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韓国:現代車全州、非正規職の大規模な懲戒を断行
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現代車全州、非正規職の大規模な懲戒を断行

解雇15人、停職9人、減給273人... 労組、「元請の現代車が直接指揮」

ムン・ジュヒョン記者 2011.05.11 09:08

全州現代自動車下請業者は5月9日、奇襲的に懲戒委員会を開催し、現代自動車 非正規職支会(全州支会)の組合員に懲戒を断行した。現在までに確認された懲戒 の規模は解雇15人、停職9人、減給273人だ。

現代車が下請業者の懲戒委に直接指示

この日、懲戒委員会は12の下請業者ごとに開かれた。朝8時半から始まった懲戒 委員会は、懲戒対象者一人ずつ、約20〜30分間、夜11時まで続いた。そして、 懲戒委員会の開催に対して現場の事務室を抗議訪問した全州支会組合員を阻止 するため、発注元(現代車)の管理者2〜30人が下請業者の現場事務室で待機、 小さな衝突があった。

これについて全州支会のある組合員は、「下請業者が懲戒委を開くのなら下請 の管理者が阻止するはずだが、発注元の管理者が防ぐのは現代自動車が否定す る不法派遣を認めるものではないか」とし「発注元管理者が現場の事務室を守 ることで、現代車が下請業者を直接管理している事実」を示したと話した。

また、全州支会は「午前に現場を守っていた発注元管理者が流した自筆の文書 を入手した」とし、今回の懲戒が発注元が直接指揮したと主張した。自筆文書 は全州支会代議員の懲戒決定文で、該当組合員は午後4時に懲戒委が予定されて いた。

「現代車全州、安全教育も無視してアルバイトを投入」

全州支会組合員への懲戒が確認されたことで、全州支会は10日、特別勤務拒否 闘争を行った。全州支会は「組合員の特別勤務拒否に現代車はアルバイトを投 入した」とし「2時間の安全教育もせず、安全靴などの物品も支給せずにアルバ イトは運動靴で仕事をした」とし、これは明白な「不法代替人材投入」と主張 した。

全州支会はこれから7日以内の再審請求規定によって再審を請求し、出勤闘争を 行うなど強力な闘争を進める予定だ。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-12 05:31:02 / Last modified on 2011-05-12 05:31:04 Copyright: Default


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