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検察が焼身した労働者に拘束令状を請求...法院で棄却

キム・ジュニルKEC前支会長拘束令状棄却

朴ヒャンジュ(金属労組) 2011.01.11 09:08

〈2信〉

キム・ジュニル亀尾支部長に検察が請求した拘束令状が棄却された。大邱地方 法院金泉支院は1月10日、キム支部長への拘束令状実質審査を行った後、 「証拠隠滅、逃走の恐れがない」として拘束令状を棄却した。

1月10日の午後、キム支部長への拘束令状棄却の知らせを聞いた亀尾支部とKEC 支会は「ひとまずよかった」と歓迎の立場を表明、「支部のイム・カンスン 教宣部長も即刻釈放して、治療を受けさせろ」と主張した。

労組も法院の拘束令状棄却に対し「当然」という立場だ。労組のカン・ジヒョン 宣伝広報室長は「特にキム支部長は入院中で、一般的な法感情と常識による正 しい決定」と話した。彼は「拘束令状は、罪質が悪かったり証拠隠滅や逃走の 恐れがある時に申請するものだが、検察は火傷治療を受け、毎日ガーゼを 取り替えなければならない患者に拘束令状を申請した」と批判した。

キム支部長は現在、大邱の広開土病院で入院治療を続けている。

〈1信〉

検察が亀尾支部のキム・ジュニル支部長に拘束令状を請求したことで、非難さ れている。1月10日午前11時、大邱地方法院の金泉支院は金支部長に対する令状 実質審査を開く予定だ。

KEC支会は「焼身で入院治療をしているキム・ジュニル支部長に拘束令状を請求 したのは苛酷な処置」と強く反発している。支会は「退院しても、完全に回復 したわけではない」とし「特に火傷治療は粘り強い治療が必要なので拘束令状 の請求を即刻中断しろ」と主張した。

▲2010年10月31日ソウル、漢江誠心病院で治療中のキム・ジュニル金属労組亀尾支部長(前KEC支会長). [出処:金属労働者]

キム支部長は、焼身から1か月間、ソウルにある火傷専門病院の漢江誠心病院で 入院治療を受けた。現在は大邱で入院治療をしており、医療陣は1年間の長期 治療が必要だという。快方に向かっているが、毎日ガーゼを交替しなけれ ばならないほど皮膚の状態が深刻だ。

支会はリハビリ治療の重要性を指摘し、工場占拠座り込みで調査されている時、 留置場で倒れたイム・カンスン亀尾支部教宣部長の例を挙げた。イム部長は、 脳梗塞と診断されて治療をしている時に検察の拘束令状を執行され12月21日に 金泉刑務所に収監された。イム部長は週3回言語矯正治療を受けなければならな い患者だが、拘束収監されて治療時期を逸した。現在、イム部長の状態は急激 に悪くなっているという。

支会は「財閥は車椅子に乗っただけですぐ不拘束捜査になるのに、労働者は焼 身して火傷の治療を受けていても、脳梗塞で倒れても拘束収監する」と検察の 不公正な態度を批判した。支会はイム部長の即刻釈放とキム支部長の拘束執行 中断を要求し、工場前で座り込みを続けている。(提携=金属労働者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-12 15:24:22 / Last modified on 2011-01-12 15:24:34 Copyright: Default

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