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「ルノー・サムスン、『食い逃げ』ヴァレオの部品を使い続けている」

ヴァレオ、国内業者に中国工場の製品納品を確認...「偽装廃業を確認したようなもの」

カン・ジョンジュ(金属労組) 2011.03.10 09:55

ヴァレオ空調コリアが一方的に韓国を出るので工場を清算すると通知して労働 者を路上で追いやり、1年5か月がたった。だがまだルノー・サムスンの自動車 工場では、堂々とヴァレオのエアコン用コンプレッサを使用し、労働者たちの 怒りをかっている。

▲3月9日ソウル ルノー・サムスン本社前で「悪質資本食い逃げ資本ヴァレオを保護するルノー・サムスン自動車糾弾忠南支部決意大会」が開かれた。[出処:金属労働者シン・ドンジュン]

金属労組忠南支部ヴァレオ空調コリア支会によれば、会社は現在まで国内での 販売権を維持したまま、中国工場で生産したエアコン用コンプレッサ部品を ルノー・サムスン自動車に納品してきた。この部品は、ヴァレオが2009年10月 に工場を清算するまで天安工場で生産、納品していたものだ。「廃業の正当性 がないことを証明するもので、低価格部品で企業の利益だけ上げ用という魂胆」 と非難した。

忠南支部は3月9日午後3時30分、ルノー・サムスン自動車ソウル事務所前で決意 大会を開き、「ヴァレオ食い逃げ資本が労働者を大量解雇して、名刺だけ持っ て中国生産物量を納品しても、これを黙認してヴァレオ資本を保護した」と ルノー・サムスン自動車への糾弾の声をあげた。

▲3月9日ソウル ルノー・サムスン本社前で開かれた「悪質資本食い逃げ資本ヴァレオ保護するルノー・サムスン自動車糾弾忠南支部決意大会」でイ・テクホ支会長がルノー・サムソン自動車側にヴァレオが中国から供給を受けて納品するコンプレッサ部品を受けるなという抗議書簡を渡そうとしたが、阻止されたため建物の前で沈黙で抗議している。[出処:金属労働者シン・ドンジュン]

ルノー・サムスン自動車は、フランスの自動車企業であるルノーが80%の株式を 所有している。イ・テクホ支会長は決意大会で「ルノーに一番多く部品を納品 しているのがまさにヴァレオ」とし「現地フランスでは社会的な合意なく労働 者を解雇せず、社会的企業だと言われるルノーが、韓国の慶州と天安でひどい 弾圧を行ったヴァレオの肩を持つのを見ると、企業は結局全く同じだ」と強調 した。

続いてイ支会長は、最近発生したルノー・サムスン自動車のSM3リコール事態に 触れ、「私たちが作ったコンプレッサは最高の品質を誇る製品だ。無条件の 低価格部品の投入は、別のリコール事態を呼ぶ」と指摘した。

▲3月9日ソウル ルノー・サムスン本社前で開かれた「悪質資本食い逃げ資本ヴァレオ保護するルノー・サムスン自動車糾弾忠南支部決意大会」で支会の組合員と支部の拡大幹部がヴァレオ闘争勝利を望む風船を飛ばしている。[出処:金属労働者シン・ドンジュン]

イ支会長とキム・ホギュ労組副委員長、チャン・イノ支部長がこうした内容の 抗議書簡をルノー・サムスン自動車代表理事に渡そうとしたが、警察が防いだ ため、建物の中に入れなかった。イ支会長は渡せなかった書簡を破りながら 「韓国でフランス資本の醜悪な態度を知らせ、どんな犠牲を甘受してもフラン ス企業を退出させる闘争をする」と怒りを吐いた。

決意大会を終え、忠南支部の組合員と連帯単位の会員はフランス大使館前に 場所を移動し、約130日目行っているキャンドル文化祭に参加した。(提携= 金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-11 13:06:30 / Last modified on 2011-03-11 13:06:33 Copyright: Default

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