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弘大学生たち、清掃労働者『連帯』の動きが拡がる

11日午後、弘益大分会2次決意大会...1000人が殺到

ユン・ジヨン記者 2011.01.12 14:40

1月11日午後4時、弘益大学校の正門前で『2次集団解雇ソウル京畿支部全組合員 集中集会』が開かれた。約1000人の連帯団体会員は、雪が降り冷たい風が吹く 悪条件の中でも弘益大清掃労働者との連帯のために集まった。

特に弘益大総学生会が清掃労働者の座り込みに不愉快そうな態度を示してきた ことで、学生会と労働者の間の対立が憂慮されていたが、今回の集会には学生 だけでなく単科大学生会長まで参加し、支持するなどの変化を見せた。

弘大の学生、『外部勢力』めぐり甲論乙駁..連帯の動きも活発

弘益大当局と総学生会は、これまで民主労総公共労組ソウル京畿支部を『外部 勢力』と指定してきた。特に総学生会は、6日に開かれた1次決意大会に突然押 しかけ、労働者に『民主労総を除いて直接話そう』と要求した。

だが学校側と総学生会の立場に組合員たちは『労組を瓦解させるもの』とし、 反発し続けてきた。このようなニュースが報道機関とツイッター等を通じて 急速に広がり、学校当局と総学生会は大きな非難を受けた。

▲弘益大在学生はこの日の集会で歌公演、ユルトン、パフォーマンスなどをした。

そのため弘益大総学生会は10日午後、労組組合員と学生が参加する懇談会を開 いた。この席で総学生会は、まだ『外部勢力』のソウル京畿支部が、学生会と 労働者の対話を妨害していると批判し、ソウル京畿支部の要求は現実的ではな いと指摘した。

だが懇談会が終わった後、総学生会をはじめとする各単科大学生会役員は、 『拡大運営委員会(拡運委)』を開き清掃労働者問題を再議論したと言う。集会 に参加した某単科大学生会長は「10日の拡運委では、外部勢力を認め、これに 対して総学が立場表明を出すことに決まった」とし「また11日の水曜までに、 拡運委の推薦と公開募集により非常対策委員会が組まれる」と説明した。

だが総学生会は、拡運委の決定事項についての立場を整理できず、相変らず 『外部勢力』に否定的だという。彼らは近い将来、今回の闘争に対する声明書 を発表する予定で、これに伴い今後の動きが計画される予定だ。だが、今回の 拡運委の議決事項について総学生会が決断できない場合、学内学生会での激論 はおさまりそうもない。

一方、解雇された弘大非正規職労働者の闘争に連帯する行動を始めた弘益大学 生も少なくない。特に『弘益大サポーター』は、労働者の座り込みに参加して 学校に対策を要求している。サポーターとして活動しているパク・チニョン氏 は、「総学生会がおかしな声明書を出すなど、お父さん、お母さんはずいぶん 傷ついたようだ」とし「これまで奪われていた権利を取り戻すためにできたの が労組なのだから、総学生会が心から彼らを支持しようとするのなら、お母さ ん、お父さんが作った労組を支持し、また彼らの闘争を支持すべきだ」と強調した。

また、弘益大の学生はこの日の決意大会で律動と歌、パフォーマンス、手紙の 朗読などを行い、連帯の意向を示した。他大学の学生も参加して、弘益大清掃 労働者闘争を支持した。亜洲大に在学中のバン・ビョンファ氏は「お母さん、 お父さんが総長室を占拠したという知らせを聞き、アルバイトも止めて一気に ここに来て、今5日間、一緒に座り込みをしている」とし「弘益大生ではないが、 この闘争を通じて亜洲大学校の清掃労働者問題も改善されると期待して、最後 まで連帯する」と明らかにした。

「闘争してこそ勤労条件改善、戦えないか」

弘益大学校正門前集会は、たまに降る雪の中で2時間以上続いた。弘益大分会の 組合員をはじめ、同徳女子大、徳星女子大、高麗大、連帯、梨花大分会組合員、 進歩政党と社会団体の会員は長時間席を守って連帯を作っていった。

集会に参加したノ・フェチャン進歩新党前代表は「労組を作って戦う前に教育 機関が最低賃金保障、勤労条件改善を守ったことがない」とし「労組を作って 戦うと、その時になってやっと権利を保障し始めるから戦えということだ」と 強調した。またノ前代表は自分を『外部勢力』と称し「戦いを扇るために来た のではなく、早く問題を解決するために来た」と説明した。

公共労組ソウル京畿支部のパク・ミョンソク支部長も「学校当局は労組が賃金 70%の値上げを提示したので契約が成功しなかったと言うが、分会が要求した 時給は5180ウォンで、ソウル京畿支部に所属する大学での交渉と同じ要求だっ た」と主張した。続いてパク支部長は「公共労組に所属するソウル地域の大学、 ビルの労働者たちは、みんな2011年共同要求案を提示したが、どの大学やビル も一日で全ての労働者を路上に追いやることはなかった」と批判した。

▲今回の集会にはソウル京畿支部所属同徳女子大、徳星女子大、高麗大、延世大、誠信女子大分会も参加して、連帯の意向を明らかにした。

一方、今回の集会には、ソウル京畿支部に所属する同徳女子大、徳星女子大、 高麗大、延世大、誠信女子大分会も参加し、連帯の意向を明らかにした。イ・ ヨンスク高麗大分会長は「ソウル京畿支部の闘争は90%以上勝っている。弘大 も近い将来、勝利するだろう」と確信し、シン・ボッキ梨花女子大分会長は 「総学生会とネズミ野郎のような理事長は目を覚ませ」と声を高めた。ホン・ ヒョンスク同徳女子大分会長も「いつも闘争は頑張る奴が勝つものだ」とし、 「ソウル京畿支部を信じて連帯し最後まで戦おう」と意志を示した。

このような連帯の動きと支持訪問についてイ・スッキ弘大分会長は「有難くて 感謝し、また申し訳ない」とし「最近になって団結すれば生き、散れば死ぬと いう言葉が一番胸に迫る。皆さんと勝利の日まで闘争していく」と応えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-13 16:41:00 / Last modified on 2011-01-13 16:41:03 Copyright: Default

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