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韓国:バスストライキ、また公権力投入を予告
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バスストライキ、また公権力投入を予告...事態の悪化を憂慮

公権力投入に反対の声相次ぐ

キョン・ウナ記者 2011.03.09 09:46

全州市は3月9日にまた、大規模な公権力の投入で行政代執行をすると伝えられ、 これに反対する各界各層の声が高まっている。

今回の行政代執行は湖南旅客、シンソン旅客など主な市内バスの車庫付近に設置 された労働組合のテントを撤去し、市内バス約140台を出車させる予定だ。全北 警察庁長官は3月7日、組合員の不法行為に対して法によって厳正に対処すると 述べ、警察兵力約2000人を投入する予定だ。

参与自治全北市民連帯は、「公権力の投入でバス ストライキ事態を終わらせれば、 今後さらに深刻な事態が発生しかねない」とし「これまでストライキ事態を仲裁し、 解決しようとしてきた地域市民社会と各界各層の反発で、さらに事態が悪化 しかねない」と憂慮した。

バスストライキ市民対策委は「悪質なバス事業主たちは、社会的仲裁案や労働 協力官の仲裁を全く受け入れず、彼らの施設保護だけが重要だというのか、 施設保護要請を送り続けている」と批判し、「公権力の投入はバスストライキ 事態を悪化させるだけで、何の解決にもならない」と批判した。

オ・ヒョンスク市会議員は「市議会全体が公権力投入に憂慮している。使用者 側が社会的な仲裁の努力を受け入れないのに労働者を弾圧するという意味の 公権力投入は問題」と指摘した。

続いて「市議会にバスストライキ状況室を設置し、議員らが順番で待機してい る。できるだけ公権力の投入を防ごうと議員が尽しているが、警察の意志は とても固い」と状況を伝えた。

バスストライキは8日で91日を超え、最近、労働部の仲裁で非公開の対話が二回 行われたが、使用者側は既存の立場を固守したため成果がなかった。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-03-10 05:54:58 / Last modified on 2011-03-10 05:55:03 Copyright: Default

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