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キム・ジンスク「民主労総の名に恥じない闘争を」

韓進重 整理解雇粉砕 民主労総決意大会を開催

チョ・ソンウン記者 2011.01.27 09:03

民主労総釜山本部は1月26日午後3時、釜山駅で韓進重工業整理解雇粉砕 民主労総決意大会を開き、「韓進重工業から民主労総の勝利の信号弾を打ち 上げられるように闘争する」と決意した。

この日の決意大会には、民主労総のチョン・ウィホン首席副委員長をはじめ、 嶺南圏地域本部の拡大幹部、金属労組パク・ユギ委員長をはじめ嶺南圏の拡大 幹部、民主労働党と進歩新党、釜山地域生かす市民対策委所属会員など約1200人 が参加した。

韓進重工業支会のチェ・ギリョン支会長は経過報告で「2009年の賃金団体協議 闘争をしていた12月、362人を構造調整するという通知を受けた。労組は闘争を 展開した。2010年2月26日、整理解雇をしないという合意書を受け取った。これ から受注をするという合意書も受けた」とし「だが韓進資本は2010年賃金団体 協議交渉を行っている昨年9月に一方的に300人を構造調整すると通知してきた。 昨年9月から部分スト、時限付き全面ストで耐えていた。韓進資本は昨年12月 15日に400人を整理解雇すると通知した。20日、通知直後に全面ストを宣言した。 今日で全面スト36日目だ。全組合員が85クレーンを死守し、釜山市庁野宿闘争、 ハンナラ党本部の前野宿闘争を展開している」と述べた。

続いて「労組は昨年2月に一度勝利した。今回の不法な整理解雇も勝利で終わら せ、再び勝利する。必ず民主労組を死守する。民主労総が支持し連帯、援護し てほしい」と訴えた。

民主労総のチョン・ウィホン首席副委員長は、闘争発言で「烈士たちの闘争の 精神が立ちこめる韓進重工業で、民主労総金属労組の勝利の信号弾が打ち上げ られるように闘争しよう」と述べた

続いて「われわれは闘争を止めない。人間らしく生きる労働者の未来を諦めら れない」とし「韓進重工業の闘争から、勝利の旗を掲げる出発にしよう。全州 では、バスの運転手たちがストライキをしており、ソウルでは弘益大の老いた 労働者たちがこの寒い冬を闘争で勝ち進んでいる。現代車非正規職労働者は、 偉大な闘争を展開したが今は闘争の戦列を整えている。全国の闘争の陣地を 集め、民主労総が一つの戦線にまとまって立ち上がろう」と話した。

釜山生かす市民対策委のパク・ウィソン統一女性会会員は「100人で署名活動、 宣伝活動をしている。韓進だけでなく、釜山全市民の問題であり、この国の 問題だと思う」とし「労働者は譲歩できない。今は奪われたものを取り戻す ために闘わなければならない時だ。誤った世の中との戦いで勝利して、子供 たちに貴重な世の中を譲ろう」と訴えた。

金属労組のパク・ユギ委員長は「韓進重工業の仲間たちが整理解雇に対抗して 闘争している。双龍車闘争の時は生きている者と死んだ者に分かれた。韓進で は撃たれた者と撃たれなかった者と呼ばれるという。290人が解雇通知を受けた。 解雇は殺人だ」とし「だが韓進重工業の仲間たちはハンコをついて、互いに守 りあうと決意した。会社を整理解雇されても残った者が50万ウォン出し合い、 復職闘争に責任を取ると決意している。800人余りの仲間が工場を死守している。 この不屈の闘争を最後まで守ろう。金属労組もこの闘争に勝つためにすべての 力と知恵を集める」と明らかにした。

決意大会を終えた集会参加者は、韓進重工業までデモ行進をした。午後5時30分 頃に韓進重工業に到着した労働者たちは、85号クレーンの前で整理集会を開いた。

金属労組釜山梁山支部のムン・チョルサン支部長は「韓進資本は組合員を分断 するため、12日に整理解雇リストを通知した。だが組合員たちは分裂の策動に 動じず、粘り強く闘争している。闘争勝利の日は近い。整理解雇粉砕闘争の 勝利は、韓進重工業から始めよう」と話した。

民主労総のキム・チョヌク慶南本部長は「整理解雇を粉砕する闘争に連帯する」 と宣言し、民主労総蔚山本部のキム・ジュチョル本部長は「民主労総の攻勢的 な闘争で、労働者の生存権を死守し、韓進重工業闘争に勝利するための連帯の 道を共に進む」と明らかにした。

民主労総のイ・ジョンナク大邱地域本部長は「キム・ジンスク指導委員に恥じ ないように韓進重工業整理解雇粉砕闘争を民主労総80万の闘争に昇華させなけ ればならない」と強調した。

この日の決意大会は、85号クレーンで高空籠城をしている韓進重工業のキム・ ジンスク組合員の闘争発言を聞き、喚声をあげて終わった。

例のない寒波の中で高空籠城をしている韓進重工業のキム・ジンスク組合員が 心配で、高校2年生が訪ねてきて、修道女が訪ねてきて、遠く全羅道から先生も 訪ねてきている。今、85号クレーンは心配と涙の象徴ではなくキム・ジンスク 組合員の闘争で、勝利の象徴、希望の象徴としてそびえ立っている。(記事提携 =蔚山労働ニュース)

「民主労総の名に恥じない闘争をしよう」

遠く全国から来てくれた仲間のみなさん、韓進重工業組合員の仲間のみなさん、 こんにちは。

ここにきて、始めて朝寝坊をしてみます。毎朝私が生きていることを確認してから、 やっと朝食に行く組合員の仲間たちの気持ちも分かりました。

ご飯や水をやりとりするのに、なぜロープをきつく縛るのか、昨日やっと分か りました。(中略)

ジュイク氏が最後に見た顔もあの無力な組合員だと分かりました。ジュイク氏 が座り、横になったここにきて、どんな日に泣き、どんな日に絶望したのかも 分かりました。129日間繰り返した絶望の中でも希望を捕まえるために地団駄を 踏んだのかも分かりました。

傷は歳月がたてば癒えるのではなく、傷の上に新しい肉ができることで癒える のだということも分かりました。

今、私ができることは頑張ることだけですが、最後まで放棄できない希望があ ります。マフラーを編んでくれた修道女様にお目にかかりたくて、キャンドル 集会のたびに来る18歳の少女の顔も見たくて、顔も知らない韓進重工業初当選 代議員にも会いたくて、チョンガン支会の支会長さんにマッコリも接待したい です。

85クレーンを真っすぐ見ることができず、酒を飲めば泣く組合員の仲間たち、 もう苦しまず、整理解雇なく、笑いながら働く姿を見たいです。

それで毎日1時間ずつ運動をします。(中略)階段を1段ずつ上がり下りする運動、 自分の足で降りて行く方法を忘れないためです。私が閉めた扉だが、私の力で 開くことはできません。私が歩いて降りて行く方法を忘れないように、仲間の みなさんは扉をあける方法を忘れないで下さい。キリュン電子の仲間たちも来 ていますが、これから勝つ闘いをしましょう。 (中略)

民主労総の名を連ねて、金属労組の名を連ねて恥じない闘争してみましょう。 きちんと真っすぐ戦ってみましょう。ありがとうございます。

2011年1月26日

キム・ジンスク

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-28 05:45:28 / Last modified on 2011-01-28 05:45:29 Copyright: Default

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