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韓進重の風景...「正常化」 VS 「整理解雇撤回」

金属労組決意大会...「職場閉鎖の時に受注できなかったと..労組破壊陰謀」

合同取材チーム 2011.07.07 08:29

全国金属労働組合釜山梁山支部(以下金属労組釜梁支部)が釜山駅で集会を開き、 韓進重工業影島造船所85号クレーンの反対側でデモ行進し、会社が『外部勢力 は退け』と影島造船所前の正門で『正常化決意大会』を開き、組合員と管理者 が出会う風景があった。

▲金属労組釜山梁山支部集会参加者と会社集会参加者が交差した。

金属労組釜山梁山支部は7月6日午後3時、組合員約300人の参加で、韓進重工業 整理解雇撤回だけでなく金属労組釜梁支部共同要求をかけて闘争をした。金属 労組と金属産業使用者団体は、賃金団体協議を行っており、金属労組釜梁支部 は「賃金基本給150,610ウォン値上げ、2004年から2010年までの集団交渉協約経費、 複数労組交渉窓口単一化」を主張して金属労組の方針である警告性2時間の部分 ストをした。

彼らは集会の後、韓進重工業影島造船所85号クレーン反対側までデモ行進した。 会社側は釜山駅集会の参加者が正門に到着する15分前、午後4時30分に影島造船所 正門の前で『正常化決意大会』を開いた。管理者と協力業者職員など150人ほど と韓進重工業の李在鎔(イ・ジェヨン)社長が参加し、彼らは『私たちの会社は 私たちが守り責任を取る』、『外部勢力は退け』というスローガンを唱えた。

▲韓進重工業会社が'正常化決意大会'を開いた。

この席で李在鎔社長は声明書で「労使は会社の正常化はもちろん、地域と国家 経済のために大乗的な次元で大妥協を実現した」とし「会社の構成員が集まり 正常化ハンマウム決意大会を開き、正常化に渾身の力を出している」と話した。

李社長は「労働界と一部の市民、一部の政党の無分別な発言は、労使間の対立 を糊塗」しているとし「労使合意を尊重し、これを破壊する行為を労働部、地 方警察庁は無視してはならず、断固対処しなければならない」と主張した。

協力業者、ヒューマン重工業の社長は「長い間、操業ができずに困っており、 企業の生存も危険な状況」とし「外部勢力の介入に反対し、外部勢力は現事態 にはまったく助けにならない」と語った。

これに接した金属労組釜梁支部の組合員たちは、「金属労組を外部勢力と規定 する彼らの常識が理解できない」とし「韓進重工業はまず整理解雇を撤回しろ」 と主張した。

だが、憂慮された摩擦はなく、金属労組釜梁支部の組合員たちは整理集会の場所 に移動し、最後まで決意大会を行った。この日、金属労組は全国138事業場の約 3万5千人が2時間の部分ストをしたと明らかにした。

▲3時金属労組釜山梁山支部集会

「いつでも労組が白旗をあげれば受注できる」

「職場閉鎖中、一件の受注もしないのは、労組破壊の陰謀」

釜山駅集会で金属労組のキム・ホギュ副委員長は、「韓進重工業整理解雇撤回 の心を抱き、双竜車労働者たちが毎日45キロを6日間歩いている。自分の足の痛 みは韓進重工業の痛みより弱いと考えて、韓国社会を整理解雇のない社会、 労働者の血の涙がない社会にするために歩いている」と便りを伝えた。

金副委員長は「今日金属労組の賃金団体協議勝利のための2時間部分ストは賃金 団体協議闘争の勝利を占う時期になるだろう。労組弾圧を突破し、民主の怒涛 を死守する闘争でもある。今回の警告ストライキは文字通り警告ストライキで、 今後の状況によってはストライキに突入する」と話した。

整理集会で民主労総釜山本部のユン・テックン本部長は「今日、韓進重工業の 使用者側が受注したという記事が出ている」とし「韓進資本は交渉で受注がな く、整理解雇をしなければと主張していた。そして労働組合がいつでも白旗を 揚げれば受注できると言っていた。職場閉鎖の間、一件も受注しないのは、 労働者に整理解雇の理由を転嫁して労働組合を破壊する陰謀だった」と主張した。

ユン本部長は「協力社は困っていると言うが、職場閉鎖とストライキ期間中、 下請企業はずっと仕事をしてきたし、時にはストライキを無気力化させること もした」とし「会社が嘘をついて正当性を得ようとしている」と糾弾した。

「会社の論理は矛盾」

一方、会社の受注の報せに接した韓進重工業の労働者たちは、「もう3か月前 からおおっぴらにうわさがあった」という反応だった。

組合員たちは「うわさがちょっとなくなったので、またうわさが出てきたのだ ろう」とし「会社は受注がなく、もう賃金削減も会社の維持もできないので、 整理解雇をすると通知していた。会社が整理解雇の理由を無理に作ってきた」 と主張した。

金属労組釜梁支部のソ・スファン主席副支部長は今回の受注について「労働者 をすべて追い出して受注した」と吐露した。

ソ首席支部長は「これまで会社は単価が合わずに受注できないといっていた。 だが今受注したのを見れば、単価が合わないのに受注したわけだ」とし、「こ れまで会社が主張してきた論理と全く合わない」と批判した。(釜山=メディア忠清、 蔚山労働ニュース合同取材チーム)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-07-09 15:42:23 / Last modified on 2011-07-09 15:42:35 Copyright: Default

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