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「用役警備を直接雇用したユソン企業の社長を拘束捜査しろ」

労組「凶器に使われたハンマー、三角さし当てる生産道具」

特別取材チーム 2011.07.16 21:27

ユソン企業のユ・シヨン社長など、会社の責任者を拘束しろという声が高まっ ている。5月18日に職場閉鎖が始まり、ユソン企業に雇われた用役警備と労組員 の間でしばしば衝突が発生し、世論を熱くした。特に、用役警備がさまざまな 凶器で殴りつけ、労組員を暴行し、偽装車でひき逃げし、労組員13人が負傷し ても不拘束になったため、ユソン企業支会(労組)は用役警備を処罰しろと強く 要求してきた。

今は用役警備の処罰と同時にユソン企業ユ・シヨン社長の処罰がさらに重要だ。 用役警備の処罰を要求する時も、彼らを雇った会社の責任を問い、ユ・シヨン 社長など8人の管理者を拘束捜査しろと具体的に要求したのは数日前のことだ。 ユソン企業は6月27日に『アイワンガード』という新しい用役業者と契約し、 27日以前は用役業者(CJセキュリティなど)と契約した事実がないことがわかり、 ユソン企業支会は会社責任者の『不法行為』を積極的に提起することにした。

理由は、5月18日から常駐していた用役警備が幽霊でない以上,会社が裏で彼ら を雇用したことになるが、業者と契約していなければ、会社が用役警備を直接 雇用したことになる。そのため、ユソン企業支会は、会社が用役警備に暴行を 指示し、凶器を与えるなど各種の不法行為を直接指示したとし、その証拠資料 を提出、社長をはじめ8人を告訴した。

これについて、警察は調査を始めたが、労組員の怒りは消えない。ユソン企業 の管理者と用役警備が労組員の工場出入りを阻止するために『共謀』している 情況の写真がツイッターにも出回っている。ユソン企業支会を支援する労働者 が撮った写真だ。

会社が物量搬出を理由に用役警備を動員し、激しい衝突があった去る6月22日、 朝7時から始まった衝突で労組員22名が負傷し、病院に運ばれても対峙状況が続 き、会社の管理者と復帰者がマスクをして牙山工場正門の前にいる用役警備の 後で同僚を防いだ。

支会は当時、会社側工場長の李某氏と理事ユ某氏が工場の屋上で労組員と用役 警備の衝突を見ながら電話などで指示していたと主張した。この他にも衝突の 過程で管理者が用役警備と対話している場面が写っている写真が何枚も出てき た。また用役警備が労組員に撒いたり、消火栓につないだ消防ホースと消火器 を管理者が移動、配置する場面も写っていた。

▲会社管理者と用役警備責任者が6月18日の衝突の過程で工場の中で対話をしている。この日は会社の職場閉鎖措置から1か月目で、労組と連帯に来た労働者が牙山工場正門前で集会をしたため用役警備が水ボトル、消火器、石を投げ、激烈な衝突があった日だ。[出処:ユソン企業支会]

[出処:ユソン企業支会]

ユソン企業支会はまた、用役警備が消火器、竹槍、盾、鉄パイプなどの凶器を 使っただけでなく、工場の中で生産に使われる道具が武器に使われたと主張、 会社が生産道具を用役警備に凶器として渡したと、怒りを隠せなかった。

労働者たちは、用役警備が持っていた鉄の棒は別名『三角コジデ』と呼ばれ、 現場で完成した自動車エンジン部品のピストンリングをさして保管、運ぶ鉄製 の工具だという。三角コジデは生産1課、2課、3課、5課、研磨課、検査課など 工場の中でよく使われる生産補助工具だ。

また労働者たちは用役警備が持って振り回したハンマーは、一般に販売されて いるハンマーではなく、やはり工場で使われる生産補助工具だという。ハンマー は主に鋳造課で使われるが、溶解の過程で銑鉄が抜けない時に刺激を与えたり、 機械を整備する時に使われる。

特に労働者たちは、木の取っ手をつけたハンマーだという点を強調し、「この ような製品は市中では販売されていない。市中で売られているハンマーの取っ 手はプラスチック、鉄などで作られている。木で作ったのもすべて労働者たち が作業の過程でした」と伝えた。

▲工場の中で生産補助道具で使われる「三角コジデ」と「ハンマー」が用役警備の武器で使われたと労組が主張した。労組は会社が生産道具を用役警備に渡し、凶器として使わせたと怒ると同時に「工場と生産道具を守る人は労働者でなければならない」と吐露した。[出処:ツイッター@lastkill1]

ユソン企業支会は機関誌を出し「労働者60人が傷ついた」とし「殺人的なテロ 主犯のユ・シヨン社長を拘束捜査しろ」と要求した。支会は「警察は、会社が 配置した用役警備はユソン企業の人事担当者が斡旋して直接雇用した日雇いだ といった」とし「したがって人事権者はユ・シヨン社長だ。法的責任も当然、 ユ・シヨン社長だ。これまで集団暴行、傷害、殺人的なテロを行い、60人ほど の組合員を傷つけた張本人がユ・シヨン社長だ」と主張した。

一方、ユソン企業で働いていたある用役警備がポータルサイトのネイバー知識N に7月4日公開した質問が、ビニールハウス座込場を沸きかえらせた。

ユソン企業で用役警備の仕事をしたのに賃金を受け取れなかったと助けを要請 した『21歳の青年』の質問に、ある組合員は「用役業者がピンハネしたのだろ うが、直接雇用したユソン企業社長の責任も大きい。20代の若いやつらが何か 考えて働きにきたのか」と吐露し、「明らかにピンハネがあると思っていた」 と言った。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-18 10:17:33 / Last modified on 2011-07-18 10:17:52 Copyright: Default

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