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ユソン企業、労組組合員、警察調査介入の疑い

赤い蛍光ペンで格別表示... 警察は積極的に否認したが「会社同行」

特別取材チーム 2011.05.30 17:17

5月24日、警察力の投入でユソン企業支会(金属労組所属ユソン牙山・嶺東支会)の 全組合員が連行された時、会社側が警察の調査に介入したという疑惑が提起された。

調査を受けた組合員は、警察が全組合員の名簿を持っていて、そのうち労組の 幹部など、闘争の先頭に立った人だけは別途の表示になっていると主張した。 赤い蛍光ペンで別表示されていたという。

直接目撃したド・ソンデ組合員は「警察が持っている組合員名簿の一部の人だけ 赤い蛍光ペンで印があり、星一つ、星二つと表示されていた。労組幹部で、30人 ほどだった」と証言した。

ト氏は「名簿を見て驚いた」とし「100%会社が警察にあげたリストだ。警察が それをなぜ知っているのか」と反問した。

匿名を要求した組合員のK氏は24日、警察力が投入された時に現場の床に落ちて いる一枚の文書を発見した。この文書には『牙山、西北、東南』と『イェサン、 ヨンギ、洪城、唐津』ごとに労組幹部の名前と職責、全組合員名が記録されていた。

『牙山、西北、東南』と『イェサン、ヨンギ、洪城、唐津』は、牙山警察署、 天安西北警察署など、連行されて分散配置された警察署の名前と見られる。

特に前労組幹部だったワン某氏とユン某氏は太文字で表示されていた。

▲メディア忠清がオレンジ色でアンダーラインを引いた部分に、前労組幹部の名前だけが太文字で表示されている。

K氏は「労使対峙が終わって警察か、会社かが流したものを拾ってきた。誰が落 としたのかわからないが100%会社だと考える」という意見を表明した。

それと共にK氏は「リストを見て切ろうと決心した人、復帰させてはいけない人 だという気がした。会社が労組活動を根絶やしにしようとしている」と主張した。

同じようにト・ソンデ組合員も「会社-現代車-政府の今回の目的は、労組破壊 だ。労組を揺さぶり、会社側の好みに合う労組を作ろうとしている」とし、 「ユソン企業の子会社のトンソ工業は、現在のユソン企業と同じように職場閉鎖 をして労組幹部をみんな外に追い出した後、御用労組を作った」と主張した。

これに関連して、警察側は当初2人(キム・ソンテ牙山支会長、キム・スンソク 牙山支会争議部長)に逮捕令状を発行し、会社側は『暴力』 『業務妨害』等で 労組幹部13人を告訴した。また、連行当時、工場占拠の件で全組合員を現行犯 で緊急逮捕した。

天安東南警察署関係者は〈メディア忠清〉とのインタビューでリストについて 「牙山警察署から受け取った」と明らかにした。

牙山警察署の関係者は「会社側から受けたリストではない。私たち(警察)が 確保したリストだ」と積極的に否定した。

だが確保の方法についての質問に、この関係者は「会社の管理者が持ってきた」 と話し、会社側が介入したものと推定される。

ユソン企業の役員も警察にリストを渡したことはないと否定し、「労組が社員 リスト、給与情報をくれと言ったので提供したことがある」と遠回しに労組に 責任を転嫁した。

確認した結果、ユソン支会は昼間連続2交代制および月給制交渉を準備するにあ たり、昨年9〜10月頃に社員リストと給与情報を受け取ったが異なる文書だった。 (記事提携=メディア忠清)

▲ユソン支会が昨年9〜10月頃に使用者側から受け取った資料。警察の調査の過程で使用者側の介入が疑われている上の文書とは違う資料だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-31 18:52:08 / Last modified on 2011-05-31 18:52:44 Copyright: Default

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