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聖公会大、非正規職面談の代わりに横断幕撤去?

「これは『進歩』でなく民主主義の問題」...非常対策委が反発

キム・ドヨン記者 2011.05.30 19:06

聖公会大が『聖公会大契約職行政職員正規職化のための非常対策委員会(非常 対策委)』の名で学校の内外に掲示していた4枚の非正規職関連の横断幕すべてを 撤去した。非常対策委は、学校に2次面談を要請し、期間を越えても回答を 待っていた。非常対策委は「表現の自由の侵害」とし「31日に学内で糾弾集会を 開く」と明らかにした。

聖公会大、非常対策委の面談要請に横断幕撤去で回答

聖公会大は5月30日に学内に掲示された非正規職関連の横断幕をすべて撤去した。 今回撤去された横断幕は、非常対策委が4月中旬に学校内に掲示した2枚で、 18日に学校側が学内の横断幕を取り外してくれと要請したことに抗議する意味で 学校の入口に追加で掲示した2枚、計4枚だ。

▲非常対策委が4月中旬に学内に掲示した横断幕。30日午前に消えた。

横断幕には「われわれは2年間働いた情熱で聖公会大で働き続けたい」、「総長 が責任を持って非正規職問題を解決しろ」、「一方的な行政改編、構成員と対話 しろ」、「親戚を採用するために非正規職を解雇したのか」といった文句が書 かれていたが30日午前、すべてなくなった。

非常対策委側はすぐ施設管理課に撤去の理由を問い合わせ、該当と職員から 「私が撤去した。総務処長の指示で撤去措置を取った」という答を聞いたと伝 えた。現在、聖公会大総務処長はチャン・ギヨン教授(神学)が受け持っている。

「これは『進歩』の問題ではなく、民主主義の問題」

こうした横断幕の撤去に、非常対策委側は強く反発している。カン・ウンスク 非常対策委政策局長は「今や学校が本性を表したようだ」と非難した。彼は 「非常対策委は直接の要求事項について2次面談を提案したが、学校はこれに対 して沈黙で、そして横断幕撤去という物理的な行動で答えた」とし「非常対策 委によるすべての表現物を同意なく撤去する行動はあまりにも幼稚」と批判した。

彼は続いて「自分の意見に反する表現を妨害するのは民主主義に反するという ことは、多くの政治弾圧を克服して定着した韓国社会の常識」とし「これは 『進歩』の問題ではなく、自由主義と民主主義の問題」と指摘した。

これに先立ち非常対策委は24日、学校側に2次面談の日程を提案した後、27日ま でに回答するよう要請していたが、学校は3日たった今も回答をしていない。 非常対策委は答弁を聞くために30日に学校側の幹事と連絡を取ろうとしたが、 該当職員が現在出張中だという返事しか聞けなかった。

そのため非常対策委側は31日1時、聖公会大ピッツバーグ・ホール前で集会を開 き、大学による横断幕撤去と面談拒否を糾弾する予定だ。彼らは「内容の同意 は別として、一方的に表現の自由を侵害した学校側に対し怒っている」として 「学校が本気でこの問題を解決しようとしているのなら、1時間30分のたった一 回の会合で満足せず、積極的に対話の場を用意すべきだ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-31 18:53:56 / Last modified on 2011-05-31 18:53:57 Copyright: Default

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