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「対話するのに交通事故を誘発、性暴行もするとは」

[寄稿]慶山三星病院の根源を知らない労組敵対感、被害者は市民

シン・ウンジョン(慶尚病院分会長) 2011.07.08 16:45

慶尚北道慶山市は25万人口の小さな都市だ。地元の人が多いようで、いくつか 橋を渡れば親戚関係につながることが多い。こうした都市で唯一の総合病院で ある慶尚病院が破産し、また再開したといううわさは、特に広報をしなくても すぐ口と耳を通して伝えられた。

上手く行っていた病院が門を閉め、地域の病床が不足し、市民が不便に感じて いるので、また慶山三星病院が再開しさえすればうまくいくと思ったらしい。 とても自信を持ち、労働組合との紛争は軽く越えられると思ったのだろう。そ の上、労組破壊専門家は自身のコンサルティングの通りにしさえすれば、労組 一つくらいは簡単に破壊できると言うので、労組は根元からなくして始めよう と決心したようだ。時代の流れもそうなので、後ろを振り返る理由もなかったの だろう。

それで開院を準備するにあたり、専門家の意見を聞いて『労組とは絶対対話を しない』と宣言したようだ。数億ウォンをかけて用役警備を呼び入れ、病院を 封鎖して、初めて訪問した患者が一番最初に出会うのは、見た瞬間に身がすく むような図体が大きい用役警備になるという点も、労組を破壊できさえすれば 果敢に選択できる方法だった。

[出処:慶尚病院分会]

毎日体当たりをし、申告された集会にも果敢に投入し、暴力で解散させ、無力 感を与え、患者に配った労組の宣伝物は患者が読まないうちに回収していった。 病院との戦いがいつの間にか用役との戦いに変質し、病院は一歩引いて見物した。

副市長が対話を仲裁しても拒否し、市会議員が会おうと言っても拒否した。そ んな渦中で、用役警備に労組員を処理しろという依頼内容がわかり、人々を驚 かせた。対話するために交通事故を誘発し、強姦しても労組をなくすというのだ。

こうした慶山三星病院の不道徳な態度を知らせるために、野4党と共に自転車に 乗って街に出た。いつもの宣伝戦だが、病院の不道徳な態度は市民の足を止め させた。足を止めて最後まで私たちの呼び掛けを聞いた。商店街の商人は外に 出てきて言葉を聞いた。配られた宣伝ビラをじっくり読むだけでなく、受け取 れなかった市民は近よってきて、宣伝ビラを要求することもした。

「慶山三星病院が本当に性暴力を計画したのか? この世の中でこんなひどいこ とをするとは、本当に病院を利用してはいけない」と応援の言葉をつけ加える こともした。

[出処:慶尚病院分会]

病院は市民の力で運営される所だ。物を生産する工場とは違う。市民が直接訪 ねてきて、診療を受けなければならず、市民が払った社会保険料で運営される 所だ。だから病院はいくら民間が運営するにしても、公共性とつながらざるを えない。そんな病院は生命を救う病院でなければならないのに、理由が分から ない労組への根深い敵対感を、誤った方法で表わし、今はその結果で市民から 馬鹿にされる状況に達した。

慶山三星病院の前身である慶尚病院は、経営陣の不正で破産した。ところが今 の慶山三星病院は、理事長の偏った思考と誤った判断で揺れている。外部のい かなる助言も拒否して孤立している。元に戻せない状況に達しても、まだ粘り 強く対話要求をした『労組のため』と言い張るのだろうか?

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-09 16:26:52 / Last modified on 2011-07-09 16:27:01 Copyright: Default

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