MBC『太陽を抱いた月』欠放か?...ドラマPD、「キム・ジェチョルのために」

ドラマ局ストライキ参加を示唆。「ドラマ局は社長の人柱ではない」

MBCストライキが長期化する中で、製作の一線に残っていたドラマ局のPDたちも ストライキに賛同する意向を示した。2月27日、MBCのドラマ局のPD50人は記名 の声明を出して、「責任を回避してMBC構成員の真心を、不法ストを続ける労組 と政治勢力に振り回される愚者だと言い続けるのなら、忍耐と理性で自制して きたドラマ構成員全員が決断することになる」と警告し、キム・ジェチョル社長 の退陣を要求した。

ドラマ局のPDが『決断』を考えた契機は、使用者側の広告だった。2月23日、 使用者側は主要日刊紙の1面に『文化放送視聴者の皆さんに感謝します』という 題名の広告をのせた。MBC労組の『不法ストライキ』にもかかわらず、『太陽を 抱いた月』と『光と影』などのドラマの視聴率が最上位を記録していることに 感謝するという意味だ。

しかし題名とは違い、広告のほとんどはストライキへの非難で満たされている。 正当性のない不法ストライキなのに、MBCドラマは『太陽を抱いた月』と『光と影』 のように、連日成功街道を走っており、使用者側は『放送正常化のための非常体勢』 を運営し、ストライキとは無関係にほとんどの番組が正常に放送されているという 内容もあった。

▲MBCドラマ「太陽を抱いた月」

MBC労組はこれに対して即刻批判した。24日のMBC全面ストライキ特報21号には 「『太陽を抱いた月を売り飛ばすな』という題名で、ドラマ局PDの匿名寄稿文 が掲載された。彼は「太陽を抱いた月の成果がキム・ジェチョル社長の政治的 な功績で、経営能力の結果だというように打ち出されるのを見ると怒りが湧く」 と批判した。

彼は「ドラマ局を分離し、組織を瓦解し、ドラマ局を信じられないとし、編成 を奪い取って行き(視聴率惨敗以後)、憎い奴にモチ一つを投げるようにして投 げた編成が、『太陽を抱いた月』だ。キム・ジェチョル社長の陣頭指揮の下で 落下傘ドラマが投入される。内部審査はいい加減な形式的な手続きに転落して、 なぜそのようなドラマを作るのか、企画と台本の質は担保されているか、競争 力はあるのか、質問と返事はすべて禁止される」とし、キム・ジェチョル社長 のドラマ局運営に不満を吐露した。彼は続いて「ドラマ局はあなたの人柱では ない」とし、高い視聴率のドラマを自分の実績にするキム・ジェチョル社長の 態度を非難した。

ドラマ局PDも声明書を出し、キム・ジェチョル社長の『太陽を抱いた月自慢』 に厳しく忠告した。職務者を除くドラマ局PD50人は、記名で出した声明で、 「ストライキ中にも放映しているドラマがMBCの公正性を取り戻すストライキの 動力を下げるせこいやり方に利用される現実に怒」るとし、キム・ジェチョル 社長の『太陽を抱いた月自慢』がドラマ局構成員の意図とは全く異なるものだと 強調した。

ドラマは番組の特性上、ストライキで一度製作が中断するとストライキ終了後 も事実上、再開は不可能だ。したがって、ドラマ局PDはやむをえず現在進行中 の製作を中断するのは難しい。PDは「問題は業務の特殊性を悪用して、まるで ドラマ構成員が今回のストライキの名分を否定して、ストライキに参加しない 勢力だと罵倒するようなもの」と使用者側の広告を批判した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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