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現代車使用者と正規職労組が非正規職57人の解雇に合意

「最高裁の判決が出ても..新車投入、非正規職の解雇を予告」

チョ・ソンウン記者 2010.12.28 18:04

12月27日18時、現代車正規職労組の第3工場事業部委員会の代表が、使用者側との 間で、HD(旧形アバンテ)の生産中止とMD(新型アバンテ)の投入による マンアワー(Man Hour)協議に合意したと知らされた。

マンアワー協議の内容は、現代車の第3工場31ライン艤装部の下請労働者48人 (混類生産人員)を12月30日(木)から除き、内部で班を編成して運営し、複合 ライン間接部処の11人は(混類生産人員以外のマンアワー人員)、2011年1月2日 から除き、3日から内部で編成した班で運営することに合意したという。

マンアワー(Man Hour)とは?

マンアワーは完成車や自動車部品製造業などの自動車関連業種で生産人材と 生産時間、賃金算定の基本的な基準に使用する。使用者と労働者はマンアワー 交渉で、生産ライン人員の加減、生産速度などを決める。

マンアワーは、工程を単位作業に分け、作業に必要な人員を算定して単位作業の 作業標準時間を設定し、特別な問題なくこれを一時間遂行した時、どの程度の 分量ができるのかで測定される。この時、1時間当りの生産数量をUPH (Unit Per Hour)という。

現代車第3工場事業部の代議員会はマンアワー協議の終了による選挙区別説明会を 12月27日午後9時から11時まで、と28日午前8時から10時まで行った。

現代車第3工場正規職のA代議員は「現代車は137人を抜こうとしたが、57人について 第3工場事業部の代表と合意した。57人のうち30人はすでに11月15日に解約され、 残り27人は一時下請けを抜く」と明らかにした。

続いて「24日(金)の第3工場事業部代議員会で事業部代表は、27日の午前までに 艤装部が自主的に整理できなければ委任してほしいといった。委任には同意しな かった。27日の午前までに整理できなかったため、午後6時頃に第3工場事業部の 代表が一方的に整理した。昼夜間組の説明会を行い、事実上、終わった」、 「艤装部の代議員への圧力が激しかった。すでにマンアワー交渉の前に車が 生産されるので、協議は全然うまく進まず、艤装部のために特別勤務もできないと 艤装部の代議員を圧迫した。艤装部代議員の中でも昼夜間組で立場を整理 できなかった。大法院判決があったのに正規職労使によって、また非正規職が 整理解雇されることになった。言葉がない」とやりきれない心情を表わした。

現代車第3工場のB代議員は「今日の組合員報告大会で職権調印だと糾弾した。 大法院の判決もあり、不法派遣正規職化闘争を要求している状況で、第3工場で 事態が発生した。正規職代議員が非正規職組合員の正規職化闘争を認識できず、 正規職組合員情緒に閉じ込められている」とし「この問題は第3工場だけに限ら ない。第3工場が崩れれば、新車投入予定の第1工場、第2工場、第5工場まで続々 と非正規職の整理解雇が発生するだろう」と明らかにした。

現代車非正規職労組(支会)の関係者は「現代車は2年以下の者を中心に解雇しよ うとしている。2年の口実を与えず法的要件を満たそうとしているのだ。第3工場 の非正規職整理解雇で使用者側の意図があらわれており、非正規職解雇が全工場 に拡大するだろう」と話した。

彼は続いて「7月22日大法院では『2年以上現代自動車社内協力業者で働いた 労働者は正規職雇用と見なさなければならない』と判決した状況で、また57人 の非正規職労働者を新車投入で整理解雇するのは、大法院判決を後回しにする ことで、『すべての社内下請の正規職化』を要求して闘争した25日間の工場占拠 ストライキを否定するもの」と批判した。

25日間の非正規職拠点ストライキ以後、現代車は拘束と逮捕令状の発行、告訴 告発と出頭要求書、損害賠償請求訴訟と通帳仮差押さえ、懲戒委通知に続き、 整理解雇の刃を抜いた。これに伴い、現代車非正規職支会の対応に関心が集ま りそうだ。(記事提携=蔚山労働ニュース/編集=チャムセサン)

[出処:蔚山労働ニュース資料写真]

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2010-12-29 16:25:58 / Last modified on 2010-12-29 16:27:53 Copyright: Default

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