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梨花女子大清掃労働者、全面ストに突入

交渉決裂続く... 闘争強度を上げる

ユン・ジヨン記者 2011.03.23 14:59

梨花女子大の清掃労働者が3月23日午前7時から全面ストに突入した。

彼らは午前7時30分、梨花女子大正門の前でストライキ出征式を開いた後、抗議 座り込みとストライキ闘争勝利決意大会などのストライキ闘争日程を消化して いる。午後4時には俳優のキム・ヨジン氏をはじめ、学生と清掃労働者との懇談会 も予定されている。

公共労組ソウル京畿支部傘下の梨花女子大、高麗大、延世大の清掃労働者は、 昨年の10月22日から9つの用役業者と集団交渉に突入した。だが彼らは10回以上 の交渉をしても、賃金と労働環境改善などに合意できず、結局3月8日に1次警告 ストライキを始め、3月15日から2派ストライキに突入した。

[出処:チャムセサン資料写真]

特に2派ストライキに突入した後も、労使は交渉テーブルについたが、特別な成 果は引き出せなかった。17日に開かれた最後の交渉で、業者はこれまで主張し てきた最低賃金4320ウォンより高い4450ウォンを提示した。これは弘益大学校 の清掃労働者の賃金基準で、9つの業者が初めて公式に値上げ案を出したことに なる。また、業者は食費1万ウォンの値上げも提示した。

だが労組側は業者の値上げ案を受け入れられないという立場を表明、交渉決裂 を宣言した。労組は継続して基本的な生活賃金にあたる時給5180ウォンを賃上 げ案として提示してきたが、7日には交渉の破局を避けるためにすでに時給 4800ウォンを提示し、一歩退く姿勢を見せた。

労組はストライキ突入後も早期の交渉妥結のために、集団交渉と事業場別補充 交渉を進めている。労組は「3つの大学の9つの用役業者のうち、1業者とは労使 間での合意を引き出したが、その他の業者とは合意できない」とし「梨花女子 大の用役業者は、昨日、長時間にわたり労組と交渉をしたが、すでに妥結した 用役業者の水準にも達しない案に固執し、交渉が決裂した」と伝えた。

高麗大用役業者は23日の午前10時、労組との補充交渉が予定されていたが、 交渉に参加しないと知らされた。

公共労組ソウル京畿支部の関係者は、「今週から闘争の程度を強めて、用役と 学校を圧迫したい」とし「特に、連帯勢力との集会や日程等で外部から学校を 圧迫する闘争を続ける」と説明した。また労組は、「最後まで円満な賃金団体 協議妥結のため、最善の努力をつくす予定だが、大学と用役業者が清掃労働者 の生活賃金争奪、労働環境改善の要求を受け入れなければ最後まで闘う」と明 らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-24 10:54:47 / Last modified on 2011-03-24 10:54:47 Copyright: Default

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