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キム・ジンスク、「労組執行部が組合員と85号クレーンを捨てた」

「174日頑張ったのに...生きていても生きた命ではない」

ユン・ジヨン記者 2011.06.28 10:51

公権力の投入と指導部と組合員間の対立など、韓進重工業事態が悪化の一路を たどっている状況で、174日目タワークレーン高空籠城を繰り広げているキム・ ジンスク指導委員が「執行部の決定は組合員と85号タワークレーンを捨てると いうこと」と心境を吐露した。

彼は27日、チェ・ギリョン支会長が一方的に業務復帰を宣言したことに対して 「組合員が地面をずるずると引っ張られて行くのを見て社長と支会長が万歳を 叫び、握手をする場面は、174日(高空籠城中)で一番惨憺とする光景だった」 と打ち明けた。

彼は28日、CBSラジオ[キム・ヒョンジョンのニュースショー]とSBSラジオの [キム・ソウォンのSBS展望台]などに出演してこのように語り、「その執行部 の決定は結局、整理解雇された組合員を捨てるという宣言で、私が座り込みを している85号クレーンも捨てるという宣言と受け止められるので、なんとも言 えないほど気分は複雑で息苦しい」と説明した。

特に彼は支会長の業務復帰宣言は事実上効力がなく、合意した内容もまた同意 できないことを明確にした。キム委員は「(支会長が)職権調印をしたが、金属 は産別労組で金属労組委員長が締結権を持っているので法的に効力がなく、 今日の11時に合意案に反論する内容の記者会見が民主労総と金属労組次元で あると理解している」と明らかにした。

また、整理解雇に関する支会長の合意内容も、今まで労組が押し出してきた 『整理解雇撤回』の要求から後退したもので、組合員の反発をかっている。金 委員も、現執行部が行政訴訟進行などの法的手続きを進めるという立場だが、 大法院まで行っても勝訴の確率は低く、勝訴しても使用者側が受け入れなけれ ば無用の長物になると憂慮した。

彼は「大法院まで3年以上かかるが、生計の道がない解雇者が3年をどう頑張れ るのか」と問いかけ「その中に離れて行かせるという戦略だと私たちは受け止 める」と強調した。

一方、キム・ジンスク指導委員に対する公権力投入の憂慮に対して金委員は 「174日、ずっと我慢してきて、悪条件に耐えてここまできたのに、強制的に引 き下ろせば私がどんな選択をするか」とし「事実は崖っぷちに追い込んでいる が私には答がない。この問題が終わるまではこの問題を放棄するつもりは全く ない」と明らかにした。

続いて彼は「この状況でこれ以上、組合員たちが切られ、道端に追い出された ら、私は生きていても生きた命ではない。生きられない」と強調し「組合員は、 こうした状況でも屈することなく正しい判断をしてほしい」と頼んだ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-29 09:17:18 / Last modified on 2011-06-29 09:17:21 Copyright: Default

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