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現代車非正規職労組「八項目要求争奪 2派ストライキ宣言」

臨時代議員大会、全員一致新任役員選出...12日全組合員上京闘争

チョ・ソンウン記者 2011.02.08 13:30

現代車非正規職支会は2月7日午後5時30分、第1工場事業部代議員会議室で28次 臨時代議員大会を開き、「不法派遣正規職化争奪のための2派ストライキを力強 く組織する」と決意した。

[出処:現代車非正規職支会]

現代車非正規職支会臨時代議員大会は「われわれは『すべての社内下請労働者 を正規職に転換せよ』という正当な要求を掲げて25日間力強く闘争を展開した。 私たちの闘争は全州へ、牙山へと拡大し、850万の非正規職労働者の希望になっ た。だが私たちが蔚山第1工場座込場から出てきた後に開かれた6回の交渉で、 『闘争なくして争奪なし』という真実をまた確認した」とし「6回にわたる交渉 で現代車資本は、私たちの正当な要求を受け入れなかった。現代車資本は告訴 告発と懲戒最小化、損害賠償取り消し不可の立場を繰り返すばかりか社内協力 業者人員の正規職化対策でも、大法院破棄差戻し審理の判決に従わずに終局判 決を主張しており、工程別、職務別代表訴訟を展開しようとしている」と批判 した。

続いて「掌で雨をふせぐことはできない。正規職と非正規職が共同で作業して、 元請管理者からすべての作業指示を受ける製造業では、下請労働者は不法派遣 だという7月22日の大法院判決の根拠は一つも変わっていない。現代車工場の中 で働くすべての下請労働者が現代車を作ってきた事実も変わっていない」とし 「現代車工場の全労働者が団結して闘える要求、『すべての社内下請労働者を 正規職に転換せよ』という要求は正当だ。現代車資本が主張する工程別、職務別 代表訴訟は私たちを分裂させる結果を招く。それだけでなく正規職化協議をする 過程で損賠問題を処理するということは、損賠を理由に労働組合の組織力を 揺さぶり闘争を困難に陥らせる」と糾弾した。

現代車非正規職支会の代議員は「われわれは25日の間に見せた組合員の仲間た ちの不法派遣正規職化闘争の熱望を忘れない。不法派遣と労組弾圧で亡くなった リュ・ギヒョク烈士と、自分のからだを燃やし、不法派遣正規職化闘争の精神 を見せたファン・イナ同志を忘れない」とし「また2派ストライキを力強く準備 していこう! われわれは『すべての下請労働者を正規職に転換せよ』をはじめ とする正当な八項目の要求を争奪するために力強く闘争していく」と決意した。

代議員全員一致で新任役員を選出

現代車非正規職支会臨時代議員大会は「首席副委員長、副委員長、事務局長が 辞任すれば、委員長の委嘱と代議員大会追認で後任者を選任する」という支会 規定7章39条により、新任主席副支会長と事務長を代議員全員一致で選出した。 新任主席副支会長にはチェ・ビョンスン組合員が、事務局長にはユンソゴン 第1工場代議員が選出された。

10日に宣告公判記者会見、12日に全組合員上京闘争

現代車非正規職支会臨時代議員大会は、2派ストライキを組織するための闘争 スケジュールを確定した。

8日の支会宣伝物発行を始め、9日には出勤闘争と、午後5時30分に全組合員本館 決意大会を行うことにした。この日の決意大会には「不法派遣撤廃正規職化争奪」 2派ストライキを決意した臨時代議員大会方針を全組合員が共有し宣言する場に なるという。

続いて10日午前10時、高等法院破棄差戻し審理宣告公判と午後2時頃には良才洞 で記者会見を開くことにした。宣告公判傍聴闘争と記者会見には支会の代議員 など幹部が参加することにした。

12日には全組合員上京闘争、15日には集団訴訟裁判闘争を展開する予定だ。

現代車非正規職支会の臨時代議員大会での闘争方針は、2派ストライキの出発点 としての意味を持つ。現代車による弾圧(大量懲戒)と懐柔(新規採用時組合員、 非組合員50対50採用)の中で組織力を維持し、2派ストライキを組織する現代車 非正規職支会の今後の闘争に耳目が集まっている。

「定期代議員大会に会計報告と組合費の監査資料を提出する」

この日の臨時代議員大会では、闘争基金決算報告が行われた。現代車非正規職 支会の代議員は、定期代議員大会の時に会計報告を提出し、組合費は監査資料 を提出することに決めた。会計報告と組合費監査資料は2月中にまとめ、争対委 あるいは定期代議員大会に報告することにした。

ノ・ドグ前主席副支会長「不法派遣闘争に白衣従軍する」

現代車非正規職支会の臨時代議員大会で辞任したノ・ドグ前主席副支会長は 「代議員の仲間たち、そして組合員の仲間たちに差し上げます」という文章を 発表し、自分の行為に対する謝罪と疑惑の釈明、辞任の背景と不法派遣闘争に 白衣従軍するという決意を込めた身上報告を進めた。

現代車非正規職支会の代議員は特別な意見なく、誤りを認め、新しく闘争を決 意したノ・ドグ組合員の身上報告を採択した。

別の疑惑の対象だったチェ・ジョンミン前事務局長は、臨時代議員大会に参加 しなかった。

この日の臨時代議員大会では、疑惑の対象者だったノ・ドグ前主席副支会長と チェ・ジョンミン、チョン事務局長の陳述書を受け、争対委で真偽を確認した 後、措置を取ることに決めた。(記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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