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「キム・ジェチョル『防壁』キム・ジェウ、何を根拠に連任を狙うか」

民主統合党文化放送委員「170日ストライキを放置した無概念の放文振理事長… あと3年無為徒食したいのか」

パク・セミ記者 | psm@mediatoday.co.kr

MBCのキム・ジェチョル社長退陣の鍵を握る放送文化振興会(以下放文振)理事陣 の構成をめぐる憂慮が高まっている。特に、キム・ジェウ放文振理事長の再任命 の可能性が議論されており、文化体育観光放送通信委員会(以下文化放送委)の 野党委員は批判の声を高めて、8月7日で任期が満了するキム理事長の連任申請 の撤回を要求した。MBCの管理・監督責任を持つキム理事長がストライキ解消の ための役割を果たさなかったことに対する指摘だ。

民主統合党の文化放送委員は7月27日の記者会見でキム・ジェウ放文振の理事長 の再任命に反対し「キム・ジェウ理事長が老慾を働かせ、放文振の理事陣公募 に応募し、すでに青瓦台は指名したという噂がある」とし「キム理事長は即刻 連任を諦め、理事応募を撤回しろ」と要求した。

彼らは「MBCのキム・ジェチョル社長の不正と不倫の事実が韓国全体に広まって いるのに、むしろキム・ジェウ理事長はキム・ジェチョルの下にあるMBCの内部 監査でキム・ジェチョルの不正を合理化し、保護するというとんでもない防壁 の役をした」と批判した。MBCの経営監督と管理に責任のある現放文振がストラ イキの期間中に取った措置は、7月末のMBC独自監査の結果を待つという立場を 明らかにしただけだった。キム理事長は李明博大統領の大学の1年後輩で、建設 現場での縁で放送文化振興会の落下傘理事長になったという疑惑を受けてきた。

キム・ジェウ放文振の理事長が26日国会文化体育観光放送通信委員会全体会議に参加した(c)聯合ニュース

民主党の文化放送委員はまた「青瓦台が不正・不倫社長のキム・ジェチョルを 守るために、キム・ジェウ理事長をまた放文振の理事(長)に送り込むという噂 が広がっている」とし「青瓦台は大統領選挙を控えて盲従派のキム・ジェチョル 社長を維持し、公営放送MBCを選挙に利用するためにセヌリ党の未来権力と事前 に調整でもしたものか」と疑惑を提起した。

民主統合党のチェ・ジェチョン文化放送委幹事は「キム理事長はMBC労組が公正 放送回復、不法不正・落下傘社長退陣を叫んで170日ものストライキをして放送 が混乱しても、瞬き一つしなかった無概念の理事長だった」とキム・ジェウ 理事長の即刻自主辞退を要求した。

特に放文振の理事会は7月25日の定期理事会でMBC役員陣に対して125%の賞与金 の支給を議決した事実が明らかになり、放文振とMBC経営陣の癒着の疑惑が大き くなった。

これについて民主統合党のチョン・ビョンホン委員は「誤った放文振の理事長 と理事会構成員が互いにやり取りするイカサマ賭博をしていることを、今回の 文化放送委監査報告書で再確認した」とし「放文振の理事会が最後にした仕事 は6か月のストライキで今年上半期に570億ウォンの売り上げ損失を見たMBC経営陣 に125パーセントの賞与金を払うことにしたという事実だけでも、いかに放文振 と癒着し蜜月関係なのかを見せる」と批判した。

キム理事長がMBCの長期ストライキを『不法ストライキ』という確固たる立場を 再確認したことについての議論もふくらんだ。

キム・ジェウ理事長は7月26日夜の文化放送委会議に出席し「南部支院の6月の 判示によれば、不法ストライキとされている」とし「放文振は不法ストライキ には関与できない」と話した。続いて「170日間放送が正常化できなかった部分 は残念に思い謝罪する」が「MBCは自立権が多い放送機関なので放文振が(スト に)深く介入するのは限界がある」と話した。

キム理事長はまたキム・ジェチョルMBC社長に対する野党議員の解任要求には 「(放文振)権限外」、「(キム社長は)日曜も海外に飛び回るほど頑張って働く」 など、事実上の拒否の意志を明らかにした。

これに対して民主統合党のチェ・ミニ委員は7月27日の記者会見で「放文振は MBCの公共性を守る所なのに、放文振の理事長はMBCストライキが当初から不法 ストだという認識を持っている」とし「キム・ジェチョル社長のためだけに存 在する放文振の理事長キム・ジェウ氏が、また理事長になることに反対する」 と主張した。

25日と26日の二日間、国会文化体育観光放送通信委の全体会議ではMBCスト事態 とキム・ジェウ放文振理事長および理事会構成をめぐる攻防が続いた。25日に はキム・ジェウ理事長が文化放送委会議に参加しなかったことについて責任の 所在に関し、与野の文化放送委員の間で激しい衝突があった。

26日の文化放送委会議で与党議員は放文振の理事選任制度の改善の必要性に 言及しつつ、長期ストライキ事態について労使共同の責任問題を提起し、 与野委員間での見解の差を表わした。

セヌリ党のナム・ギョンピル委員は「ストライキの被害者は国民であり、労使 ともに責任がある」とし「和合の次元で人事上の不利益を最小化する努力をす れば良い結論を出せるだろう」と話した。同党のパク・テチュル委員は「政権 が変わるたびに放送の公正性問題が提起される」とし、現行の放文振の理事 制度の改善を主張した。

一方、民主統合党の委員はキム理事長の連任を集中的に叱責した。シン・ギョ ンミン委員は「キム理事長の連任がほとんど確定したというのに、これから3年 間また無為徒食ができるようになった」と叱責した。チャン・ビョンワン委員は 「連任を考えるのではなく、国民に謝罪して任期を終えるのが道理」と話した。

キム理事長はこの日、25日の文化放送委会議の欠席で文化放送委が混乱したこ とについて「8期放文振の最後の理事会開催と健康問題で出席できなかった」と し「心からお詫びする」と述べた。

入力:2012-07-27 12:10:37 公開:2012.07.27 12:32:12

原文(メディア・オヌル)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作権:この記事の原著作権は、韓国のインターネット新聞メディアオヌルが保有しています。この記事はメディアオヌルの許可を得て翻訳・掲載したものです。本記事および文中の写真・図表の利用や転載などについてのお問い合わせはメディアオヌル宛にご連絡ください。


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