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ハニル病院食堂労働者、病院側と『雇用継承』に合意

占拠座り込み8日後に雇用継承保障、告訴告発の取り下げなどで交渉妥結

ユン・ジヨン記者 2012.04.17 19:06

ハニル病院食堂の労働者たちが占拠座り込みを始めて8日後に病院側と雇用継承 に合意した。

イ・ジェウン民主労総ソウル本部長とソン・ヨンオク ハニル病院分会長は 4月17日午後、3回にわたる実務交渉の末に病院側と雇用継承保障と告訴告発の 取り下げなどに合意した。

イ・ジェウン本部長は「ハニル病院長と組合員は、4月17日午後7時頃、合意文に 署名した」とし「雇用継承保障と4月30日までに告訴告発の取り下げ、慰労金支給 するなどが合意の骨子」と説明した。

これまで労組は病院側に、△直接雇用による雇用保障、△労組の事務室と備品 用意など労組認定、△専従者の活動時間保障、△民事刑事上の告訴告発の取り 下げを要求してきた。これにより労使は、16日と17日の2日間、実務交渉を行い、 事態の解決に動いた。

今回の交渉で病院側は、用役業者変更による雇用継承保障には合意したものの、 元請の病院での直接雇用要求は受け入れなかった。専従者活動保障と労組認定 も、病院側は『関与しない』という立場を表明した。イ・ジェウン本部長は 「専従者問題をはじめ労組認定の部分について、病院は直接の当事者ではない という立場を見せた」とし「これは以後、ゆっくり議論して解決していく」と 明らかにした。

ハニル病院食堂の労働者は、2011年7月に労組を結成し、民主労総ソウル一般労組 に加入した。最低賃金と残業手当ての不法支給をはじめ、新型インフルエンザ 流行時にも予防注射接種なく患者の陪食に投入され、感染するなど劣悪な勤務 条件を改善するという趣旨であった。

だが労組を結成した19人の労働者は今年1月1日、アワホームからCJプレイウェイ に用役業者が代わり、集団解雇された。労組側は「無労組経営で有名なサムスン系 のCJグループが用役業者になり、労働組合を不愉快に思うハニル病院とCJが意図的 に雇用継承を拒否した」と主張してきた。

その後、労働者たちはテント座り込みと削髪闘争など、100日以上闘争を続け、 4月10日には民主労総ソウル本部などと共に雇用継承を要求して病院本館1階で 奇襲占拠座り込みに突入した。

一方、ハニル病院分会と民主労総ソウル本部は17日午後7時、ハニル病院座込場 で勝利文化祭を開いた。労組は文化祭後に座込場を撤収する予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-04-18 18:54:27 / Last modified on 2012-04-18 18:54:51 Copyright: Default

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