本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:「正規職ゼロための不法整理解雇だ」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1308870145615St...
Status: published
View


「正規職ゼロための不法整理解雇だ」

金属労組シグネティクス分会、22日に4時間ストライキの後、永豊本社前で記者会見

キム・サンミン(金属労組) 2011.06.22 22:57

整理解雇しても工場に一人の正規職も残さない永豊グループに抗議して、京幾 道安山のシグネティクス労働者と金属労組京畿支部組合員が闘争を宣布した。

京畿支部(支部長イ・ギマン)は6月22日午前11時、論硯洞の永豊グループ本社前 に集まり記者会見を行って、永豊グループ所属シグネティクス労働者の不当な 整理解雇を即刻撤回するよう要求した。シグネティクス分会(分会長ユン・ミルレ) は、この日午前、整理解雇方針に抗議する4時間ストライキを行った。

記者会見の参加者は、今回の整理解雇が工場から全ての正規職をなくすための 不法な整理解雇だと声を合わせて糾弾した。シグネティクス労使交渉に参加し たハ・ヨンス京畿地域金属支会長は、この日の会見で「労使交渉で会社はまさ に経営上の困難はしっかり立証できず、今後は直接生産ではなく生産業者管理 だけをするという立場を明らかにしてきた」とし「これは明白に不当で不法な 整理解雇」と声を高めた。

▲6月22日永豊グループ本社前で開かれた「シグネティクス労働者直接雇用要求のための金属労組記者会見」に参加した組合員がシュプレヒコールをあげている。[出処:シン・ドンジュン金属労組]

シグネティクス分会のユン・ミルレ分会長は「年間売り上げ1兆2600億ウォンの 規模の会社に正規職労働者が一人もいない状況なら、韓国の労働者はどこで 労働の価値を認められ、雇用が保障された人生を生きていけるか」とし「不安定 労働を拡大する態度を即刻中断しろ」と要求した。

京畿支部はこの日、永豊グループがシグネティクス整理解雇を撤回しなければ 他の永豊グループ系列会社まで闘争対象を拡大すると警告した。イ・ソンジャ 京畿支部事務局長は「永豊グループは安山地域だけで5つの系列会社を持ってい るが、このうち安山シグネティクスの他はすべて間接雇用の非正規職だけで生産 している」とし「これらの工場の労働者の苦痛を暴露し、永豊グループを圧迫 する戦いをする」と明らかにした。

シグネティクス労働者の闘争は、2001年から始まった。会社は当時、ソウル市 の塩倉洞工場を閉鎖し、一方的に労働者を安山に移そうとし、労働者たちは、 これに反発してストライキで闘った。組合員は坡州工場への移転を望んだが、 会社は間接雇用の非正規職だけで満たされた坡州に正規職の組合員を入れない という立場だった。会社は結局闘争に参加した130人ほどの労働者を不当に 解雇した。

2007年、一部の組合員の不当解雇が認められて復帰したが、会社は相変らず 金属労組を認めなかった。そのうち昨年、分会が交渉応諾訴訟で勝訴して、 会社はやむを得ず昨年5月に分会と交渉を始めた。だが交渉から1年経った現在 も、団体協約には一文字も合意していない。その代わりに会社が労組に押し つけたのは、下請業者への転職と希望退職の強要だった。

シグネティクス安山工場にあった韓国労総所属の企業別労組は昨年11月会社の 要求を受け入れて転職に合意したが、シグネティクス分会組合員32人はこれを 受け入れず。会社は結局分会組合員を6か月間職務教育を受けさせた後、6月13日 全組合員に整理解雇予告を通知した。(提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-24 08:02:25 / Last modified on 2011-06-24 08:02:29 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について