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韓進重労組組合員、非常対策委を構成...85号クレーン死守を宣言

民主労総「韓進重工業に公権力を投入すれば政権審判闘争」

チョ・ソンウン記者 2011.06.27 15:42

韓進重工業への警察投入が秒読みに入った中で、6月27日午後12時30分民主労総、 民主労働党、進歩新党、民主党、市民社会団体は、韓進重工業影島造船所正門 の前で記者会見を行い、政府に公権力投入計画の撤回と平和的解決を要求した。

[出処:蔚山労働ニュース]

民主労総のキム・ヨンフン委員長は「影島造船所は今、国家暴力により労働者 が惨めに引きずり出される現場になるのか、平和な解決の糸口を見つけるのか、 その岐路に立っている」とし「われわれは、警察が投入されれば全身で防ぐ。 座り込み中の組合員と運命を共にする」と明らかにした。

続いて「暴力で何とか事態を収拾しようとすれば、全市民社会と政界と共に、 この政権を審判する広範囲で強力な闘争を組織する」と警告した。

民主労働党の李正姫(イ・ジョンヒ)代表は「法の名で韓進重工業労働者を殺す な」とし「対話で解決策が出るように力を集める」と明らかにした。進歩新党 の趙承洙(チョ・スンス)代表も「財閥を解体しなければ、韓国社会は一段階も 発展しない」とし「警察力を投入するのなら、私を踏みつけて行け」と話した。

民主党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)国会議員は「聴聞会の前まで軽挙妄動をす るな」とし「合理的に交渉し、整理解雇問題を合意できるように努力しろ」と 要求した。

記者会見を終えた民主労総の組合員とネチズンは、正門の前で公権力投入撤回 を要求して、抗議集会を開いている。

韓進重支会執行部、全組合員の反発にも一方的に現場復帰を宣言...会社と労使協議履行の合意書に署名

韓進重工業支会は6月27日午前「もう3年間の闘争で組合員の生活は疲弊しきっ て、ますます疲弊するようになったしますます死の工場に変わる影島造船所を もう放置できず、組合員の現場復帰を宣言する」とし「会社は労働組合のこう した方針を理解して認め、無意味な公権力投入を中断しろ」と要求した。

続いて「各種の民事刑事上の告訴告発もまた取り下げ、社規による組合員懲戒、 不利益処分も共に取り下げろ」とし「労働組合の自発的な現場復帰宣言なので、 会社も労働組合の方針を認め、これに対する最低限の要求事項は受け入れると 思う」と要求した。

チェ・ギリョン韓進重支会長はこの日午後1時に韓進重工業造船部門の李在鎔 (イ・ジェヨン)代表理事と影島造船所中の食堂で、△解雇者のうち希望者に限 り希望退職処遇基準を適用、△刑事告訴告発取り下げ、△損害賠償請求の最小 化と、キム・ジンスク民主労総釜山本部指導委員の退去は労組が責任を持つと いう内容の労使協議履行合意書に署名した。

85号クレーンを死守している組合員は「現場復帰宣言には、解雇者の問題も、 85号クレーンの問題もない」とし「指導部の復帰宣言は白旗投降で、全組合員 への背信行為だ。指導部が私たちを裏切っても、われわれは最後まで85号クレー ンを死守する」と決意を明らかにした。

[出処:蔚山労働ニュース]

組合員が非常対策委を構成...「85号クレーンを必ず死守する」

韓進重工業支会のパク・ソンホ組合員は「韓進重工業指導部はこの二日間の交渉 で、交渉の内容を何も知らせなかった。ツイッターで交渉内容を知った代議員と 組合員が自発的に支会の事務室に抗議しに行った」とし「26日の組合員懇談会で チェ支会長は『組織的な退却の立場を明らかにする。全面ストライキを撤回して 現場に復帰する』と宣言した。組合員たちは『降伏宣言はだめだ』と激しく抗議 した」と明らかにした。

続いて「抗議が続き、支会の指導部は会議中断を宣言した。午後8時に崔支会長 は常執委員を後に立たせ『われわれは組織的退却を宣言する』と一方的に通知 した。組合員たちは『支会の退却立場は解雇者を、85号クレーンを捨てるもの だ。そんな指導部は必要ない。会議場から出て行け』と抗議した」とし、支会 の指導部が会議場から出て解雇者の組長と代議員、非解雇者は非常会議体制 (非常対策委)を設けた。民主労総釜山本部と金属労組釜梁支部に組合員の 立場を伝えた」と話した。

パク組合員は「支会指導部がまだ辞任していないので、非常対策委(非常会議体 制)では85号クレーンを死守し、支会指導部の記者会見を防ぐことが優先と判断 した」とし「午前2時30分に終盤の交渉が決裂し、支会長が事務室に入り全組合 員が事務室入口の階段に抗議座り込みを始めた。組合員たちは『記者会見をす るなら私たちを越えて行け』と叫んだ」と伝えた。

続いて「27日午前10時に予定されていた支会指導部の記者会見は組合員の抗議 闘争で失敗したが、午前11時頃に支会の指導部は一方的に報道資料を通じ現場 復帰を宣言した」とし「解雇者、非解雇者、代議員の立場を整理している。労 組事務室の抗議座り込みは、代議員と組合員が行っており、解雇者は午前11時 頃にクレーンに上がって死守している。ロープでからだを縛って決然たる意志 で闘争を宣言している」と明らかにした。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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