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現代車特別交渉「懲戒最小化、不法派遣は後で」

現代車非正規職現場「正規職化争奪ための再ストライキを組織しよう」

チョ・ソンウン記者 2010.12.22 14:10

現代車元下請労使は12月21日午後2時30分、現代車蔚山工場本館アバンテルーム で3次特別交渉を開いたが、特に成果なく終わった。

[出処:現代車支部]

この日の特別交渉には、金属労組パク・ユギ委員長、現代車支部イ・ギョンフン 支部長、現代車非正規職支会イ・サンス支会長をはじめ13人の労働側委員が 参加し、使用者側からは現代車カン・ホドン副社長をはじめ使用者側委員12人が 参加した。

この日の特別交渉では「不法派遣交渉の対策」は議論もされなかった。「長期 的な議題として今後議論」することにしたためだ。また「座込場非正規職告訴 告発、損害賠償、治療費など解決」も議論されないまま今後議論することにな 「懲戒問題とドンソン企業問題」だけが主に扱われた。

労働側では「交渉が行なわれているので懲戒進行の中断を要請したが、確認の 結果、懲戒委通知が続いている」と問題提起した。使用者側では「今回の議論 は懲戒自体を白紙化するものではなく、懲戒委の進行は必須の事前手続きだが、 特別協議の議題に懲戒関連の内容が含まれているので、懲戒関連手続きを延期 する必要性には共感できる」とし「懲戒対象者本人の懲戒委延期要請が必要」 と明らかにしたと知らされた。

「指導部の社内身辺保障関連の件」について使用者側は「現在、社内での身辺 を保障しているが、これは不法行為をしないという前提で身辺保障をしている」 と答えた。これは、非正規職支会が再ストライキなどの闘争を展開すれば逮捕 令状が発行されている指導部の身辺は保障できないという意味に解釈できる。

現代車支部のイ・ギョンフン支部長は、「ドンソン企業29人の工程を12月30日 まで持ってこい」とし、「ドンソン企業の問題で触発されたのでドンソン企業 の雇用を優先して整理しなければならない。だから優先的に雇用策を持ってこ い」と要求し、使用者側は「早期に解決策を出す」と答えたという。

イ・ギョンフン支部長が交渉の末に「告訴告発と損害賠償はお歳暮ではない」と 要求したが、会社側は回答を避けて交渉を終えたと伝えられた。

「正規職化争奪ための再ストライキを組織しよう」

現代車非正規職支会争対委は12月21日、3次特別交渉の後に争対委会議を開き、 交渉状況を共有して「25日間のストライキ闘争評価および今後の計画」について 今週末に討論することにした。

現代車非正規職支会は交渉期間中は、火、水、金の出勤闘争、中・夜食宣伝戦 と報告大会、水曜の本館集会を行っている。まだストライキ動力は保存され、 維持されている。現代車非正規職支会が「先座り込み解除、後交渉」案で得た のは、5者協議、12月業者廃業中断、交渉期間懲戒と覚書中断だが、交渉期間に は不法行為をしてはならないという前提条件がついている。交渉をしている間 は現場闘争の動力が再ストライキの動力に進むのか、交渉膠着状態に失望して、 諦念に陥るかは、争対委の今後の闘争計画にかかっている。

現代車非正規職支会は特別交渉のために拠点ストライキを解除し、交渉の議題 を懲戒最小化に後退させた。また、現代車蔚山工場本館前のテント座り込み、 ソウル市良才洞の上京闘争を放棄しなければならなかったが、ストライキ参加 組合員の懲戒と損賠問題、ドンソン企業、第2工場解雇者問題は何も解決して いない。

非正規職支会のA活動家は「最も苦しく難しい時は、枝葉のことで揺れずに根元 に帰れという」とし「ドンソン企業は不法派遣廃止、正規職化闘争の出発点で 到着地ではない。正規職化の正の字がない合意書は受け入れない」と声を高め た。彼は「交渉議題を懲戒最小化に後退させた3主体議論案をゴミ案と廃棄した 現場の一般組合員の要求を争対委は思い出せ」と付け加えた。

「出てくる必要がない交渉にこれ以上期待せず、再ストライキを組織しよう」 という現場の声たちも上がってきている。

現代車非正規職支会のB活動家は「9日に座り込みから出てきた瞬間、現れた使 用者側の態度を見て、組合員は再ストライキを要求し始めた。12日に約600人の 組合員が集まり『正規職化争奪なく闘争を終わらせない』という決意を新たに し、13日の現場復帰初日に行われた昼夜間組の決意大会に800人ほどの組合員が 参加し、指導部の決定により闘争することを決意した。だが支会の争対委は、 自分が決めた事項をひっくり返したり後退させて現場を困惑させた。組合員の 闘争の意志をくじき、幹部の活動力を縮小させている」と批判した。

続いて「10日、14日、16日に変更された争対委の決定を縮約すれば『交渉結果 を見て再ストライキを決める』ということだ。これは交渉期間に争議はないと いうことを明確に宣言するものだ。また交渉の議題を『懲戒最小化』に変えた。 結局、交渉局面での再ストライキは廃棄された」と批判し「交渉期間に廃棄さ れた再ストライキを曖昧なままにして、現場の混乱を加重させるより、再スト ライキの基調を確定して再ストライキの時期を確定した後、そこから逆算して 計画を提出すれば、現場の再組織化も、再ストライキもできる」と強調した。 (記事提携=蔚山労働ニュース)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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