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最高裁の判決を首を長くして待つ

コルト楽器-コルテック、シグネティクスの件、大法院に1年〜3年間も係留

カン・ジョンジュ(金属労組) 2011.07.26 18:28

コルト-コルテック、シグネティクスの労働者たちが大法院に早急な判決を要求 している。彼らは現在、不当解雇と賃金支給請求、団体交渉履行などの内容で 会社と法廷で争っている。だが高等法院で労働者が勝訴した事件の場合、会社 が大法院に上告し、該当訴訟は短くて13か月、長ければ3年まで大法院で判決が 出ない。

▲7月26日ソウル、瑞草洞大法院の前で開かれた金属労組記者会見で、コルト・コルテック、シグネティクス組合員が不当解雇の件などに対して判決を引き延ばしている大法院を糾弾するシュプレヒコールをあげた。[出処:金属労組シン・ドンジュン]

労働者たちは「使用者らは自分たちに不利な法院の判決があれば、最終判決が 出ていないという理由で下級審の決定を履行せず、時間を引き延ばすために 大法院に行っている」とし「社会正義と弱者の権益を守るためには大法院が 迅速な判決を出さなければならない」と強調した。

コルテックは2007年7月に会社が組合員全員を整理解雇し、工場を中国に移転し たことに対し、2009年11月ソウル高等法院で「解雇要件を備えていない」とし 不当解雇と判定した。だがその年の12月、会社はこれを不服として上告し、 現在まで1年8か月間大法院に係留中だ。コルテック支会組合員の懲戒解雇に対 しても、原職復帰、賃金支給判決があったが、これも会社が上告、1年8か月間 最終判決が出ていない状況だ。

コルト楽器の労働者も2009年8月、ソウル高等法院で2007年に会社が行った整理 解雇は不法だという判決をすでに受けている。だが2年過ぎても大法院の判決が 出ず、労働者たちは相変らず工場に戻れない状態だ。この整理解雇訴訟につい て、2008年に賃金支給を請求した件は、大法院判決後に決めることにして、も う3年間進展がない。コルト楽器支会が闘争について歪曲、虚偽報道をした東亜 日報を相手取って出した訴訟も、昨年6月に訂正報道掲載と慰謝料支給の内容で 勝訴したが、大法院で1年以上係留中だ。

シグネティクス分会は、会社の交渉拒否と団体交渉不履行などに対し訴訟を行っ ている。二つの訴訟とも2010年に高裁で、会社に対して交渉に応じ団体交渉の 内容を履行するよう求めた。だが分会は1年5か月間、大法院の判決を待っている。

▲7月26日、大法院前での労働問題判決遅れ大法院糾弾記者会見でシュプレヒコールをあげる組合員の後に大法院の象徴である「自由、平等、正義」が見える。[出処:金属労組シン・ドンジュン]

コルト楽器支会のバン・ジョンウン支会長は「不当解雇に関して、最初の地労委 から今まで、5年という決して短くない時間を争っている」として「一日一日が 生と死の瀬戸際で、家庭生計は破綻して長い」と吐露した。続いてパン支会長は 「コルト・ギターは世界中で売れていて、当期純益だけで百億ウォン、新製品も 準備している会社が、労働者をすべて解雇するなどおかしい」とし「最後に 大法院まで来て訴える。最高裁の判事がこうしたくやしい労働者たちの気持を 推し量って、早く判断してほしい」と最高裁の判決を要求した。(提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-27 12:55:07 / Last modified on 2011-07-27 12:55:08 Copyright: Default

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