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ユソン企業労組、「集会をさせろ」

ビニールハウス座込場連帯集会

特別取材チーム 2011.06.26 16:54

ユソン企業支会の座込場に到着した集会参加者たちは、『集会をしよう』と書 かれた風船を持ち、ユソン企業工場前の陸橋に移動した。陸橋の前で待機して いた千人ほどの警官は、彼らが集会場所に移動することを許さなかった。

25日午後3時、集会不許可に関する文書を受け取っていないと抗議する集会参加者と、 これを阻止する警官との小競合は一時間ほど続いた。

特に、ユソン企業支会家族対策委は警察に強い不満を放った。彼らは「警察は なぜ、集会まで防ぐのか」とし、「家族に怪我をさせた用役チンピラは捉えて 調査せず、被害者の私たちだけを捉えて調査するのか」と抗議した。

警察が宣伝カーを動員して解散命令をすると、集会参加者はビニールハウスの 座込場に戻り、午後4時から略式集会を開いた。司会をした民主労総忠北本部の キム・ヨンジク事務局長は、「ユソン支会組合員の闘争が正当だということを 多くの人々が知っている」と強調した。

民衆の力のイ・ガンシル共同代表は、「今、警察は公権力とは言えず、私組織 に転落してしまった」とし、「李明博政権は彼らを先頭に立てて国民を苦しめ ている」と指摘した。また「各自の現場で自分たちの権力を得るために戦わな ければならない」とし、「戦わずには解決できない」と再度強調した。

民主労総のキム・ソンミン忠北本部長は、「笑って集会をしようとたが、腹の 中は苦々しい」とし、「あまりにも暴力的な世の中で暮らしている。法は万人 に平等ではないようだ。こんな時ほど、さらに団結して闘わなければならない」 と訴えた。

全国労働者の会のチョン・グァンジン代表は連帯発言で、「闘争は必ず粘った 奴が勝利するわけではない」とし、「闘争は力をあわせ、集中すべき時を明確 にするべきで、突破しようとする時は明らかに意志を集めなければならない」 と強調した。続いて、「仲間たちが誇らしい」とし、「必ず力をあわせ、工場に 帰ろう」と促した。

建設労組のイ・ヨンデ忠北支部長も、「原則がなく腐った政府で、私たちが すべきことは団結だ」とし、「くやしくて、困難だが、また闘争を準備しなければ ならない。」と声を高めた。また、「言葉だけの連帯ではなく、実践で行動に 移すことが必要だ」とし、「建設労働者も共に企画し、組織し、行動する」と強調した。

一方、この日の午後2時には民主党のヤン・スンジョ国会議員をはじめ、忠清南道 の議員、市会議員が座込場を訪問した。だが会社側は議員との出逢いを拒否したと いう。

ヤン・スンジョ国会議員は〈メディア忠清〉とのインタビューで「まだ会社と 対話できないようだ」とし、「会社が私たちを避けているようだが、帰りに また会ってみる計画だ」と説明した。また「まず現場を把握するのが先だから、 今日ここに来た」とし、「党次元で問題解決のための議論をする」と強調した。

▲民主党所属忠清南道議員、市会議員にこれまでの会社と用役警備職員、警察の行動に対して鬱憤を放つユソン企業支会家族対策委[出処:メディア忠清]

ヤン議員は組合員たちに「労組側の一括復帰の要求が必須条件だということは 理解し、同感する」とし、「韓国社会が誤解しているさまざまな部分を知らせ、 先頭で誤った認識を正す」と明らかにした。

ヤン議員は続いて、「中央党では環境労働委中心にユソン企業事態の解決点を 見つけるよう努力する」とし、「民主党は、皆さんと共にする場所なので、 最後まで頑張ってほしい」と伝えた。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-28 10:40:18 / Last modified on 2011-06-28 10:40:19 Copyright: Default

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