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アン・ヒジョン道知事の動きに憂慮

[寄稿]ユソン企業問題で地域『与党』民主党の動き、全北バスストの再演か

キム・ソンヨン(民主労総忠北本部) 2011.08.10 13:21

夜間労働撤廃から始まった金属労組ユソン企業支会の闘争がいつしか100日を目 前にしている。韓進重工業の整理解雇に反対する希望バスと共に夜は眠らせて くれというユソン企業労働者の要求は、全国民が注目する問題になった。各種 の時事番組(追跡60分、時事マガジン2580、時事プラス、忠北時事マガジン・ チャンなど)とニュースなど、マスコミでも深く取り扱われる事案になった。

これに関連して、野五党(民主党、国民参与党、創造韓国党、民主労働党、進歩 新党)は、韓進重工業問題解決とユソン企業、教師公務員政治後援支援金弾圧を 主な懸案とする政策協議会を構成することにした。

地域『与党』民主党の動き、全北バスストライキの再演か

忠南アン・ヒジョン道知事は、政策協議会に参加した民主党出身者だ。では、 果たして忠南地方自治体と道党は問題解決に努力しているだろうか? 答は 「ノー」だ。

忠清南道は6月27日に労使民政協議会を構成した。だが当初約束した公開会議は 一度も開かれず、非公開実務会議だけだ。これは問題解決の努力というより、 さっさと処理しようと言うようなものだ。実際、労使民政協議会では実質的で 効力のある案は提出もされず、ユソン企業会社は参加もしない。

[出処:メディア忠清資料写真]

さらに最近続いているアン・ヒジョン忠清南道知事の発言は憂慮される。アン・ ヒジョン道知事は就任1年の記者会見で『ストライキも労働者の権利だが、職場 閉鎖も事業主の権利』で、地方自治体としては何もできないとし、限界に言及 するだけだった。5日に開かれた記者懇談会では『政界が立法活動などの仲裁が できるのでないか?』という質問に『忠清南道知事アン・ヒジョンの課題ではなく 労働運動の課題』と断言した。同党の政治家の動きもどういうわけか交錯して、 その上反対方向に行っている。

ユソン企業支会組合員は、中央党次元では民主党が政治的な動きしても、全北 バスのストライキでのように、まさに地方自治体次元では問題解決の意志がな いのではないかという反応だ。民主党は全北バスのストライキに鄭東泳(チョン・ ドンヨン)最高委員まで訪問して解決を要求したが、地方自治体では冷淡さを見せた。

[出処:全州バス ストライキ早期解決のためのソウル市民対策委]

アン・ヒジョン道知事は自分が『執権すれば』職場閉鎖と公権力投入の要件を 強めるなど、労使間の力の差を減らすと話した。民主党も2012政権交替を目標 として、他の野党との協調を重要な位置に置いている。

だが労働者たちは『執権民主党』の姿を全北バスストライキやユソン企業闘争 で描いてみる。まさに執権すれば、そんなことを言ったかとばかりに背を向け るだろうということは難なく察せられる。結局、望むものは労働者の『票』で、 労働者の生存権保障ではない。実際執権している地域では簡単に見られる態度だ。

民主党は政策協議会に参加したことが飾りではなく本気の動きなら、地方自治 体と地域党次元でも問題解決に乗り出すべきだ。直ちに道民の生存権が脅かさ れている状況で、権限がないという言葉は愚弄でしかない。地方自治体が積極 的にできることを探せば、問題解決の出口を開ける。直ちに交渉にもきちんと 応じないユソン企業を圧迫して交渉のテーブルにつかせることから始めるのが 本気を見せる第一歩になるだろう。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-11 13:07:44 / Last modified on 2011-08-11 13:07:45 Copyright: Default

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