本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:幼稚園の先生がテント座り込みに突入
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1293955721892St...
Status: published
View


子供たちへの気持ちには非正規職はない

京畿道公立幼稚園臨時講師、テント座り込み突入

ペク・イルジャ(現場記者) 2010.12.30 10:27

12月28日午後5時、京畿道教育庁の前で京畿道公立幼稚園臨時講師と、京畿教育 運動連帯『より合わす』等の市民社会団体が集まり『臨時講師雇用安定争奪の ための決意大会』を開いた。当日降った多くの雪と寒い天候にもかかわらず、 100人ほどが参加した。

臨時講師キム・ヒョンジョン代表が削髪式を進めると、集会の雰囲気は最高潮 に達した。削髪式を終えた臨時講師のキム・ヒョンジョン代表は、「非正規職 教師の身分でも、子供たちへの気持ちまで非正規職にはならない。不当な待遇 を一人で我慢せずに闘うのは教師の良心であり、子供たちに堂々としていたい と思うこと」と闘争の理由を明らかにした。

全教組のチョン・ヨンテ組合員は「京畿道教育を正すために今回の全教組選挙 に候補に立った。臨時講師の屈することのない闘争に連帯することこそ京畿道 の教育を正す第一歩だ」とし、共に髪を刈った。

全国不安定労働撤廃連帯のキム・ヘジン代表は「人間らしく生きる方法を教え ることが教育だ。日常茶飯事のように自分がした約束を破る京畿道教育庁は、 教育への信頼を破っている。人権と平等を実現し、誤りを正す臨時講師の闘争 こそ正しい教育を実現するもの」と闘争を支持した。

労働戦線のチョ・フェジュ代表は「本当に進歩的に非正規職問題を解決してい るのか、進歩教育委員長のキム・サンゴン教育委員長に問いたい。京畿道のす べての単位が連帯して力強く闘争しよう」と話した。

起亜自動車華城工場のシン・ソンウォン政策局長は「私が起亜自動車でテント を張った日も零下15度になった日だった。その時のことをよく思い出す。すべ ての非正規職労働者の心は一つだ。仲間たちと同じ気持ちで一緒にする」とし 闘争物品としてラーメンの箱を伝えた。

集会を終えた後、京畿道教育運動連帯「より合わす」の主催で京畿道教育庁前 で「臨時講師闘争勝利」を祈る忘年会を開いた。

京畿道公立幼稚園臨時講師は京畿道教育庁が約束した雇用安定に合意するまで 無期限テント座り込みに突入した。

一方、翌日の午前10時に道教育庁は臨時講師の要求を受け入れ、交渉を再開す る。臨時講師側によれば『道教育庁は今後、臨時講師と誠実な交渉を行い、2月 に合意した内容に基づき、問題を解決する』と述べた。京畿道教育庁と公立 幼稚園臨時講師の間で6年にわたる長い意見の対立が、問題解決の結実を結べ るのかが注目される。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-01-02 17:08:41 / Last modified on 2011-01-02 17:08:42 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について