本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:用役職員、「これは普通ではありません」
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1308689489426St...
Status: published
View


用役職員、「これは普通ではありません」

ユソン企業用役、あまり寝る時間がなく、3組3交代で24時間勤務

特別取材チーム 2011.06.20 17:27

「昨日入ってきて、一日働きました。インターネットのアルバイト情報サイト で見てきたのですが、初めは芸能人警護やコンサートだと言われて来ました。 ここに立っているだけなら良いといったのに……。同じ年頃が働いていると思っ たのに、全て体が二三倍ぐらいで……。これは違うと言いたくて逃げました」。

労使問題専門職業者のCJセキュリティが最近、ユソン企業の職場閉鎖の現場に 投入された。ここから離脱した用役職員とメディア忠清が会った。青年は慎ま しく自分を満19歳だと言った。

▲工場から逃げてきた用役警備は支会の拠点座込場にきて、不安だと言いながら帽子とチョッキを借りて着て出て行った。

どうして、ユソン企業に来たのかと聞くと、金になるアルバイトを検索してき た、募集広告はもうなくなったと話した。だが記者がアルバイトサイトをすべ て検索してみると、一か所にまだユソン企業の用役警備を募集する文が残され ていた。

彼らは3週前にアルバイト情報サイトに申し込んだと言う。3週前なら、ユソン 企業支会の組合員が警察兵力により、工場の外に追い出された頃だ。記者が実際 に確認した用役募集広告の登録日も5月25日午前2時だ。この日は警察投入の翌日だ。

▲20日現在、あるアルバイトサイトにはまだユソン企業で働く用役を募集する広告が登録されている。広告の登録日は警察が投入された次の日の未明で、勤務地域は屯浦面ウニョン里279-47、ユソン企業の住所だ。

「電話した業者から、とても急いでいると何度も連絡が来ました。そのうち、 交通費を払うからタクシーで来いと言われ、8万ウォンになりました。その金を すべて渡されました」。

2時間働いて4時間休み、1時間働いて2時間休みを繰り返し、3交代勤務で眠る時間 もあまりなく、休み時間だけで、何かが起きれば非常出動、「常に疲れています」。

逃げた用役警備はユソン企業の工場内の常駐者が少なくとも250人はいると言う。 また、寝る時間は決められておらず、3交代で運営され、常に疲れていると伝えた。

「用役警備は正門に立ち、待機組はコンテナに隠れています。たくさん組合員 が来ると非常待機で出て行きます。そこはエースだけを集めていたようです」。

「工場正門を守る組は二時間働いて四時間休んで交代、こうして8時間働きます。 外郭のフェンスを守る組は、一時間働いて二時間休み、晩8時からは2時間働き 4時間休み、こうして3組で特に眠る時間はなく、休み時間に寝るのでいつも 疲れています」。

「朝、昼、晩、そして夜食を食べ、酒は飲めませんでした。なぜなら4時間しか 寝られず、寝る時間も足りないからです。でも職位が高い人は別に食べている ようでした」。

また、食堂2階で皆同じように寝ており、休んで外で何かが起きると休んでいる 人も呼び、出動すると伝えた。続いて何かが見えれば撮影し、無線で話せとい う勤務指針を受けたという。

▲17日、工場正門の近くにあるテントで初めて鉄パイプが見られた。

▲去る17日、用役が鉄パイプを正門から工場の中に移動している。

勤労契約書は見たこともない..

工場周辺のあちこちに監視カメラが設置...

彼らは、そこで生活するのがとても不便だといった。また、勤労契約書のよう なものは見たことも書いたこともなく、自由時間はないと伝えた。

「20歳はあまりおらず、私たちが一番年下でした。そしてそこにいる人も互い に親しいようには見えませんでした。そばで話を聞くと、暴力団のような人も 少しはいたようで、恐くて一人でシャワーもできませんでした。シャワーは 組合事務室の2階や工場の中でしました」。

「勤労契約書のようなものは作らず、何かの書類を作ったこともありません。 家に帰れるような状況ではありませんでした。状況が終われば家に帰れる、 そんなふうで私たちは聞きませんでした。私たちがいたチームは20日に抜ける といいました。チーム人員を減らします」。

▲ユソン企業支会の集会の時は工場正門から車両1台がいつも出てきて、ビデオカメラで撮影する。

▲用役は19日午後に拠点座込場が見える工場の屋上に櫓をたてた。

組合員が工場の周辺で集会をする時、いつも出てきて撮影する車がある。また、 ユソン企業は今回の職場閉鎖が始まる前、監視カメラが一つもない工場だったが、 今はあちこちに設置されている。彼らは工場の周辺に監視装備がたくさん設置 されていると伝えた。

「工場の外に車両を止めてその中で監視して、無線で話します。監視カメラは 工場の外に明かりがついている所ごとにあり、三角形に設置されています」。

▲ユソン企業は今、木の間、工場の外壁にこれまでなかった監視カメラができている。

また、一緒に働いていた人がこんな仕事だけではないから、少し我慢しろと言 い、釜山のどこかでやられたという話を聞いたと伝えた。

「回りの人は専門で用役だけをしているのではなく、他の似たような仕事の間 にしているとし、留置権を取るという言葉をいいました。また、釜山のどこか はやられたといった話もしていましたが、中にいた人の中でちょっと親しい人 がUCCに出てきたといいました。まだ工場内には入っていません」。

一日ではなく一週間働いた

鎮圧装備は工場内のコンテナにある

組合員と対話した彼らがそのまま外に出るのは不安だと言うと、組合員たちが チョッキと帽子を取ってくれた。組合員たちは彼らを支会の車に乗せて、平沢 ターミナルに送った。あまり時間がたたないうちに彼らからユソン企業支会の ある幹部に電話がかかってきた。

「さっきはきちんとみんな話せなかったが、一日ではなく一週間働きました。 長い間働いたと言うと何か起きるかと怖くなりました。鉄パイプや保護装備 のような鎮圧装備は工場の中のコンテナにありました」。

▲20日午前、ユソン企業で初めて鉄パイプが登場した。パイプの接合部位が見え、青いグローブで取っ手を作っていた。

▲20日午前、用役警備らが初めて保護装備を着用した。

彼らと会った6月14日、用役の鎮圧盾が初めて登場した。続いて18日午後には 鉄パイプが登場し、20日午前、からだに着用する保護装備と鉄パイプが登場した。 工場から逃げた用役の言葉は事実になり、ユソン企業支会組合員と用役警備との 衝突は現在進行形だ。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-22 05:51:29 / Last modified on 2011-06-22 05:51:34 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について