本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:現代車牙山、遺体強制引き渡しにラインを止める
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1307673661350St...
Status: published
View


[2信]現代車牙山、遺体強制引き渡しにラインを止める

遺族4項目を要求...組合員、救急車を阻止

チョン・ジェウン記者 2011.06.09 15:01

現代車支部牙山委員会(現代車牙山工場正規職労組、以下牙山工場委員会)幹部 労安委員のパク○○(49歳)氏が6月9日、タイムオフによる労組弾圧に抵抗して 自決した中で、警察と会社側が遺体を強制引き渡ししようとしたため、牙山工場 委員会が反発、午後2時25分頃前、工程ライン稼動中断指針を下した。

▲牙山工場委員会は強制遺体引き渡しに反対して、全工程ライン稼動中断指針を下した。

労組の指針以後、労働者は工場のラインを止め、パク○○氏の職場で自決した 場所のエンジン1部に集まっている。特にエンジン1部の組合員は警察と会社の 遺体強制引き渡しに抗議、救急車を阻止しエンジン1部前で集会を開いている。

[出処:メディア忠清]

▲ライン稼動が中断された艤装工場[出処:メディア忠清]

遺族も会社の責任者の謝罪と処罰、烈士認定などを要求し、現場収拾に反対し ている。

故人は9日午前6時30分頃、労組幹部と知人に「労働弾圧を粉砕するために、命 を捧げる」という内容の携帯メッセージを送ったという。遺書も残され、朝8時 頃、同じ部署の組長がエンジン1部トイレで故人を発見した。

遺族4項目要求..烈士認定、会社管理者処罰など

チョン・スンイル議長、「遺族要求貫徹まで闘争」

牙山工場委員会によれば遺族は4つのことを要求している。△烈士認定、△労働 災害に準じる待遇、△遺書で実名で議論された会社管理者2人の処罰、△故人の 妻の現代車正規職採用だ。

〈メディア忠清〉とのインタビューで牙山工場委員会のチョン・スンイル議長は 故人に対して「普段物静かな性格の同僚だった。前に出なくても労組活動に 関心が高く、黙黙と労組活動をしてきた幹部だ」と伝えた。

チョン議長は今後の労組の計画について「現代車使用者側だけでなく、政府は タイムオフを口実に労組活動を抹殺している。現場弾圧は度を越えている。 現場弾圧の責任は明らかに会社にある」とし「遺族の4つの要求が貫徹されるま で闘い抜く」と話した。

また、労組組合員にチョン議長は「困難は多くても労組の指針に従い、一糸乱れず 動いてほしい。現場弾圧を中断するという約束がなければ戦いは中断しない」とし 「遺族の要求が貫徹されれば終わるかもしれない。今年の賃金団体協議闘争も 進行中だ」と伝えた。

だが会社はタイムオフ施行と故人の自決を分離して解決しようと動いている。 会社側の関係者は〈メディア忠清〉とのインタビューで「遺体を会社に置いてお けない。会社職員が死亡した事件だから、労使とは無関係に警察が捜査すれば良い」 と話した。

遺書によればタイムオフ施行による現場弾圧で故人はとても苦しんだようだと 尋ねると、この関係者は「タイムオフは現代車の問題ではなく労働界全体の 問題だ」と断言した。

現代車労使タイムオフ協議、3ケ月目空転

労組専従者233人3か月無給

労働者を自決に追いやったタイムオフ施行は、現代車労使間の最大の争点の一つだ。 会社は4月にタイムオフを施行し、労組専従者は24人しか認めないといった。

これにより現在、労組専従233人は全員、3か月間、月給を受け取れずにいる。 会社が24人の専従リストを決めるよう伝えたが、労組はタイムオフ施行に反対 し、リストを出していない。

このうち現代車労使は7日、キム・オクチョ社長とイ・ギョンフン委員長など、 双方の交渉委員50人ほどが参加した中で2011年賃金団体協議の顔合わせを開き 本格的な賃金団体協議を開始、タイムオフ問題も賃金団体協議で解決する計画だ。

これに関連して、労使は3月からタイムオフ特別協議をしてきたが意見の差が大 きく、労使対立は狭まらない。

一方、労組は当日午後3時に代議員非常懇談会、午後4時頃現代車支部の イ・ギョンフン支部長との会議で、今後の労組闘争計画を決める予定だ。

[1信]現代車牙山労組、工場ラインを止める

遺族と労組、故人遺体強制引き渡し反発

現代車牙山工場労組幹部労安委員のパク○○氏が今朝タイムオフに抵抗して自 殺した中で、警察側が遺体を強制引き渡しをしようとしたため、牙山工場委員会 (現代車牙山工場正規職労組)が午後2時20分頃、全工程のライン稼動中断指針を出した。

現在、労組の役員と代議員が現場に戻り、ラインを止めている。

労組は午後3時、代議員懇談会を開き、今後の闘争方針をたてる予定で、現代車支部 (イ・ギョンフン支部長)の幹部も牙山工場に集まっており、今後、労使対立が 全面化するものと見られる。

一方、労組だけでなく遺族も遺体強制引き渡しを拒否しており、故人の遺体は 現在、自殺した場所のエンジン1部トイレにそのままおかれている。(記事提携= メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-06-10 11:41:01 / Last modified on 2011-06-10 11:41:06 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について