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「警察の調査もくやしいが、お父さんまで呼んで確認するとは」

警察、労働者の父親にユソン企業デモ参加の有無を確認

特別取材チーム 2011.08.09 08:34

「警察は採証資料と私が似ているという理由だけで調査を続けています。いつも 呼ばれて調査を受けるのもくやしいが、今回はお父さんまで呼んで確認するとは... おかしくありませんか?」

警察が6月22日、ユソン企業牙山工場前の夜間衝突の捜査について、調査対象者 の父を呼び、採証資料を確認したことが明らかになり、警察のむちゃな捜査が 再び問題になった。

忠南道保寧市珠山面の珠山治安センターは、8月3日に全国建設労組(キム・ グムチョル委員長)保寧支会のファン・ソンジュン組合員の父親を召喚し、6月 22日の採証写真を見せて、息子かどうかを確認した。採証資料に写っていた人は マスクをしており、ファン氏の父親は『わからない』と答えた。

調査対象者のファン氏はすでに7月の1次調査で、採証資料の人物は自分ではないと 強く否定した。ファン氏は夜間衝突の時にユソン企業労働者闘争を支援しに 行っていたが、衝突の現場にはいなかったと主張したという。

だが警察は8月4日の2次調査の時に父親まで『強圧的』に召喚しただけでなく、 参考人調査の手続きも取っていないことが確認された。

これに関して、珠山治安センターの警察関係者はメディア忠清との電話通話で 「ユソン企業事件に関して採証資料を見て、お父さんに息子かどうかを確認し た。管内の人かどうかをチェックする手続きだった」と明らかにした。

▲6月22日の夜間衝突で、警察は催涙液を混ぜた放水車とサーチライト、盾、こん棒を動員して労組員を鎮圧した。以後警察は合同捜査本部を設けて労働者を大々的に捜査した。[出処:金属労組]

こうした警察の行動にファン氏は「衝突現場にいもしなかったのに、似ている という理由だけで調査を続けるのもくやしく腹が立つが、今度はお父さんまで 呼んで確認した」と反発した。

続いてファン氏は「治安センターに電話して抗議すると、マスクをしている人 が私かどうか確認したと当然の手続きであるかのように話した」とし「集会に 参加していて道端に座っていた罪しかないのに、とても腹が立つ。ぶっつぶし たい」と強い不満を表出した。

法務法人セナル所属のキム・サンウン弁護士は「すでにファン・ソンジュン氏 に召喚通知があり、捜査に応じるという意思を明らかにしたのに、事前に家族 を利用して心理を不安にさせようとしたようだ」とし、「参考人調査でもなく、 単に似ているという理由だけで全く手順を踏まず捜査したのは問題がある」と 指摘した。

一方、忠南地方警察庁は6月22日の夜間衝突以後、127人の警察官を集めて合同 捜査本部を設け、労働者への大々的な捜査を進めた。捜査の過程で9歳の子供に 出席要求書を渡して『認証ショット』を写したり、衝突当日に現場にいもしな い労働者に出席要求書を発行し『無差別強圧捜査』議論が絶えず続いている。 (記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-08-11 10:38:23 / Last modified on 2011-08-11 10:38:28 Copyright: Default

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