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SJM用役投入の流血事態、組合員は知らなかった

国会議員団がSJM現場を訪問... 不法と暴力事態を使用者と調査

ペク・イルジャ ニュースセル記者 2012.08.02 20:06

ウン・スミ議員をはじめチャン・ハナ、チン・ソンミ、ハン・ジョンエ議員は 午後2時頃、民主労総安山支部でSJM組合員と懇談会を開いた。午後3時頃には SJM工場からSJMのカン・チュンギ社長とミン・フンギ理事と面談した。面談 には労働部安山支庁長と安山檀園警察署長も参加した。議員らは面談の後、 用役警備の暴力事態があった工場の内部を巡回した。

▲現場調査を実施している国会議員団[出処:ニュースセル]

ウン・スミ議員は「会社は事前に好ましからぬ大規模な暴力問題が起きると 知っていたようだ」と明らかにした。

チャン・ハナ議員によれば「ミン・フンギ社長は契約した時、午前6時には5、 6人の職員がいると予想しており、職場閉鎖をして出勤する組合員を阻止する程 度と考えていたといった。しかしその時に150人ほどのSJM組合員がいたので、 用役が投入前に集まったファラン遊園地にミン理事が行き、『最初の話と現場 の状況が違う。(契約書で要請した職場閉鎖を)できるか』と言うと、コンタク タス側は『できる』と答えたという」とし、SJMとコンタクタスが流血事態を 予想できた情況を補充説明した。

これについて安山檀園警察署長は「『夜明けの投入は危険なので、昼に用役を 投入するほうが良い』という意見を使用者側に伝えた」が、使用者側はこれを 無視して申告した時間より2時間前に用役を投入したと釈明した。

結局、SJMとコンタクタス、警察が大規模な暴力事態を予想しつつ用役の投入を 強行し、警察はこれを傍観していた情況が明らかになっている。

▲7月27日警備用役投入当時用役警備が使ったこん棒[出処:ニュースセル]

▲7月27日警備用役投入当時、用役警備が労働者に投げた消火器[出処:ニュースセル]

ウン・スミ議員は会社が違法性を「(事前に)知っていたとか、コンタクタスが 処理したか、言葉を変えて一貫性がなく、その問題はもっと調査が必要だと思 う」と伝えた。

現在、SJM工場の中には南ア共和国から来た技術者若干名と代替人員が現場で働 いている。この点について、議員団は「派遣業者のジョブスコリアとワークピア が7月27日に38人の代替人員を派遣し、その一部が実際に工場で働いていることを 確認した。ストライキ時の代替人員の投入は不法の疑いが強く、この問題は もっと調査する」と説明した。

ウン・スミ議員は「何よりも重要なことは、警察がこの問題を事前に知ってい たのに予防しなかった点だ。労働者が112に通報し、来て欲しいと言ったのに、 措置しなかった。職務遺棄ではないかと疑っている」と明らかにした。

一方、コンタクタスは8月14日付で許可が取り消される予定だという。議員団は 『用役業者を変えても、あるいは他の労使協議をするのはその前後の時点にな るだろう』と予想した。

最後にウン・スミ議員は「議員が現場に戻ったが、壁の穴や壊された現場を確 認した。会社側には、ひとまず労使協議の再開を、雇用部安山支庁には労使協 議と負傷者への賠償問題の協議を、警察庁にもコンタクタスと不法な警備用役 活用についての真相措置と今後の措置を要請した。今日の調査を始め、労使が 協力して問題を解決できるように努力する」と述べた。(記事提携=ニュースセル)

▲面談結果を説明している国会議員たち[出処:ニュースセル]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-08-04 15:14:14 / Last modified on 2012-08-04 15:14:17 Copyright: Default

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