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現代車非正規職全州「共同闘争団を作ろう」

契約満了組合員契約延長、組合員への告訴告発は進行中

カン・ムンシク記者 2011.01.02 16:35

現代自動車の蔚山と牙山工場で、ストライキ参加組合員に対する告訴告発と 懲戒手続きが進んでいるが、全州工場でも懲戒委員会に回付するという通知が 組合員に送られた。

12月23日から始まった懲戒委員会への出席通知は、ストライキに参加した すべての組合員を対象に行われているという。

金属労組次元で調整が行われ、各業者別に開かれる懲戒委員会は、当分延期と いうことになったが、懲戒が撤回されたわけではない。状況により、いつでも 懲戒手続きが進められる予定だ。

[出処:チャムソリ]

▲懲戒委員会出席要求書と懲戒委員会延期通知書[出処:チャムソリ]

会社の圧迫に対抗するには共同闘争団を作らなければならない

懲戒とともに、会社側の告訴告発も広い範囲で行なわれている。現代車と12社 の下請業者は、支会幹部を含む組合員26人を業務妨害容疑で告訴告発し、5人に 業務妨害禁止仮処分を申請した。会社はこれに加え、19人の組合員に計30億ウォンの 損害賠償訴訟を請求している。

非正規職支会のチョ・ボンファン事務長は、会社側の対応をめぐって組合員の 間で「ずるずる流れる交渉を続けるのか」という世論があると説明し、争対委 でも多くの議論をしていると伝えた。

チョ・ボンファン事務長の説明によれば、28日に開かれた全州争対委では、 「会社がすべての手段を動員する以上、長期的な戦いにしてはいけない」とい う危機感が共有された。

これにより全州争対委では、交渉団の会議に金属労組、現代車支部、非正規職 支会で構成された共同闘争団の設置を提案することに決めた。チョ・ボンファン 事務長は「条件が整わなければ、3支会だけでも集まって議論しなければならない」 とし、状況を打開するために非正規職支会が努力すると述べた。

下請業者、2年勤続は絶対ダメ

一方、契約満了通知を受けた短期職組合員の1人が、2011年9月までの再契約を 業者と締結した。

現在、ソンウン物流で勤務しているチョン・ジヌ組合員は、現代自動車で 2007年4月から3年9か月働いたが、12月30日付で契約を解約するという通知を 11月30日に受け取った。

業者は短期職なので契約が満了すれば延長できないという論理で解約を通知し、 全州支会は「3年8か月も働く短期職があるか」と反論していた。

全州支会が解約を撤回させ、9か月の短期職で再契約をしたが、9か月後に同じ 問題が起きる火種を残した。

チョン・ジヌ組合員は「途中で業者が変わり、現在の業者で働いて1年になる」 とし「本来正規TO(下請業者で勤続する雇用)が2つあったが、突然一つの職を 短期職に転換して、そこで働けと言われた」と説明した。

今回の解約通知は7月22日の大法院判決以後、正規職への転換を避けるために、 同じ業者での2年勤続を防ごうとする試みではないかという指摘だ。

チョン・ジヌ組合員「正規TOに行くはずだったが、また短期職になって残念」 とし「正規職化の戦いが進んでいるので、そこに力を入れる」と意志を明らか にした。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-03 06:53:58 / Last modified on 2011-01-03 06:54:03 Copyright: Default


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