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全北バス7社、労組側の交渉要請を拒否

進歩新党全州市党、全羅北道バス運送事業組合前テント座り込みに突入

キム・ヒョンジン記者 2010.12.28 18:28

全北バス5社(全北高速、湖南高速、第一旅客)は、12月28日、運輸労組からの交渉 要請を拒否した。運輸労組は27日、市内バス5社との交渉は形式的な対話でしかない として交渉を拒否し、「28日に全北道議会で7社共同の交渉をしよう」という内容の 文書をバス事業主に送った。

だが使用者側5社は「現在の不法争議行為を解き、正常に運行しつつ労使問題を 議論するべきで、事前協議をせず突然7社に一方的に交渉を通知する行為は受け 入れられない」という内容の文書をまた労組側に伝えた。

民主労総全北本部は「すでに労組は22日の記者会見で、使用者側が『解雇と 懲戒の取り消し、労組弾圧中断と労組認定、誠実交渉』を約束すれば、今すぐに でも業務に復帰するという立場を明らかにしている」とし、これに言及せず、 ただ同じ主張を繰り返す事業主を非難した。

また、事前協議をせず突然7社に一方的に交渉を通知したという主張は「交渉の 慣行を無視し、ストライキの長期化で市民の不便が続く現実を無視する行為」と 反論した。すでにストライキが21日間続いており、どう交渉しても事業主は応 じる義務があるのに、そんな理由で交渉を拒否するのは「解決の意志がないことを 反証する」という。

運輸労組は市内バスと市外バスに分離し、対話ではなく共同交渉を内容とする 交渉要請文書を引続き使用者側に送る予定だ。

▲進歩新党全州市党は27日、全羅北道バス運送事業組合前でバス事業主の誠実交渉を要求するテント座り込みを始めた。[出処:チャムソリ]

一方、バスのストライキに関し、交渉の意志を示さないバス事業主団体への抗議 が続いている。進歩新党全州市党は24日、全州市内バス共同管理委員会全羅北道 バス運送事業組合を抗議訪問したのに続き、27日には全州市チュンファサンドン の全羅北道バス運送事業組合前で誠実交渉を要求するテント座り込みに突入した。

彼らは「バス運行中断事態の一次的な責任があるバス事業主は、大衆交通が持 つ公共性と責任を無視し、無条件にストライキ中断の要求を繰り返すばかりで 実質的な労使交渉を拒否する傍若無人な態度を糾弾し、早期の労使交渉でバス の運行を正常化することを要求する」と座り込みを始めた趣旨を明らかにした。

ソ・ユングン市会議員は「24日の抗議訪問の時に面談したバス運送事業組合の ホン・オッコン専務に、交渉で問題を解けと要請した。だがその後すぐ某言論 とのインタビューでストライキを解かなければ交渉はないという言葉を繰り返 した。この団体のキム・テクス副理事長(共同管理委員会理事長)は、交渉場で 複数労組だから交渉対象ではないと言うばかりだ」とし「問題を解決する主導者 が一日も早く市民の不便を解消しようとせず、怠惰に時間を送っていることに 怒っており、テント座り込みで抗議の意志を示す」と話した。

全州市党の関係者は「区庁は21日午前にテントを今週中に撤去するようにとい う戒告状を送ってきたが、それは気にせずバス事業主が真面目に誠実交渉をす るまで続ける計画」と断固たる立場を見せた。

現在、テント座込場にはソ議員と党関係者が常駐し、市内バス会社に支払われ た補助金関連の書類を調査しており、出勤時間には市民への宣伝活動を行って いる。(記事提携=チャムソリ)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-29 16:26:39 / Last modified on 2010-12-29 16:26:41 Copyright: Default

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