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韓国:現代車全州、非正規職組合員全体を懲戒委に回付
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現代車全州、非正規職組合員全体を懲戒委に回付

解雇3人含む...労組抹殺の陰謀

ムン・ジュヒョン記者 2011.05.09 14:57

現代自動車全州工場下請企業が現代自動車全州非正規職支会(全州支会)を相手 に懲戒委員会を開き、労働者の反発をかっている。懲戒対象者も組合員340人全 員で、全州支会は労働組合を抹殺する陰謀だと強く糾弾している。

昨年のストライキと2月の特別勤務拒否の責任を問う

現代自動車全州工場下請業者(使用者側)が5月9日の懲戒委員会を予告したが、 懲戒対象組合員全員を召喚する懲戒委員会は招集されないものと見られる。た だし、牙山工場と蔚山工場の大規模懲戒が断行された状況で、全州下請業者は 懲戒を撤回しないだろうという展望だ。

今回の懲戒は、昨年のストライキと2月の特別勤務拒否の責任を問う懲戒だとい う。しかし非正規職支会は、「最近、対話と交渉がうまく進んでいない」とし 「今回の懲戒委員会開催は、交渉がうまくいかない理由を語る」と説明した。

非正規職支会は5月7日に壁新聞で「大法院の不法派遣判決以後、正規職と見な されるわれわれに下請業者が懲戒するのは不法であり不当懲戒だ」と、今回の 下請業者の懲戒委員会招集の不当性を主張した。

使用者が平和期間に違反、懲戒が決定すれば闘争の程度を上げる

続いて「交渉に最善を尽くしている状況で、一方的な懲戒は使用者側が平和期 間に違反して労働組合を抹殺する攻撃」と非難し「合理的な交渉を望むが、対 話を乞わない」と懲戒委員会開催による強力な闘争を予告した。

非正規職支会は「9日から工場内の組合事務室で拡大幹部徹夜座り込みに突入し、 特別勤務拒否闘争で組合員懲戒の不当性を使用者側に伝える」とし、懲戒が決 定すれば闘争の程度を上げると使用者側に警告した。

一方、昨年11月以後、現代車非正規職支会の組合員は労組脱退の圧力に苦しみ、 損害賠償請求や大規模懲戒を受けている。蔚山工場は組合員50%にあたる48人の 解雇と539人の停職、牙山工場は組合員66%に当る39人の解雇と158人の非正規職 労働者が停職になった。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-05-10 03:56:16 / Last modified on 2011-05-10 03:56:26 Copyright: Default


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