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20日タクシースト...『事業主が動員した休業』反発も

全国民主タクシー労組がストに突入...民主労総タクシー労働者「正常勤務指針」

ユン・ジヨン記者 2012.06.19 10:46

6月20日、全国タクシーストライキが予告されているなかで、今回のストライキ をめぐりタクシー労働者内部でも反発が続いている。

特に民主労総全国公共運輸社会サービス労働組合のタクシー労働者は、今回の 全国民主タクシー労組と事業主のストライキが事業主の強制動員による『休業 事態』とし、要求条件も労働者とは無関係な事業主の利益のためのものと批判 している。スト突入の背景と要求条件などをめぐり、見解の差が続いている。

現在、全国民主タクシー労働組合は、△大衆交通法制化、△LPG価格安定化、 △タクシー燃料多様化、△タクシー料金現実化、△タクシー減車補償を要求し、 20日にストライキ突入を予告している。同日、ソウル広場では『タクシー生存権 死守10万決意大会』が予定されている。

民主タクシー労組は今回のストライキで、全国のタクシー約25万台のうち70%〜 80%程度が運行を止めると見通している。

全国民主タクシー労組のグ・スヨン委員長は19日、CBSラジオ[キム・ヒョンジョ ンのニュースショー]とのインタビューで「世界的にタクシーを大衆交通から 除外している国はない」とし「これによりソウル市だけでも、バス事業体への 支援は約2500億程度だが、タクシーへの支援金額は320億程度」と説明した。続 いて彼は「ところがタクシーは事業体に支援せず、付帯費用で支援しているので 事実上、バス支援金の13%にもならない」と強調した。

LPG価格安定化の要求に関しても「李明博政権になってから43%も暴騰した」と し「独占的に輸入するガス業者の輸入先多方面化と輸入会社と精油会社の価格 談合の事前的措置などを要求している」と明らかにした。

しかし民主労総所属のタクシー労働者たちは、今回のタクシーストは事業主の 影響による『休業』事態だとし、タクシー労働者の要求条件も事業主のための ものと批判している。

イ・サムョン民主労総全国公共運輸社会サービス労組タクシー支部長は、 「ストライキではなく事業主による休業事態なので、われわれの労働者たちは 全く参加しない」と明らかにした。

イ・サミョン支部長はSBSラジオ[キム・ソウォンのSBS展望台]とのインタ ビューで「事業主が明日の集会に法人タクシー労働者を強制動員している」と して「認定勤務をするから全員集会に参加しろと強要されていて、タクシーを 走らせれば他人から運行を邪魔されるという脅迫もしている」と明らかにした。

民主タクシー労組側が提起した要求条件についても『事業主のための要求事項』 と批判した。イ・サミョン支部長は「要求事項自体がタクシー労働者とは全く 無関係だ」とし「タクシー燃料は事業主が負担し、タクシー労働者とは無関係 であり、減車の政策代案も事業主の純粋な要求事項で、タクシー料金値上げの 問題は社納金を上げるためにタクシー料金値上げを持ち出したもので、私たち 労働者の立場では料金引上げに反対している」と説明した。

現在、民主労総のタクシー労働者は、△徘徊営業規制、△部制強化による減車、 △1997年に導入されたタクシー月給制の全額管理制施行、△不法社納金根絶を 要求している。

そのためイ・サミョン支部長は「(民主タクシー労組のストは)労働組合で合法 的な手順を踏んだストではない」とし「要求事項も事業主のためのものだから、 組合員には配車をしなくても配車を要求し、正常勤務をしろと指針を下した 状況」と説明した。

続いて彼は「タクシー事業主が乗客がなくて大変だとしても、タクシー労働者 は乗客がなくても毎日毎日不法な社納金を払い、タクシー乗客がなければ事業 者ではなくタクシー労働者が苦しい」とし「こうした問題について国民がきち んと認識して本当のタクシー労働者の要求が何かを見て、後で政策に反映させ てほしい」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-06-19 21:28:34 / Last modified on 2012-06-19 21:28:38 Copyright: Default

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