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現代車非正規職、集会申告のために23日間野宿...また幽霊集会

集会申告のために上京した現代車非正規職と会った

チョン・ヨンギル修習記者 2011.11.18 11:02

現代自動車不法派遣中断を要求し、金属労組現代車非正規職支会労働者が25日 間行った工場占拠闘争から1年経った。占拠闘争後に54人が解雇され、数百人が 停職になった。法院の不法派遣判決にも揺らがない現代車への非正規職支会の 戦いがまた始まった。

現代車本社集会申告のために上京、陣を敷いた用役

11月15日、現代車非正規職支会組合員の6人は、ソウル市良才洞の現代車本社前 集会を申告するために瑞草警察署に来た。だが瑞草警察署の前には現代車職員 だと言って、非正規職支会と同じ場所で集会申告を出そうとする人々が並んでいた。

▲瑞草警察署の前は集会申告をする人々の行列が続いた。

▲右側に座ているのが現代車非正規職支会組合員。残りはサムスンと現代車に集会申告を出す会社側の人だ。

集会申告のために上京した非正規職支会組合員A氏は「非正規職支会の集会申告 を防ぐため、現代が送った用役だろう。現代車職員というが数十人もここに来 る理由があるか」とし「集会申告を一日に1人受け入れており、前に並んでいる 用役が抜けて集会申告を出すまでいる」と話した。15日に上京した彼らの前に は17人がいた。

非正規職支会組合員6人の他に、現代車とサムスンに集会申告を出すとして、数 十人が列をつくっていた。集会申告のために集まっている光景の写真を撮ろう とすると、彼らは強く抗議した。

A氏は「用役は、週末は申告せず、私たちが集会申告を出すにはもっと時間がか かりそうだ」と話した。非正規職支会は6日に連続集会申告をする計画で、週末 が先んじた彼らの集会申告から抜けると非正規職支会の申告日時は後回しにさ れるほかはない。

これについて瑞草警察署集会申告担当者は「会社側と労組側が同じ場所に集会 申告をしようとするので仕方がない。720時間前の申告だけを受け付けているの で、一日に1人ずつ、深夜12時に受付ける」とし「順序はCCTVで順番を確認して いる」と話した。

工場占拠闘争1年、「自信持ってまた戦う」

▲大法院の前で1人デモをするパク・ミノ現代車非正規職支会前法規部長。17日からイ・サンス前支会長と共に最高裁判決を要求して1人デモを始めた。

集会申告のために非正規職支会が瑞草警察署で24時間を場所を守っている中で、 17日からイ・サンス前支会長とパク・ミノ前法規部長が大法院の前で『現代車 不法派遣大法院最終判決』を要求する1人デモを始めた。

工場占拠闘争1年、非正規職支会組合員とこれまでの話をした。瑞草警察署に 上京した組合員たちは、工場占拠闘争後に解雇された。

工場占拠闘争を思い出すとどんな気がするか

その時を考えると胸が熱くなったり、残念な気持ちも同時に感じる。のりまき 一本を三、四人で分け合って食べたりもして... 腹は減ってもみんな、やれば できるという意志があった。組長、班長だった人も一緒に戦った。イ・ギョン フン執行部と政党の合意案を信じて25日で出てきたのが残念だ。その後、損賠 訴訟の取り下げも全くなかった。もっと戦わなければならなかったと残念な感 がある。

解雇者が54人もいる。停職も多いと理解している。占拠闘争後何が大変だったか

とにかく生計の維持が一番大変だった。解雇組合員の一部は生計のためにタク シー運転、代理運転、日雇い建設労働をした。解雇者の年令がほとんど30代の 初めで、子供たちも小さいし...

闘争の後は会社の圧迫も大変だった。会社側が現場に復帰した組合員に『労組 活動をしなければ職を保障する』という覚書を書かせた。一部の組合員が覚書 を書き、組合活動を避けている。生計のためにやむを得なかったということを 理解しながらも、ちょっと残念だ。共に泣いて笑った人なのに...現代車資本が みんなを分断した。

解雇者、停職者のうち、憂鬱症に苦しんでいる人は多い。寝ても目が覚めて、 ベランダから下を見て、『落ちれば死ぬだろうか』と考えた人もいた。一人で いると不安で、同僚と集まって寝たりもした。

戦いが長期化すると生計問題が一番苦しいようだ。労組次元で方法はないか。労組の雰囲気はどうか

現場に復帰した組合員が決意して生計費を用意している。正規職労働者も賛同 している。次の日曜(20日)に蔚山で組合員総会がある。これまでに労組の力は かなり弱まったが、今回の総会を基点にまた求心を作りたい。今回の集会申告 闘争で上京し、組合員からたくさん『お疲れ様』、『頑張れ』という連絡がき た。正規職労組選挙でも御用執行部ではないので、力になりそうだ。現代車支部 の離就任式が終われば、非正規職支会との懇談会も予定している。

10日に韓進重工業労使間合意があり、キム・ジンスク指導委員が降りてきた。どんな気がしたか

残念な部分も多い合意だが、うれしかった。組合員の間でもそんな話が多い。 韓進重闘争を見て、私たちの闘争にも希望バスがくれば良いと。それと共に 『私たちがしっかり闘争すれば希望バスもくるのではないか、支会が闘争の求 心をしっかり作り出そう』という話が出ている。労組内部がとても騒々しかっ たが、私たちがきちんと闘争を作れれば、社会的な連帯もある。工場占拠闘争 も、大法院の判決とは無関係に時間をかけて戦おうとする努力があった。その 時の気持ちで、現場非正規職労働者が自信を持って戦わなければならない。

午後3時30分頃、瑞草警察署の前には蔚山と全州で非正規職支会組合員約40人が 訪問した。現代自動車に対し、ソウル地方法院に出した勤労者地位基準関連の 裁判に出席するために来た人々だった。組合員の支持訪問でイ・サンス前支会 長と集会申告闘争をする組合員は明るい姿だった。ゴリアテ現代車に対抗する 非正規職労働者の戦いが注目される。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-18 19:54:47 / Last modified on 2011-11-18 19:54:48 Copyright: Default


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