長が直 接指示したとし、記事を削除するよう要求して該当記事を削除しなければ民事 刑事上の訴訟をすると言ったとキム・ソラ記者は伝えた。記事削除の要求を受 けたキム記者は、MBC立場を編集局長に伝え、協議を経て結局午後6時、オンラ インの記事を削除した。

該当記事は舞踊家J氏が7月25日に文化体育観光放送通信委員会全体会議でキム・ ジェチョル社長と舞踊家J氏の関係に疑惑を提起する書簡を基礎とするものだ。

記事は書簡を引用し、J氏の夫が昨年の秋夕連休の時に妻のJ氏とキム社長が共 に日本を旅行し、大阪に近いニュー淡路ホテルの一室に投宿した事実を確認し たと報道した。

続いて記事は「キム社長に謝罪と反省を要求する書簡を二回発送した。回答が ないのでJ氏の夫は三通目の書簡を発送し、宿泊施設の担当者から妻が宿泊した という事実関係も確認したと述べ、キム社長の退陣と不倫疑惑を釈明するよう 勧告した」と報道した。

記事はJ氏の夫の主張についてMBCが「宿帳に公然と連絡先を書いたこと自体が 二人の関係が不適切な関係ではなく極めて正常」だと釈明した主張についても 忠実に伝えた。また先月30日、キム・ジェチョル社長が東亜日報とインタビュー で「W(J氏夫)氏は単身赴任だが、労組が訪ねて行って、何度もあれこれいうので 疑妻症のようなものになったようだ」と引用して報道した。

▲キム・ジェチョルMBC社長(c)聯合ニュース

MBCとJ氏の夫、双方の立場を伝えた記事は「キム社長とMBC使用者側を見る世人 の視線は『掌で雨を避けようとしてできるか』という調子」とし「不倫議論を 起こす社長と、そんな社長の寝床まで面倒を見るMBC使用者側、もうすべて行く ところまで行った雰囲気」と報道した。

MBC側はこのような報道についてJ氏の夫の書簡、発言、キム・ジェチョル社長 のインタビューなどを引用して報道した事実関係は問題にしなかったが、記事 の題名のうち「ホテル宿泊」、記事本文の「キム社長はJ氏夫が疑妻症だと言い、 両者の対立は不倫攻防戦に広がっている」、「ネチズンたちはJ氏がキム社長の 『愛妾』と確信した」と表現した部分を指摘し「キム社長が問題の記事を直接 見て単語の表現が公営放送社長として議論になってはいけないと、削除を指示 した。記事を削除しなければこの記事だけは民事・刑事上の告訴で措置をする」 と通知したとキム記者が伝えた。

キム・ソラ記者はメディアオヌルとの通話で、「週刊誌という特性上、過度な 表現があるかもしれないが、内容自体は問題にならないとMBCも認めたが、単語 の組み合わせが公営放送社長の職務遂行に困難と言い、キム社長が直接、表現 が問題だとして削除を指示したといった」と明らかにした。

日曜時事編集局も強硬なMBCの要求を受けて修正ではなく削除を決める過程での 苦心が大きかったことを吐露した。

日曜時事のチェ・ミンが編集局長は「MBCはオフライン(紙面)で発行された記事 は問題にせず、オンラインの記事に問題提起をして単語、語彙の選択が少し適 切ではないと認め、修正しようとした」とし「(だが)MBCがとても立場が頑強だっ た。オフラインですでに記事が出て行って、所期の目的を達成したと判断し、 修正をすればオンラインの記事とオフラインの記事が違い、大きな意味がない と思った」と話した。

チェ編集局長はMBCストライキ問題とキム社長の疑惑などに照明を当てる記事を 相次いで出していると強調し「キム社長が動きが正当ではないことは十分に認識 していて、これからこういう事があれば単語の選択に慎重を期するものの、 報道は躊躇しない」と話した。

MBCのソン・ユンソク政策広報部長は「キム・ジェチョル社長が直接削除を指示 した事実はない」とし「MBC社長秘書室から記事が常軌を逸しているという話が あり、担当部長として日曜時事の記事の表現が激しいと判断し、強く抗議する 次元で、キム・ジェチョル社長と民事・刑事上の措置という言葉がやりとりさ れた」と釈明した。

キム・ソラ記者はMBCの記事削除要求について「公営放送の社長に使うべきでは ない単語だというが、こんな問題を起こさないことが公営放送社長の本分では ないだろうか」と非難した。

〈削除された8月6日付の日曜時事記事〉

見出し/キム・ジェチョル-舞踊家J氏『ホテル宿泊』がバレた理由
題名/いっそ『手を握って眠った』と言えば…
副題/
「大阪近くホテルで同じ部屋に投宿」 J氏の夫が不倫を暴露
「夫人を盗んだのではない…温泉で対北朝鮮事業するのにしばらく借りただけ」

ますます怪しい関係が疑わしく見えて、とうとう爆発すべきことが爆発した。 キム・ジェチョルMBC社長と舞踊家J氏の関係についてJ氏の夫が直接口を開いた のだ。日本で弁護士をしているJ氏の夫は、キム・ジェチョル社長の不倫を糾弾 し、キム社長の退陣を要求した。以後、キム社長はJ氏の夫が疑妻症だと言い、 両者の対立は不倫攻防戦に広がっている。二人の『同宿』は果たして事実だろ うか。キム社長が7年間で20億ウォンの特典を集めたJ氏との妙な関係は果たして 愛であろうか不倫であろうか。

キム・ジェチョルMBC社長と内縁の女と疑われる舞踊家J氏の『同宿』の事実が 公開された。J氏の夫のW氏が「キム・ジェチョル退陣」を要求してMBCに送った 公開書簡を通じてだ。そしてこの書簡は先月25日午後、ソウル市汝矣島国会で 開かれた文化体育観光放送通信委員会の全体会議で公開された。

J氏の夫は疑妻症にかかったようだ

書簡を送ったJ氏の夫のW氏は日本人の国際弁護士だ。書簡によればW氏は昨年の 秋夕連休の時、妻のJ氏とキム社長が一緒に日本旅行をしながら、大阪に近い ニュー淡路ホテルの一室に投宿した事実を確認し、キム社長に謝罪と反省を要 求する書簡を二回発送した。回答がなく、W氏は三通目の書簡を発送しながら、 宿泊施設の担当者から妻が宿泊した事実関係も確認したと表明し、キム社長の 退陣と不倫疑惑を釈明するよう勧告した。

これについてMBC側はJ氏と某ホテルに共に投宿した疑いを強く否定した。昨年 9月11日、キム社長は対北朝鮮事業を議論するために日本を訪問し、大阪から一 時間離れた某ホテルに投宿した時、業務用にJ氏の携帯電話を借りて使っただけ だという。

MBC側はまた宿帳に公然と連絡先を残したこと自体が二人の関係が不適切な関係 ではなく極めて正常で業務的な知人である傍証だとした。それと共にMBC労組が 何度もキム社長とJ氏が不適切な関係であるかのように虚偽情報をW氏に提供し、 W氏がJ氏に疑いの眼差しを送るように刺激したと主張した。

MBC側の釈明にもかかわらず、議論がなかなか弱まらないのでキム社長はW氏を 『疑妻症患者』と言い始めた。

7月30日の〈東亜日報〉によれば、キム社長は27日の〈東亜〉とのインタビュー で、「W氏はあちこち飛び回っている夫だが、労組が訪ねて行って、何度もあれ これいうので疑妻症のようなものになったようだ」とし「J氏とは、会社の文化 事業パートナーでしかない。日本の東京で有名な伝統舞踊家なので、東京特派員 の時に知りあった」と話した。

キム社長は続いて「私も残念だ。J氏が記者会見するといったほどだ」とし、 「私の家内もJ氏を知っている」とJ氏と自分の夫人も知っている清廉な間だと 強調した。

不倫、1年前に感づいていた

〈東亜〉とのインタビュー内容が公開されるとすぐ、W氏はいきりたった。W氏 はキム社長の弁解を偽りと規定し、もうひとつの暴露を警告するメッセージを 残した。そして釈明に反論する公開書簡を国会文化体育観光放送通信委員会に 所属する議員29人全員に伝えた。

W氏の書信には法律家の自分が充分かつ慎重な事実確認を経て、釈明を要求した にもかかわらず、キム社長が妥当性の不足した弁解を続けていると指摘する内 容が含まれている。

W氏はまずMBC労組の虚偽情報に影響され、真実と違う見解を表明したという キム社長の主張を一蹴した。

W氏が妻J氏を疑い始めたのは2011年9月10日と11日、J氏と電話した時のJ氏の 行動からだった。W氏はその後、J氏が韓国に帰国した直後から証拠関係の収集を 始めた。そして最終的に今年の1月初めにキム社長名義の宿泊カード写本を 取得したと説明した。

それと共にW氏はMBC労組が自分に接触しようとしたのはずっと後のことで、 キム社長の主張と違い、MBC労組が私の提案によって自ら事実を確認し、資料を 収集したと付け加えた。

W氏はまた、キム社長の対北朝鮮事業議論のためだという主張について「MBCと いう放送事業に北朝鮮と秘密裏に議論する事項が存在するのは信じられない」 とし「もし対北朝鮮事業に議論が必要なら、なぜ温泉施設で議論をするのか」 と反問した。

続いてキム社長が携帯電話のローミングサービスを受けられず、J氏の電話を借 りて使ったという釈明には「キム社長が持っている携帯電話は一つではなく、 私が把握しているだけでも何個かある」とし「キム社長の主張が事実なら全て 明白に証明しなければならず、そうでなければすべての問題の責任を負わなけ ればならない」と警告した。

W氏はまた「(私は)日本にいるが、韓国内の誰よりも今の状況を早く、そして多 く知っていて、さまざまな情報を蓄積していることを知るべきだ」とし、追加 の暴露を警告するメッセージも伝えた。

キム社長がこれまでにMBCの会社の金20億ウォンを色々な名目で集めたJ氏との 微妙で怪しい関係について、MBC側は『知人-文化芸術系の人物』とだけ弁解し てきた。だがキム社長がJ氏と一緒に法人カードを使った飲食店の主人はJ氏を 『キム社長の奥様』と誤解するほどで、これにネチズンはJ氏がキム社長の 『愛妾』だと確信した。ついにJ氏の夫まで不倫疑惑を持ち出した。

私たちのことわざには『火のない所に煙は立たない』という言葉がある。 『尻尾が長ければ踏まれる』という昔話まであえて借りなくても、キム社長と MBC使用者側を見る世人の視線は「掌で雨を避けようとしても避けられない」と いう調子だ。不倫の議論を起こす社長と、そんな社長の寝床まで面倒を見る MBC使用者側。もうすべて行くところまで行った雰囲気だ。

キム・ソラ記者
sasa7088@ilyosisa.co.kr

入力:2012-08-08 18:42:11 公開:2012.08.08 18:42:57

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


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