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現代車非正規職分裂を越えて、闘争へ

9日希望自転車、18日全国巡回闘争、23日金属労働者大会参加決意

チョ・ソンウン記者 2011.07.08 16:40

前職役員の嘆願書の問題で非常対策委員が集団辞任するなど、6月中内部の混乱 が続いた現代車非正規職支会が「分裂を越え、団結で非正規職撤廃闘争に出る」 とあらためて決意した。

現代車非正規職支会非常対策委員会は7月6日午後7時、支会教育館での金属労組 懇談会の後、7日午前9時にイ・ウンファ非対委員長と各事業部代表、解雇者が 参加する全体会議を開き、要請文を採択、大法院判決1年をむかえて7月18日か ら始める6日間の全国巡回闘争と7月23日の特別勤務拒否によるソウル上京闘争 (金属労働者大会参加)を決めた。

また、現代車非正規職支会の工場占拠ストライキに献身的に連帯した民主労総 釜山本部のキム・ジンスク指導委員に力を貸すために、希望自転車に乗って 韓進重工業85号クレーンに走って行くことに決めた。

非常対策委は7日夜、壁新聞で、要請文を発表した。

現代車非正規職支会のイ・ウンファ非対委員長は「これまで嘆願書問題で騒々 しかった。非常対策委会議も、事業部会議も、良くならなかった」とし「昨日 の全体会議で、要請文を検討した。支離滅裂だという内部批判もあったが文言 の調整と同意の過程を経て、要請文を採択した」と明らかにした。

続いて「これまで支会はとても低迷しており、資本家階級に向けられるべき怒 りがむしろ内部的な問題に閉じ込められていた」とし「希望自転車と全国巡回 闘争、ソウル上京闘争に私たちが参加して、不法派遣撤廃正規職化闘争がまだ 終わっていないということを見せるだけでなく、私たち自身も反省し、新しい 決意で闘争する姿を現場の組合員に見せる。要請文を採択したのは、分裂を越 え、団結して新しい不法派遣闘争を組織する闘争の局面に転換するという決意」 と強調した。

前職役員嘆願書問題「代議員大会を招集して再議論」

現代車非正規職支会非常対策委は要請文で「2010年7月22日、現代車社内下請の 労働者は不法派遣なので正規職だという大法院判決の後、われわれは不法派遣 正規職化を要求して、850万非正規職労働者の先鋒で最善を尽くして闘争を展開 した」とし「11月15日から25日間、英雄的な闘争を展開し、史上最大の解雇を はじめ、現代車の想像を超越する弾圧に対抗して2派ストライキを組織するため に、苦しい闘争を進めてきた」と明らかにした。

続いて「しかし組合費の流用で辞任した前執行部の嘆願書問題により、団結と 闘争の姿を見せるべき非正規職支会幹部と活動家が互いに非難しあい分裂する 姿を見せたことに対し、組合員の仲間たちに心から謝罪する」とし「現代車資 本の苛酷な弾圧に対抗し、かろうじて現場で戦っており、不法派遣正規職化の 熱望を胸に大事にしまって2次闘争を準備していた組合員の仲間たちの前に団結 と闘争の模範を示せないことに、再度心から謝罪する。また代議員大会を開き、 嘆願書問題の再議論により、私たち内部の対立と分裂を解消し、2次闘争と労働 組合正常化のためにすべての努力を傾ける」と決意した。

「6日間の全国巡回闘争、23日に特別勤務拒否金属労働者大会参加決意」

非常対策委は「今、現代車非正規職支会幹部と活動家は、すべての力と力量を 動員し、李明博政権と現代車資本に対してまた非正規職正規職化の闘争を展開 する」とし「非正規職問題は25日間の占拠ストライキを含み、仲間たちの献身 的な闘争で、韓国社会の一番重要な争点になった。野党はもちろん執権与党も 不法派遣社内下請問題を解決すると言い始めた。来年の総選挙を前に、非正規 職問題はさらに大きな社会的関心になるほかはない。また来る7月22日は大法院 判決1周年だ。差戻された大法院の最終的な判決も近い将来出てくるだろう。ま さに今は私たちが戦列を整え、また闘争に立ち上がる一番重要な時」と強調した。

続いて「一次的に7月22日大法院判決1周年を控えて、7月18日から6日間の全国 巡回闘争を展開して、7月23日には特別勤務を拒否し、全国の非正規職労働者が ソウルに集まる」とし「今回の闘争で現代車非正規職労働者が生きていること を政権と資本にはっきり見せなければならない。幹部が先頭に立つ。資本のあ くらつな弾圧に屈することなく、堂々と対抗し、また不法派遣正規職化の松明 を高くかかげる」と明らかにした。

また「分裂と絶望の時間を越え、団結と希望を作る」とし「一日も早く、労働 組合の指導部を選出して、不足ではあるが指導部を中心に堅く団結し、2次闘争 を元気良く作り出す。仲間たちにまた頭を下げて謝罪し、非正規職正規職化の ためにすべての力を集めて戦い抜く」と付け加えた。

一方、7月1日、現代車非正規職3支会は金属労組忠南支部で共同会議を開き、 「7月18日から23日まで、現代車非正規職解雇力量と非正規単位力量を集めて、 全国巡回闘争を行う。この力で、23日金属労組が主催する不法派遣正規職化の ための金属労働者決意大会を開催する」と決めた。

全国巡回闘争団は、金属労組のキム・ヒョンウ副委員長を団長として、現代車 非正規職3支会の解雇者が参加する。また、金属労組非正規代表者会議(金属非 闘本)が組織的に参加して、韓国GM、キリュン電子、ドンヒオート、双竜車非正 規職支会が参加する。現代ハイスコ、錦湖タイヤ、起亜車非正規職分会も交代 で参加することにした。

全国巡回闘争の日程は、18日に現代車蔚山工場を出発、19日は光州圏、20日は 全州、牙山、21日は双竜車と起亜車、22日はソウル主要拠点で巡回闘争を進め る計画だ。

そして23日の午後3時には全国巡回闘争を総括し、不法派遣正規職化の決意を集 め、社会的争点を提起する金属労働者決意大会をソウル都心で開催する予定だ。 (記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-09 16:03:40 / Last modified on 2011-07-09 16:03:47 Copyright: Default


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